大阪では過去50年間における猛暑日記録を更新だとかいうてますがこっちはもう秋の雰囲気です。
1週間ぐらい前から朝はセミが鳴かないし、日光的にはやばいけど空気は冷たくなりつつあるなあ。
稲刈りも中盤に差し掛かってるし夕方はもう鈴虫がなきはじめて夜は超うるさい。まじうるさい。
気温は真夏日でも秋はもうやってきている。夏の終わりはもうすぐそこなのだ。

もう9月か……私の8月はどこへ行った(゚д゚)
お盆だけが独立しすぎている。

バカが全裸でやってくる (メディアワークス文庫)

ゴージャスをベースにしてファミリーポートレイトの後半を足した感じっぽい。
つまり自伝小説だったりどこまでが事実でどこが虚構なのか分からない感じの小説。

小説家を目指す僕は大学に入学して、コンパでぼっちなうのところを突然現れた全裸の男に絡まれた。
見た目はどう見ても変質者だけどコンパの参加者である。
僕の話でずっと続くのかというとそうではなくて語り部は1章ごとに交代する。話はゆるくリンクしている。
誰かの書いたものが誰かの光になっているというのは、いいなあ。4章は特に好きだー。
全裸が面白かったので遠巻きに眺めていた660円を買ってきました。

<宣伝>
3章は幽霊になった小説書きの話です。うっかり連想したのはコモリさんのけーこの話である。
幽霊だからね! 小説書いちゃってるからね! いやもうこれはしょうがない。
そんなわけでそんなコモリさんの小説が読める「バカとラノベと管理人」は現在通販絶賛受付中です。
既刊「らのさい管理人がこんなに可愛いわけない」あります。2冊とも私も参加してます。
詳細はこちらをご覧ください↓
「まいじゃー推進委員会!」「ラ管連」「ライトノベル積読会」三サークル合同で夏コミ同人誌の直販を行います。
以上宣伝でした。
</宣伝>

原稿零枚日記

小川洋子の対談とかエッセイは読んでたけど小説を読むのはこれがはじめてかも。
タイトルは日記だけど中身は小説です。日記調の小説です。
乙一の小生物語よりはもうちょっと小説寄りで、紺野キリフキのキリハラキリコよりはもうちょっと現実寄り。
日記の書き手は小説家で「小説を読んであらすじを語る」のが上手で、長編の執筆に悩んでいる。
ようやく3枚ほど書いたかと思えば次の日にはそれを棄てる。毎回の日記の締めは(原稿零枚)
母の見舞いへ行き、運動会に侵入し、パーティに参加し、取材に出向き、毎回締めは(原稿零枚)なのである。

「どうもありがとうございました」
形だけお辞儀をして、編集者は部屋を出て行った。
いいか、お前の話を聞きたがっている人間などこの世に一人もいないのだ。付け上がるんじゃない。
取材の後必ず自分に言い聞かせる戒めを、今日も高らかに唱える。

(P33)

2010年上半期ライトノベルサイト杯投票エントリです。
ライトノベルサイト杯についての詳細はこちら参照のこと。新規5作 既存5作です。
新規は紹介兼ねて「こんな感じの話です」とあらすじやら自前感想のURLをつけましたが、既存は最終巻だとか巻数を重ねたものなので投票のみ。

あなたに贈るキス (ミステリーYA!)

