タグ「 富士見ファンタジア文庫 」の記事

61件の投稿

蒼井葉留の正しい日本語 (ファンタジア文庫)

竹岡葉月新作。
物心ついたときから親の仕事から国外を転々としていたが、ある日縁はリーマン一家が残していったドラゴンボール全巻を読破したことでオタク的な才能が開花。クソ高い輸入の漫画をプレゼントのたびに拝み倒しオタク鉱脈を掘り起こし、見る読む専門にも飽き足らず夢はラノベ作家だと志した所で母の再度の国外転勤。ジャンプさえろくに買えない場所にふたたび行くのは縁は母と徹底抗戦した。そして母が通った元お嬢様の進学先、現共学校へ合格しで寮生活をするならばという条件を渡され見事にオタク的な自由を勝ち取った。

日本語大好き蒼井葉留がイラスト:タケオカミホさんということもあり文学少女かなあと思ったりもしたんですが、葉留は遠子先輩と言うよりは古典部1の千反田える。ワナビ少年と本好き少女のひとつの屋根のしたラブコメかと思ったら割と重かったりするので竹岡さんだわーと転がる。好き。高校生甘酸っぱい

  1. 米澤穂信 []

東京レイヴンズ8  over-cry (富士見ファンタジア文庫)

新刊が出るよーということで積んでるのを崩す。
夏目の性別がばれたところから。京子と夏目が友達になったーのところで転がる。
わたしこういう「紆余曲折あって友情を再確認する女の子二人」って言う構図がすごく好きなのかもしれないという認識をもつ。一方で至道が復活していたり、ほんとうの夜光の転生というのは……そしてあのラストという。リアルタイムで読まなくてある意味正解だったのか?(いやたぶん読んでも楽しかったと思う)という怒涛の展開だった。あのタイミングでの告白ってせつねえ……。幼馴染ってすごい。楽しかったなー。

鳩子さんとラブコメ (富士見ファンタジア文庫)

あざのさん竹岡さん以外の富士見ファンタジア久しぶりに読んだ!

僕、平和島隼人が平和島財閥の跡取にふさわしいか見極めるために世話係になった鳩子さん。
その2名のラブコメです。ラブコメです。タイトル短いとみせて章タイトルすごい長文。
僕と鳩子さんは「跡取り候補と教育係」以外にも従兄弟だったり血の繋がらないきょうだいだったりクラスメイトだったりまあめんどくさい関係なのです。そして力関係は鳩子>僕。
こういう感じのラブコメひさっしぶりに読んだなーと思ってたら終わりのほうががっつり持って行った。

タイトルが「鳩子さん」とラブコメじゃなかったらひゃくぱー読んでなかったなとしみじみ思う。
鳩子ですこんばんは。

おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! (富士見ファンタジア文庫)

竹岡葉月新作。ただ女の子のどっちかを選べばいいだけの話ではない気がするラブコメ。
野球部で朝昼夕土日と野球漬けの生活を送っていたのが、事故って入院をきっかけに「俺もう野球やらなくてもよくね?」ということで図書室でだらだらしている昴介(中学2年生)
図書室にいるからといってもぼーっとするだけだったのが蛍に「この本読んでみない? 最後まで読めたら同じことしてあげるよ」と「抱擁への道程」を渡されたのが読書人生まっしぐらとなるきっかけだったのだ。
その後蛍は昴介の前から消えるが、高校入学後蛍ととても似た彗と出会う。

実在する本が色々とできて、本をあれこれ薦めてるシーンが覚えがある……というかつい最近もこういうのがあったのだ。実在する繋がりでランガナタンって実在するんだというのを知った今日。図書館戦隊ビブリオンの登場人物という認識しかなかった。

妄想描写がいきなりぽーんとはじまるんですが、まあ10代半ばの青少年だしいいんじゃねーのと思ったりした。あとコースケ☆スターダストってそれなんていうDAIGO。

1冊まるごとプロローグっていう感じなので1冊ですっきりというのはないんですがこれからあるだろう修羅場を想像するととても楽しみでならない。でもこれってちゃんと「二人」出てくるのかなあ。
ちなみにこのエントリには続きがあってそれがこれ。

東京レイヴンズ5  days in nest II & GIRL AGAIN (富士見ファンタジア文庫)

短編4つと本編、みたいな感じの4巻と同じ構成。
相変わらず夏目が夏目でした。全部もって行く気だな。モッテカレター。
幼馴染みらしい「病気の看病1」「嫉妬2」「わいわい鍋と飲酒3」と、夏目が可愛いです。ちょっと行動がアレでしたが可愛いです。

京子と鈴鹿がなかなか美味いことがわかりました。学園パートになると京子>鈴鹿>夏目>春虎 っぽいです。
でも春虎→北斗のあれこれがもう、布団の上でびったんびったんと転がった。転がるしかなかった。なんだあのピュアピュア。死ねる。ラブコメしやがって! ラブコメしやがって!

