女神の娘の恋歌 一瞬の光、永遠の輝き (B’s‐LOG文庫)

完結。もう1冊ぐらいあってもよかった。本当に足の速いシリーズだった。
あとタイトルロゴに女神の鏡があることに3冊目にして気がついた。

キリヤナ、女神じゃなくてミーナのかーちゃん話に絡んで来るものだとばかり思っていた1が、影がようやく出る感じだったなあ。多く出てくる妖魔サイドに比べて「女神キリヤナ」「女神の娘の力」ってなんだったんだろうか、と思わないでもない。光の乙女欠格ということは、もしかしていたすのかなあと思っていたけど、事前事後ぐらいだと思っていたら、まさにいたしちゃってるなうの上やっちまったなうな描写もあってびっくりした。

ていうかあとがき……。
これはつまり女神の娘と闇の神はふたたび現れるフラグではないのか。不吉!

  1. 今巻でいうところのマライナっぽい感じで []

ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算というからホータローと千反田か思った。
ホータローがマラソン大会の間たらたら走りながら「古典部の新入部員は何故急に辞めるとか言い出したんだろう」とかいうことを考えながら、新入生歓迎会から今までを思い出したり人との距離感を考える。
「大日向が辞めるといった理由」の千反田の予想がえらいかわいかった。

話の展開的には「ただ走るには長すぎる」と「とても素敵なお店」が好きだ。
「ただ走るには長すぎる」は遠まわりする雛の「心当たりのあるものは」っぽい。
好きだー。

地味に続いている企画。今回は一冊完結の本です。
1冊しか出ていないものがほとんどですが中には近日に続刊発売が予定されているものや、発売されたのが最近過ぎて続きが出るのかさえも分からないものもありますがなんせ1冊で終わっているものです。

1冊完結というとどうしてもアイリスのターンになるので新旧織り交ぜた。
あと上から現代→ファンタジーという順番に。

昼休みにストレッチポールに乗ってる人を発見したので私もやってみた。
「私もやりたいです」
「え、パンツ見えんで」
「窓のほう向いてやるんで猥褻物陳列罪にはなりませんわ!」
というのちに。
窓のほうは向いてやりましたが同僚殿がひざ掛け毛布的なものを持ってきてくれたので目隠しはできました!
ということで指導の下10分か20分ぐらいやりましたよ。すごい勢いで可動域が増えますな。
終了したらこれがすごいというばかりのまじ体が沈みこむ感じがあったので、あれが緊張が取れてリラックスした状態というのでしょう。

LPN ストレッチポールEX ブルー LPN0011

正規のものはいい値がしますが類似商品もいろいろあるので真面目に買うことを検討しようかと思いました。

ペルソナ3 オワリノカケラ (ファミ通文庫)

ゲーム開始直前ぐらい。明彦と美鶴あたりが主人公です。
ゆかりっちとかガキ先輩とかコロマルはでてきますがテレッテ以降の人々は出てきません。
これが出たのがペルソナ3が出た当時なんですが、P3Pハム子アナザー明彦ルートのような、そんな感じ。
明彦が実に肉彦であほのこです。ときめきます。

明彦・美鶴の1個上で、春に卒業したばかりのボクシング部の女マネージャーというのが大きく関わってきますが、この人が影時間に適応してたり10年前の爆発事故で弟を亡くしていたり色々ハム子を彷彿と……!

海牛に行きたくてうずうずしている美鶴先輩が可愛いです。「君か。おかえり」って迎えられたいです。
美鶴先輩可愛いです(2回言いました)

あとファルロスっぽいのが出てくるんだけど脳内で音声出力されてる。そこだけ読むのがやたらと遅い。
フルボイスで流れるぐらいのスピードになってる。

よいノベライズだった!

東京レイヴンズ2  RAVEN゛s NEST (富士見ファンタジア文庫 あ 2-5-2)

直筆お札しおりが大変にツボにはまった。とても同意である。
1巻も面白かったけど2巻もちょうおもろい。

一言で言うと「夏目可愛い」なのである。春虎と冬児の転校を超喜んでるところとか、京子と仲良く喋ってるところを見てやきもきしてみたり、あっという間にクラスに馴染んでる春虎を見て羨ましく思ったり、ラスト付近のあれとか、とにかく夏目が可愛い。57ページの挿絵がぐっじょぶである!!!

