猫かぶり嬢とにわか貴公子 -箱入りメイドへ華麗な転落- (B's-LOG文庫)

ふてぶてしい小公女セーラ。
貿易商でちょっと妙なものばかりを仕入れていた父の会社がフランスからイギリスへ移動し、貴族の目に触れてなんだか大当たりして一代にして成り上がった。シャーロットはとても努力家だったので「自分がちやほやされる」という最終目標に向かって努力して、勉強も表情も言動も高水準をキープしていた。ただごとではない分厚い猫をかぶっていたのである。
院長先生からもひいきされていたが、父の死をきっかけに手のひらを返したかのように冷たくなりシャーロットは学外へ放り出されるその後シャーロットは伯爵家のメイドとなるのだが、そこでも持ち前の努力家姿勢を見せる、のだが屋敷の子息エロールには分厚い猫の皮の下の素顔を見られる。

あとがきにもあるとおり小公女がベースになっているので先の展開が分かる((だって数年前にBSでやってた再放送で全話見たもの!))ので、これからどうなるんだろうというときめきは正直なかった。
でもリンダの過去は気になるな! あとわたしはPBCの影響で「エロール」を人名として認識しない! 普段はお坊ちゃんとかエルとかそういう感じでよかったな! 名前フルは3回に1回は笑える。

夏の王国で目覚めない (ハヤカワ・ミステリワールド)

ミステリ作家三島加深の隠されたファンサイト「月の裏側」に集う人々に管理人のジョーカーから1通の招待状が届く。三島加深の未発表原稿を書けて架空の殺人劇をしないか、参加するしないは自由に決めてもらって構わないが事前の打ち合わせなどを防止するため「月の裏側」は閉鎖する。

そして高校生の天野美咲は「九条茜」としてこの架空遊戯に参加する。
要するに宿泊ありのオフ会。ただし本名やハンドルを名乗ることや外部と連絡を取ることなどは禁止されている。
開かれているけど密室のようなもので時折ジョーカーから指令が届きそれに従って劇を行う。

死神姫の再婚 -誰にも言えない初恋の君- (B's-LOG文庫)

緊迫感溢れる死神姫13冊目。
ビズログ10月刊からなんか背表紙が変わったりあらすじのフォントが変わったりなんか色々と変化しています。
それで色々とあれであれな感じだった前巻。今回もずっとゼオのターンなので黒々しています。
ヅカオフのときにでるたんとこんこんさんと梅田へ帰る電車の中でカシュヴァーン様の目はイラスト的にはどうなるんだろうねえと思ってたらまだ今回はネタバレ防止構図だった。

アリシアの夢が大概ひどいんですが、アリシアがゼオを膝枕しているシーンがなんだか桂Roman 2 の赤髪のローランを膝枕しているシエル1で再生された。なので歌がRomanのテーマで再生される。
今回は中盤のルアークとラストのティルぼっちゃんがぜんぶもっていったな!
あとイノセントスターに同封されていた死神姫SS2のカシュヴァーン様がたいへんひどくて残念だったので、早く本編であれがまた見られる日が来るといいなあと思います。

  1. 11文字の伝言内の何の歌だ。やめるな歌え俺が眠るまで歌えのあれである。 []
  2. 応援店舗でもらえるあれである []

カイザー養成学園 君は世界を支配する。 (f-Clan文庫)

f-clan文庫創刊ラインナップ2冊目。近未来、もしくは現代とは別の歴史をたどった世界。
未曾有の危機「アンダーグラウンドテンペスト」通称「UGT」以降世界はがらりと姿を変えた。急激に進んだ温暖化により島は次々に沈み陸地は22%は失われ、干ばつが続き生態系には壊滅的なダメージを喰らい人類も例外ではなく世界で億単位の命が失われ、後天性アルビノ症により色素が抜け落ちた者が迫害された。
絶滅を免れた国々は危機を乗り越えるため協力体制を敷き合併もしたが、それでも収まらない荒廃に「ネオ・エデン計画」を策定した。人工島カナリアを作り、そこに各国の次期代表たる皇嗣と彼らが快適に過ごせる道具として国連に保護されたアルビノを住まわせ、「世界統一国家の帝王」を選出させることにしたのだ。

亡兄の跡を継いでカナリアにやってきた雷電・E・シャフトはこの島の「当たり前」には驚くばかりだった。
この島にはアルビノが保護の下集められている。アルビノはシルビエントとして皇嗣に仕え「皇嗣が快適に過ごすための道具、奴隷、メイド」として働くことになる。セッション(対話)という名前に隠されていたが、今のセッションは「決闘」により行われ弱い者は国レベルで蹴落とされることになる。

もうね、大変どきどきしながら読みました。ひとりの負けが国を揺るがす大惨事になるんですよ。人柱!
今最も「カイザーに近い男」アルクス・ケインはもう、眼鏡じゃなくてよかったな。眼鏡だったらもう割るところだった。鬼畜眼鏡的に。鈴蘭可愛いけどオルテンシアのほうがいい。眼帯メイドもときめくんだけどさらなる不器用で可哀相なオルテンシア可愛い。ライデンの過去の話に差し掛かってくるともうまじたまらなくね? その辺をばんばん叩くよ。 

あと全体的にアレでアレだったスタンレーがすごくベジータ的ないいやつだったな。
超どろどろできそうなのにこれぐらいの黒さで済んでるのはよいバランスだ。

f-clan文庫を2冊ほど読みましたが今のところすごく引きがいい。しばらくは全買いで行ってもよいと思います。

新レーベルといえば最近マリーローズ文庫というのが創刊されていて、手に取ったもののエロありレーベルのようだったのでじゃあ結構ですと平台に戻してきた。この方法は良作を落としているような気はするんだけど、例えば今のMF文庫Jでわたしが好きな作品を探せっていうぐらいには難しいと思うので、好きなものが見つかる可能性が低いものは最初から手にとりませんよ! 時間も金も有限ですよ!