  1. ただし方法がちょっとアレ []
  2. 対抗方法がとてもアレ []
  3. 飲んだ後の行動がアレ []

東京レイヴンズ4 GIRL RETURN & days in nest ? (富士見ファンタジア文庫)

長編(前編)と短編4つ。
鈴鹿可愛いなーははは。でもそれをぶっちぎって夏目がアホ可愛い子だ。春虎はアホ格好いい子です。似た子です。夏目に気づいた鈴鹿のシーンが好きなんですが、基本的には夏目が愛しい1冊でした。
あとまさかの貴腐人。最近TLがリアルファンタジーで毎日がネタの嵐です。

カナクのキセキ1 (富士見ファンタジア文庫)

千年前、この世界には「紅の魔女」と呼ばれる過酷な運命を背負ったマールという女性がいた。
彼女が長く滞在した地・親しくした者にはもれなく災厄が訪れたため、彼女は人々から罵倒され恐れられた。
マールもまた不幸な人を作らないように放浪し、人々に魔法を教え弱き者を助け、彼女の想いをこめた石碑を各地に建てた。マールの功績は後世になってようやく認められ各地に偉業をたたえた神殿が築かれ「魔女」は「神」となった。信仰心の厚いマール信徒にとって「マールの石碑」を巡礼することはもっとも尊い行為とされた。

熱心なマール信徒であるカナクは神官を目指し、ユーリエとともに石碑巡礼の旅に出かけた。

何冊かかけてもよかったんじゃないかなと思うぐらいには巻き進行。
話のラストは序盤で大体こうだろうというのはわかってしまうので、あとは裏づけと答えあわせのような……。
何も知らないで「マールの旅」サイドばっかり読みたかった。
世界の話が読めるのかなと思ったけどそうでもなかった。
「危険な石碑巡り」という割にはすごく穏やかな旅で「可愛らしい冒険譚」といった感じ。
「人生に一度はお遍路をと言われたので88ヶ所回った! ただしツアーバスで!」

好きなシーンは卒業式のシーンです。

東京レイヴンズ2  RAVEN゛s NEST (富士見ファンタジア文庫 あ 2-5-2)

直筆お札しおりが大変にツボにはまった。とても同意である。
1巻も面白かったけど2巻もちょうおもろい。

一言で言うと「夏目可愛い」なのである。春虎と冬児の転校を超喜んでるところとか、京子と仲良く喋ってるところを見てやきもきしてみたり、あっという間にクラスに馴染んでる春虎を見て羨ましく思ったり、ラスト付近のあれとか、とにかく夏目が可愛い。57ページの挿絵がぐっじょぶである!!!

春虎がよい熱血です。よい熱血です。春虎VS京子のときの「自分が陰陽師になるのを第1に優先させてもらう」のところがかっこいいです。めろーん。

天使から百年2  天使から零年 (富士見ファンタジア文庫 の 1-1-2)

ユウキがやばい子のターン! 色々とめまぐるしいターン!

冒頭でユイカが「とんでもない発想するやつがいる」って言ってたけど実際とんでもないよ!
いや読み始めたらカイがコンビニでバイトしててどういうことだ! って思った。
なんかいろんな人の視点が変わったり隠されていたことがぱたぱた明らかになった。目まぐるしい。

「……あんたは、悪い女になるだろうなぁ。十年後にはきっと、酒のような」
「褒め言葉と、取らせていただきますわね」

(P107)

カイもワインになるのか! そりゃ悪女だ! 

ユウリとテオーデリヒもバカで可愛いんだけど誠と九尾堂がいいな! 超好きだな!
だからあなたはろくでなしなのよ!

「もう百年経ったのね。待たせてしまったのね」
「ええよ。また逢えたから。……いろんな人を傷つけたのも、いろいろあったのも、ほんとにもうなんでもええんじゃ。九尾堂、わしは今ここで死にたい」
「しかたのないひと。だめよ。私はひどいのよ。私にあなたがたりないの。あなたがいやでも、にげられないの」
「ああ、わかっとる。わかっとるよ。」

(P203)

東京レイヴンズ1  SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

現代で陰陽師で熱血な感じの鈍感主人公と元気な少女と悪友な男友達と。
お祭りで射的のシーンは凄いな! あのシーンは凄く好きだな!
霊的災害とか言われたら始まりはいつも不自然を思い出す。

あらすじもちゃんと読んだはずなのに帯を見て、途中読むまでいろいろあったすえに北斗が1回死んで春虎の式神になるルートが見えていた。わたしの妄想能力意味が分からない。

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