この世界にはソムノスフォビアという病気が存在する。
発病すると異常に眠ることを恐れ、脳炎高熱嘔吐その他様々な症状を起こし遅くても2ヶ月以内に死に至る。
致死率100%のその病は世界をパニックに陥れた。やがて直接唾液の触れ合うキスで感染することが判明し、現在はほとんどの国で唇をあわせるキスは違法行為として禁じられている。

全寮制の学園、純潔を尊ぶリセ・アルピュスではひとりの女生徒の死が波紋を呼んでいる。
彼女の死はあの病によるものだと。織絵が死んだ謎をめぐり美詩は学園を走ることになる。

織絵と美詩の関係がやばい。あの死の真相・ラストシーンはすげえ! と思いました。
美詩は恩田陸「麦の海に沈む果実」の理瀬っぽいよな。色んな意味で。

唇と唇が触れあえば、どんな気持ちになるのか知りたくなる。目を見交わすよりも情熱的で、手を繋ぐよりもきっとぞくぞくして、セックスほど即物的ではない感覚。

(P98)

やっちゃれ、やっちゃれ!—独立・土佐黒潮共和国

京都よりも遠いお隣、高知県を舞台にした小説。
住民投票の結果、高知県は日本から独立して黒潮共和国になった。
混乱の世の中老人達は意気揚々と林業や農業を再開し、若者は生活の急激な不便さに戸惑っている。
あれはどうするのかこれはどうするのかと悩みながら決めていく前半が好きだな。
ところでわたしはよっちょれよっちょれ派です。

高知が独立するまでに至ったのは、この沸きあがるような土佐人の力だ。
問題は、この力を維持しつづけていくことだ。智彦がいった通り、祭りはいつか終わる。人々は日々の暮らしに戻っていく。いってみれば、日々の地道な暮らしがあるからこそ、祭りの日のエネルギーとして発散される。祭りの力で独立を果たした後には、地道な暮らしが待っている。それをどのくらいの人々が認めることができるか。きっと、それがこれからの黒潮共和国の課題だ。

(P213)

今日は阿波踊り(娯茶平)があるというのでうごうご歩く。
開始までまだ時間があったので7Fへ行く。マチアソビ番外編である。本当に内容が増えてる。
電撃関連ポスターとかアニメ化のほうの立て看板的なPOPとか俺妹ポータブルのPVって前のとき流れてたっけか、と思う。その横にはシンフォニアの手に取ってぺらぺらできる原画が置かれていた。

誰でも書き込めるノートが置かれてるんですが、個人的ヒットは
「三木さんマスケラのコスプレしてください」
「空の境界ってなんですか? さっぱり分かりません (以下別人の筆跡) 
 ↑ これから毎日空の境界見ようぜ!  」
の2つ。

今日の日替わり橋の下の美術館はヘタリアだった。ごろごろした。
思わずうららさんに「フェリ可愛いよフェリ!(銀髪にあらず」ってメールした。
しかし味覚音痴が並んでるんだぜこれ……。超見た。

時間が近づいたので2Fへ降りようとエレベーターに向かう。
途中「ポカリスエットを作ろう」体験コーナーを見つける。私新聞で見てこれ超気になってた。
しかし7F1開催ということは対象年齢は一桁前半のお子様向けである。一桁前半のお子様がいても何ら不思議ではない年頃の私は明らかに場違いなのである。参加はやめる。しょんぼり。

阿波踊りは30分ぐらいあった。
エレベーターに再度乗って今度は紀伊国屋(8F)へ行こうと思った……のだが明らかにマスコミ関係者と思われる人と居合わせる2。7Fで降りるようだった。月曜朝のローカル番組ではポッポ街のコスプレショップが取り上げられるようで、同じく7Fで降りてみる。
番外編会場方面ではない方向へ歩いていったので、ポカリをつくろうコーナーを惜しげに眺める。
階段を目指して歩く。階段の隣がマチアソビ番外編なんだけど、なにやら似つかわしくない黒服の方々。
何かやってるのか中に入ってみる。手前に人がいるばかりで特に何もやってない。人も少ない。
すぐにさて出ようかと思って出入り口の辺りを見る。……なんか県知事がいた。
「手前にいた人」は知事ご一行だった。知事は作務衣着ていて、なんかすごく似合っている。
「さっきまでそこで大谷焼きの指導をしていました」と言われても信じるほどの似合いっぷり。すごい。

紀伊国屋へ行く。有川浩の新刊が出てる!

