シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と青の公爵 (角川ビーンズ文庫)

帯が「この少女小説がすごい」で笑った。なんというこのラノ。

「銀砂糖師と黒の妖精」から2ヵ月後、冬の話。現王族と同格のフィラックス公はある触れを出した。
「銀砂糖師かどうかは問わず、優秀な砂糖菓子職人を求む。公爵が気に入る砂糖菓子を作ることができたら1つ千クレスを支払う」
砂糖菓子の最低価格が大体1クレスであることから、公爵の目にとまった職人には「とんでもない大金」と「王族と同格のアルバーン家が認めた」という名誉が転がり込む。
アンはそのお触れを受けてルイストンからフィラックスまで移動する。

早い自覚だった。シャルはかわいいやつだ。
ジョナスは相変わらず1「腕はいいはずなんだけど小物のチンピラ」だった。このままレギュラーキャラになるのであればもうちょっといい目をみせてあげてほしいです。今のジョナスは脇役以上悪役未満なんだよな。
求)見せ場
「駄目な子ほど可愛い」ならぬ「駄目な子ほど先行きが気になる」という感じ。

冒頭からいきなり「ここあなた未読の短編ありますよー」っていう感じの台詞がいくつかあって気になったのでザビを開く。おおこれだ。とりあえず短編を読んでから本編へ戻る。個人的にはささいな会話であれ「文庫未収録短編を元にしたなにか」というのはあまり好きではない2のです。

楽しい話でした。「シャルは愛いやつだなあ」で大体が語られてしまう。
巻末によれば3巻は既に12月発売でほぼ確定しているようなので、ペース速いなあと思った次第。

  1. というか2ヶ月程度で劇的な改善は見られなくて当たり前とも思うんだけど []
  2. ビーンズでいうと「何故かザビ短編で地味に重要な設定が長編に先行して明かされる」彩雲国 []

ついてくる怪談 黒い本 (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)

より怖いのは赤い本のほうなんだけど、怪奇現象がありありと起こっているのはこちらのほうだ。
テケテケさんは恒川光太郎の神家没落みたいだな。しかしP48はいいヤンデレ面をしている。

終わらない怪談 赤い本  (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)

装丁を語る。

右側に本のカバー、左側にデザインする時はこういうところをこのようにしましたというコメントだったり、こういう紙を使っています・こういう加工をしていますというデータが載っていました。

この前のダヴィンチとあわせて読みたい、という感じ。

ダ・ヴィンチ 2010年 08月号 [雑誌]

白と黒のバイレ  踊れ、終演のカンテと共に (角川ビーンズ文庫)

お、終わった……
リリアナが素敵。あとレオノーラが好き。レオノーラの終わりについてはとても満足でした。
マルディシオンはこのまま光源氏ルートを歩めばいいのにと思います。
あとこの剣と命はオラシオ様のために! のところは「全軍突撃 我に続け」っぽくてかっこいい。白銀の甲冑(?゚д゚)? 

100808

さてじわじわと情報が公開されているマチアソビvol4。
今回も「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」伏見つかささんトークイベント(?)が予定されている模様1。日程はまだ不明。

今回は黒猫役もされている花澤香菜さんのトークイベントが既に決まっているのですが、果たして今回は声優を交えてのトークイベントはあるのかいつも通りの男だらけのトークイベントなのか。
個人的には後者でもまったく構わないむしろ歓迎だ……!

今回は眉山山頂での開催ということで、同じく山頂開催だったvol1を思い返せば200インチスクリーンで空の境界とトリコロールとあと何かが上映されていたと思うのです2。また200インチスクリーンをやるのなら、10月開催だしアニメ第1回の上映会とかあるのかなと思ったりしました。それぐらいはあっても驚かない。現物を見たらやべえでかいとか言ってると思いますが。

あとMOSAIC.WAVも来るそうで、あのだだっ広い駐車場でやるんだろうなあとか思うと野外フェスの趣が……。

以前書いたcolorful - 俺妹イベント@マチアソビのための徳島観光ガイドですが、修正を入れようと思うのですがこのエントリに手を加えるにはちょっと難しいなと思ったので2010年度版としてあらたに書きなおすつもりです。

  1. まあ「アニメについて語る」とあるのだからトークイベントだと思われます。 []
  2. 寒かったし同行者もいないので行きませんでしたが []

CITYの靴屋が閉店するだと……!
久しぶりに中を歩いた1けど、ヴィレッジヴァンガードで小説の扱いが増えてて、本当に本屋だったんだなと思った。シギサワカヤの一角があった。相変わらずセーラー服とか手錠とかメイド風膝枕売ってるけど。

今回読み間違えたと思ったことには今日こちらも電撃も発売されていたということです。
普段日本はまじ細長いんだなあと思うぐらいすんごい入荷遅いのになんで今回は早いんだ……!
まあそれでも今日中には来るぜと配送予定日を見ると うん? しゅう あ け ?
メール便で関東から来ているということを確認する。まだビーンズとか読んでないのでそれを読むことにする……。

100807

今日もらってきたもの。
右はICカードに貼ってねということで8種類ぐらいから選べたうちのホスト部なんですが、残念ながらうちはICカードが存在しない区域です。ICカードってナンデスカ改札があるところさえ比較的珍しいよ。