春虎がよい熱血です。よい熱血です。春虎VS京子のときの「自分が陰陽師になるのを第1に優先させてもらう」のところがかっこいいです。めろーん。

読んだらはまりそうでじりじりしていたけど、古本屋で何冊か見かけて買ったのが半年前。
ああこれははまるなと思ったので何冊か追加で買い足すことにする。気がつけば5冊ほど持ってレジへ……。

いや12巻限定版とか「FLESH&BLOODフェア番外編小冊子」を挟んでシュリンクしてある本とか見かけてね、ふらふらふら……と。FLESH & BLOODは現代から海賊の話です。船です。ロマンの塊です。
BLレーベルから出ているやつなのですが性的な意味では慎み深いという話は聞いていて、本当に慎み深いです。
ビーンズとかだと時折「男同士の友情を越えた何か」を感じる作品がありますが、あんな感じです。
まあいずれは一線を越えるんじゃないかと思いますが、「BLレーベルから発売されている」ということで心構えができるので個人的には「少女小説の皮をかぶった何か」よりはずっといいです。

FLESH & BLOOD12限定版 (キャラ文庫)
うっかりなんか12巻まで買っちゃってるけど今3巻なんだよね。でも俺妹もあっという間に読んじゃったしね。

西尾維新スペシャルな平台ができていた。大抵のものは揃ってたと思う。戯言文庫版は棚に刺さってるのですが、これ知らねー! っておもう講談社BOX作品のもあってびっくりした。化物語のねんぷちとかフィギュアとかもあった。なにあれすごい。

その横には徳島県出身作家平台もあったんですが、半分ぐらいはとらドラとおとまほとで、ヤスイラストレーションズもあったのでもしやとおもってとらドラの著者略歴欄見てみたらヤスさん徳島の人なんですな。初めて知ったよ。

移動する。

竜が最後に帰る場所背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)

これは気になるわぁわぁ。恒川光太郎の新刊と大崎梢の書店営業シリーズ。

ユリイカ2010年10月臨時増刊号 総特集=冲方丁 『マルドゥック・スクランブル』『蒼穹のファフナー』『オイレンシュピーゲル』『天地明察』・・・ジャンルを越えて躍動する若き物語作家の冒険野性時代 第83号  KADOKAWA文芸MOOK  62331‐85 (KADOKAWA文芸MOOK 85)

あとユリイカと野性時代で冲方丁 特集してる。ユリイカはまじ一冊まるごと冲方丁。豪華絢爛。

小説すばる 2010年 10月号 [雑誌]

桜庭一樹の新連載がはじまった!

移動する。
ニャル子推しの本屋はなんかニャル子がスライド移動してボカロ推しをはじめた。
ミク関連書籍が並んでてさらにボカロ音楽流れてました。店内音楽でクラシックが流れているのでそれにボカロが混ざって正直鬱陶しい。本屋だから「ぼくのわたしのオススメラノベコーナー」なら見てて楽しいのですが、現状はiPodがなければその一角には近づきたくないなあという感じ。
赤朽葉を探しているので久しぶりに2Fもいった。1Fの平台もがらっと変わったなあ。広くなった。

帰ってきてからFLESH & BLOODの欠け巻Amazonでぽちったりかつくらで特集してた時の号1を探したりした。探し物はなかったけど、べにたまさんとか多崎礼さんとかの特集が載ってるかつくらを発見した。なんというこんこんさんゾーン。
俺はこれをマチアソビに持ち込んでこんこんさんをたぶらかすぜ! ワインになるぜ! 私天災だな!2

そんなマチアソビですが、今日はマチアソビ前夜祭が東京で開催されてます。
私はニコ生でPVが流れてたところまで見ていたんですが、「プリキュアのショーやります」が一番笑いました。いみがわからない。花澤さんが10日17時からって言ってたので天さん合わせで飲み会は19時前後スタートかも、という心意気で。まあフライヤー待ち。

  1. これがファーストコンタクト。 []
  2. 紅玉緑玉のustをこの前1時ぐらいまで見てました。私天才だな! はまじ名言。迷のほうかもしれないけど。 []

天使から百年2  天使から零年 (富士見ファンタジア文庫 の 1-1-2)

ユウキがやばい子のターン! 色々とめまぐるしいターン!

冒頭でユイカが「とんでもない発想するやつがいる」って言ってたけど実際とんでもないよ!
いや読み始めたらカイがコンビニでバイトしててどういうことだ! って思った。
なんかいろんな人の視点が変わったり隠されていたことがぱたぱた明らかになった。目まぐるしい。

「……あんたは、悪い女になるだろうなぁ。十年後にはきっと、酒のような」
「褒め言葉と、取らせていただきますわね」

(P107)

カイもワインになるのか! そりゃ悪女だ! 