うたプリ公式薄い本1で電波を拾ってsoundseaさんに投げつける日々です。
昨日はカラオケにちらっといってたんですが、トキヤ曲では星屑shall we dance?が歌いやすいです。
なっちゃんは爆死する気しかしないのでサザンクロス恋唄以外はまだです。トキヤは一通り行きました。
My little little girlまだー。

  1. ビーズログの付録。 []

東京レイヴンズ6  Black Shaman ASSAULT (富士見ファンタジア文庫)

春虎と夏目がギクシャクしている中、陰陽庁では上巳の再祓以来の「D」からの宣戦布告が届く。
狙いは土御門夜光の遺産「鴉羽織」で陰陽庁に保管されているが陰陽塾に保管されいているとの噂もある。

今回は短編を挟まない1冊まるごと不穏な動きでバトルバトルしてたので大変楽しい。
おっさんががんばりだした! 襲撃! とか高位のものによる戦いとかとても燃えます。呪術バトルだ!
しかし鈴鹿は可愛いな。

誕生日でしたのよ。
そんなわけでぽぽぽぽーんと散財をしましてブルーレイなレコーダーを購入したり、うっかり手が滑ってうたプリファンディスクを両方買ったり、漫画をぽぽぽぽーんと買ったりしました。

0時ちょっとすぎに同じ誕生日である茸に誕生日おめでとうっていったらなんか絵が飛んできた。
当時のあれとあれである。我らの仲ももう10年が経過したようです。
狭いコミュでぬるく長く付き合うことが大概なのですがすごいよね10年だって!
特に茸つやは「ブログやってて良かった!」にはじまる奇跡じみた再会があるので感慨深いのです。
これからの10年もよろしく。

雑誌のほうのビズログの付録のうたプリ小冊子がもう本当に公式最大手の薄い本でした。
soundseaさんに「買ってきたけどまろんさんが荒ぶりすぎてて開けるのが怖い」といわれました。

B's-LOG 2011年12月号[雑誌]

竜宮ホテル 迷い猫 (f-Clan文庫)

少女系ライトノベルレーベル新創刊f-clan文庫。
ほかの作品はまだ読んでないのですが、この作品については元々児童文学方面で活躍されている方が書いているせいかピュアフル文庫! っていう感じがします。

可愛い・癒し系・綺麗系が作風のファンタジー作家の水守響呼は引越しをするはめになった。
10代でデビューして以来ずっと住んでいたところだったが、少し前の地震でまずいだろうということで大家から電話がかかってきたのだった。引越しに関するあれこれをしなくてはいけないがエッセイの締切が迫っている。外で仕事を、と出たときに編集者と出会い話をしていると「じゃいい部屋斡旋しますよー」と言われ住むことになったのが竜宮ホテルだ。
響呼の左目は異界の住人が見えるが本人はその力と世界を否定している。不幸にするとかおとぎ話とか猫耳少女とか。
もうちょっとファンタジーな鳥籠荘? もしくは妖怪アパート
ほんとうにすごく優しい物語でな表紙のこの猫耳娘の髪の質感すげーな、と。

昨日会報が届いてぺらぺらしてはもだもだしています。
韓国公演はPixivでレポ見てマジ羨ましいんですけど、映像化しねーかなー。無理だろうなー。
冬の伝言のHiverが美しい。檻の中の遊戯のMIKIさんがまじ色気full.
ヴィオレット王子のいただきますがやばい。なにあれやばい。エリザーベト王子は百合だったけどこれはなかなか! はー星間超トンネルの跳ぶ陛下可愛い。

さて今日はペルソナ4アニメとタイバニの日でした。

ロクサナと麗しの花婿たち (ルルル文庫)

お前は実は私たちの子じゃないんだよ実はメフルダート女王国の王位継承者なんだよと言われ、ロクサナは14歳まで育ったジル・ミヌー王国を後にした。女王国は徹底した「女が権力を持つ国」で女は強くあれ剣を持て勇ましくあれ、男は淑やかであれ家を守り子を育てよという、ロクサナがそれまで暮らしてきた文化とはまるで反転したものだった。
ロクサナの成人を祝う「奉納闘舞」は普段剣を持つことのない男たちが決闘し戦神メフルダートに捧げる、というものだったが優勝者が女王の「正室」となり、気に入った男がいれば「側室」にしていいとそういった催しである。

女はすべてマッチョだし1男は香水の匂いをさせているしなんだかとても極端だった。この男女反転ぶりがちょっと気味が悪いぐらいで、わたし逆ハーはそんなに好むところではないけどふつうの逆ハーが来いと思った。
「可愛い女の子」と「かっこいい女の子」と「ただのイケメン」が足りません。ツンデレは足りました! かろうじて「男みたいな貧弱な体でなよなよした王子様」ロクサナと、「背が高くて女みたいに体を鍛えている」アズハルがふつうっぽいですがそれだけではな! 
とはいえその極端な女尊男卑と女のためのハーレムがうわぁなだけで、ロクサナとアズハルのあれこれは大変好きです。ロクサナはちょっとHENTAIでドMですが。

  1. 精神的にではなく肉体的に []
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