Plusはフリーペーパーで今回はtwitter特集なんですが、この取材の時のustをちらっと見ていました。
用語説明がちょっと「?」っていう感じでしたが文字数が少ないのでそんな感じになるのかな。
フォロー=マイミクのようなもの2とか、リツイート=他のユーザーのツイートを再投稿すること。前文にRTをつけるのが一般的、とか3
少女漫画の対談ページがよいね。ああいう感じの対談は好きだ。
あと@sudachi_1993の広告的なものがありました。阿波踊りのustやるとかすだちくんのうちわ配るとか書いてあったので行きます。

そういえば阿波踊り期間に販売される空の境界うちわの予約がアニメイトではじまってました。
ufotable cafeのあたりはまだましですが、もう少し西側は超絶渋滞ポイントなので初めて行かれる方は気をつけられたし。あの辺は新町から両国に流れる人と、両国から新町に流れる人と、友達と一緒に座ってる人と、公園のとこの阿波踊りを見ている人が集中するので死ぬほど渋滞します。誘導する人も整理する人もいないので行列ではなく渋滞です。

あとマチアソビ来県者向けガイドのネタを確保してたり。ええあれらは10月が近づいてきたらまた更新します。

地味に続けているあれ。

まろん
@maronu
 【ラ管連る!】【鳩栗号】今月は短編集を残して完結する白と黒のバイレ・ようやく2巻のクロノセクスコンプレックス、シリーズ終了まであと3冊、菜乃の話はこれでおしまいの文学少女見習いの卒業が超気になるところです。(2010-08-05 21:29:11) link
まろん
@maronu
 注目文庫化作品(ゝω・)-☆としてはジュブナイルっぽい雰囲気・秋田禎信「カナスピカ」、毛深き狸たち家族愛の物語・森見登美彦「有頂天家族」、ある日都内で大地震発生・復帰が待たれる豊島ミホ「東京・地震・たんぽぽ」(2010-08-05 21:33:35) link
まろん
@maronu
 漫画:肉食獣人の学校に放り込まれたクレハのうんめいはいかに「モノクロ少年少女4」 大家族愛「ただいまのうた」 一方通行はすばらしいね笑うかの子様の続編「恋だの愛だの」などがいい感じにおすすめであります。(2010-08-05 21:35:46) link
まろん
@maronu
 そんなわけでわたしが平和さんの連載(http://closeup-nettube.livedoor.biz/archives/3456527.html)を読んだ後に発生する乗っかり企画鳩栗号3回目終了(ゝω・)-☆(2010-08-05 21:36:32) link

平和さんの連載を読んだ後自分ちのチェックリストを見ながらがりがりやったのですが狙いすましたように3冊で揃っていた。ちなみに文学少女残り3冊のソースは活字倶楽部2010春号の野村美月インタビューです。
こっちにも書きました。

活字倶楽部 2010年 06月号 [雑誌]

  1. いつもは地下のドラッグストアと上の方の無印しか行かない []
  2. マイミクほど双方向前提じゃないけどまあ「のようなもの」だしなあ []
  3. それ非公式RTっぽいなあ。そして多分文頭? []

絶叫委員会

印象にのこったことばたちに書いてみようと思いますというエッセイ。
最初はちょっと短歌評みたいな硬めなのかなあとおもったらすごく笑える系だった。
身もふたもなくまとめると「穂村さん可愛いなあ」っていうかんじの。
私が好きなのは「OS」と「電車内の会話」である。好きだ。

書痴迷宮

倉庫で古本屋を営む北村古書店の客観察記録(※小説)

愛読積読印読猟読、本に魂を奪われている様々な人が出てきている。
3桁程度の積読を発生させたり定期的に本を買って趣味として月15冊以上読む辺りで結構少なくなる気はするのですが、twitter辺りでは珍しくもなんともない。ということで実在の人物が思い浮かぶ。
ちょーでるたんっぽいとかななきさんが怒り狂うとか。本読み的に自戒しつつ読み進めていくのが楽しい。

玄関から廊下へと壁の両側が天井まで本でいっぱいだ。三つある部屋も本が溢れている。どの本棚も二重に本が並べられている。ダイニングルームも本で埋められ、その隙間にテレビや冷蔵庫が隠れていた。テレビもあるが、ほとんど見ることはない。食卓の上も下も本でいっぱいなのだ。トイレの中も、風呂場の中にも本棚があり、本が並べられていた。これでは人間の住む空間はないといってよい。当然、所帯も持てない。嫁さんひとりでも、居場所はないのだった。

(P19)

悪い魔法使いはいりませんか? (ルルル文庫)

王宮付だった魔法使いは追放される際「王子が18歳になった暁には呪いをかけてやる」と言い残し砂漠へと追いやられた。それから10数年、約束の期日が近づくころには魔法使いはすっかり面倒になって弟子に急かされていた。ならばお前が代わりに行け、これは試験だと魔法使いの弟子スイハはハグード王国に侵入する。
しかし第1王子シャヤールは既に呪われていた 誰の仕業だ? という。

砂漠で服従の首輪とかえろいな1
手堅いというか無難というか時々すごい既視感というか。手軽に読めておもろい感じ。
すごくライトに人種差別的なものが混ざっているのにびびる。水タバコはロマンだなあ。

  1. その発想が残念です。 []

終わらない怪談 赤い本  (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)

小学生のわたし(ゆかり)は引越ししたての家の屋根裏で「赤い本」という階段の本を見つけた。
1話から「なんか自分みたいだなあ」と思う女の子が描かれている。本を読むうちにだんだん本の中に描かれてるみたいな怪奇現象が身の回りで起こり始める……。

怪談が普通に怖い。なにこれこわい。
あとマヨナカテレビライクな七不思議があってときめいた。しかし4話は何重にもぞっとする。

「見たね」

(P206)
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