ユウリとテオーデリヒもバカで可愛いんだけど誠と九尾堂がいいな! 超好きだな!
だからあなたはろくでなしなのよ!

「もう百年経ったのね。待たせてしまったのね」
「ええよ。また逢えたから。……いろんな人を傷つけたのも、いろいろあったのも、ほんとにもうなんでもええんじゃ。九尾堂、わしは今ここで死にたい」
「しかたのないひと。だめよ。私はひどいのよ。私にあなたがたりないの。あなたがいやでも、にげられないの」
「ああ、わかっとる。わかっとるよ。」

(P203)

影詠みの天花 胡蝶の舞と月の記憶 (一迅社文庫アイリス)

大正時代の日本っぽい感じの別の国の和風ファンタジーです。退魔ものですが陰陽師方面ではなく異能系っぽい。
封殺鬼かオーラバかといわれれば初期オーラバです。古い例えです。あとアンゲルゼが同じカテゴリに入ってる。

55年前、西の大陸の沙漠を皮切りに世界各地で星が落ち穴が空いた。穴からは後に《影》と呼ばれる、人の強い感情を好み心を喰う異形が這い出した。世界で唯一人口密集地で穴が空いた天明国では影の対抗手段が発達し、影を破壊する能力は血で受け継がれることが分かり、巫と呼ばれ重要視された。

物語の舞台は天明国につくられた治外法権の人工島にある、遊郭が集う歓楽街「胡蝶街」。胡蝶街の遊女は舞を舞うし音楽も奏でる。しかし客はとらない。彼女らは影を封じる巫(かんなぎ)であり、胡蝶街は天明国で最も巫が住まう街なのだ。

胡蝶街一の巫と名高い少女天花は、花祭りで7年前の祭りの時姿を消した幼馴染みの月長と再会する。
同じ頃大陸からやってきた影にとり憑かれているという皇子の護衛を依頼されることになるのだが……。

物腰穏やか系敬語眼鏡もえ(ろくでもない発言だ)
幼馴染みの恋はいいなあ! 再会を喜ぶとか幼き日の恋心に幼い願いとか狂おしい燃えるような恋とか。
天花と月長の会話あれこれが、なんでもない普通の会話なのになんかしんみりしてきてせつない。
端的にいうときゅんきゅん! なのである。7年前の天花の願いとかもろきゅんきゅんなのである。

あらすじ的には「開幕」なのでシリーズなのだろうか。
アイリスは一冊完結が多いしこれはこれでおいしく完結しているのでこれで完結でもいい。
ああでもヴィートさんについてはもうちょっと詳しく! と思う。

長い長い時を経て残った美しい壷をこの手にしたとき、わたしはその壷の見た目と同時に、壷が愛されてきた時間の長さを思うんですよ。ほんのわずかな修復の痕や、作り直された箱。そういうものは傷ではなくて、美の一部です。愛された時間ぶんの美しさが加わって、この壷はなおさら美しくなった——そう思うと、わたしは本当に嬉しくて、嬉しくて、たまらなくなる。

(P90)

月光 (電撃文庫)

サスペンスちっくな学園モノ。
野々宮はある日完璧で謎多きクラスのアイドル月森葉子のノートを拾った。そこには「殺しのレシピ」と書かれた小説のような謎のメモが挟まっており、「人を殺す方法」が幾通りも書かれており中には偶発的なものに頼っているものや稚拙なものも多くあった。「あの」「完璧な」月森葉子がこんなものを一生懸命書いているのか? と、野々宮は動機や相手を想像する。日々がつまらなく感じる野々宮にとってそれはとても刺激的なことだった。

そしてしばらくしたある日、月森葉子の父が交通事故死する。クラスメイトの近親者の死を悼む者ばかりのなか、野々宮は殺しのレシピの中にあった「自動車事故に見せかけて殺すレシピ」を思い出して興奮せずにはいられなかった。

ワインよりオレンジジュース派だよ! ワインはいい。ワインはいいがオレンジジュースのストレートさはやばい。
話の大筋にがっつり絡むことなくオレンジジュースの出番は終了するがやばい。
月光がただのラブコメなら読むことはなかったと思うのでワインあってのオレンジジュースである。

月森と野々宮は天才とか天才に触れた人とかそんな感じではあるけど、なんかまっすぐだよね!

イラストマジックのせいか虎南刑事はP4の足立刑事で変換される! 足立ードジッ子+軽薄さ。黒さ据え置き。

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