ストーリー・セラー

書影で見るとリボンが浮いてるだけなんですけど現物は可愛い。なにこれかわいいって言うぐらい可愛い。
「少女七竈と七人の可愛そうな大人」の単行本版をはじめて店頭で見たときのようなときめき。

少女七竈と七人の可愛そうな大人

思わず買った。
ひさしぶりに単行本を買ったので財布が緩んだのか、別の店に移動後、レガロの新刊とか俺妹既刊全部とか花ゆめとかがつがつ購入する。超いっぱい買った。図書館行ってないのに本で重いとか意味が分からない。

超いっぱい買ったので久世番子さんのおようふくエッセイは自重する。

神は細部に宿るのよ(1) (ワイドKC キス)

これは多分、高須賀由枝のあとがきまんがにあった、着回しとか買い物エッセイとか好きな人は多分すきなんじゃないかな……。ファッション誌の企画によくある着こなし30days! とかそういうあれではないです。

  1. ベビー服・子供服・玩具という子どもの為のフロア []
  2. テレビカメラ的なあれとでっかいカメラを持っていた []

3にあげるためにはMySQLを4から5にする必要があって、パスの変更ぐらいと思ったらすごく面倒だった。
さくらで5にしようと思うとDBのバックアップ→DB削除(!)→SQLを5に選択→インポートという手段を踏む必要があります。

手順は
ORANGE AGE Weblog - さくらインターネットのレンタルサーバでデータベースのデータがphpMyAdminからインポートできないときの対処方法

正直この通りなのですが、すごく時間がかかりました(思わず白目を剥くほどに
昨日夜から今日の昼過ぎまで閲覧不能モードが続いていたのはそういうことです。

時計王と魔法のドレス -ばらのフリルと初恋の鍵- (B’s‐LOG文庫)

表紙ぱっと見「なんかアイリスっぽいなあ」と思ったけど、もうちょっと見るといちいちレース風になってるところとかが「ああ、やっぱりビズログだなあ」と思った。
うさみさんちの「ラノベタイトルロゴに使われているフォント」とか見てて改めて思うことには、タイトルロゴが一番装飾されてるのはビズログだと個人的には思っている。すごくデコデコ。
ていうかビズログの「魔王」レーベルっぷりはなんだろうか。これにも魔王が出てくる。

ドレスのデザインから縫製までこなす1ハーモマイアは、ドレスを持っていった先の屋敷の跡取で幼馴染みのカリストルとともに「魔女の森」へと足を踏み入れる。
森で見かけた喋るウサギを追いかけて2人がさらに奥へ迷い込み時を司る魔王クラウドの城に辿り着いた。

アリスパロな冒頭ですがそれは続きません。少なくともダークな寓話っぽい気はあんまりしません。
暗くはないよね。瀕死の人はいるけどそれは表舞台には出てこなくて華やかな場面が続くし。
しかしなんというかこう、全体的に肌色ですね2
剥かれたり脱げたり脱いでいたり、あとお風呂に乱入されたり皮膚露出・接触の多い話ですね。
まあ全裸が多いと言ってもエロさはこれっぽっちもありません。
魔法のドレスなら魔女っ娘ちっくに着替えさせてあげてもいいと思うけど全裸なうである。

最後まで「クラウドの正体は時間軸がずれているカリストル」と思っていました。最後まで読んで「あ、カリストル解放されてる……」と思ったのでした。ていうか外科的なあれが……(゚д゚)
全体的には面白かったけどなんか「3冊ぐらいある話を1冊に凝縮させました」みたいな急に話が終わった感があった。

  1. 外向きには「縫製のみ」ということになっているが []
  2. 少女小説でこの表現をすることになるとは思わなかった。肌色。 []

うみねこEp7はオート(文字速普通)で本編10時間 お茶会2時間でした1。4日かかった。

  1. 測った []
PAGE TOP