カテゴリー「 読了 」の記事

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暁は闇に恋をする (ビーズログ文庫)

人間と異種族の恋愛、所属する工房への依頼、疑惑。

フィーネは6歳で別れた半妖魔のアレスが好きだった。封石師だった両親が亡くなったことによりアレスが封じられた石は協会本部で保管されることになる。いくらアレスを封じたのが赤子だったフィーネとはいえ一般人が封石を持つことは許されていない。フィーネはアレスと再会するために封石師への道を歩んだ。
そして16歳になったころ、フィーネは無事封石師になった。

あとがきにヤンデレばかりの物語っていう一文があるんですがそんなにヤンデレいたっけと本編に戻ったほど。
フィーネとか素直ないい子ですよね。発想的にはベイビィ・LOVE 1のせあらだと思う。
あとは「ヤンデレキャラ」がいそうな作品とは思えない程度には世界とか背景とかが明るい。
フィーネはトリスタンを師匠と仰ぎ一人前を目指して依頼を受けていく。

冒頭のほうは社会保険とか貸付の話があって魔王をプロデュースとかはたらく魔王さまみたいな地に足がついてる話だなーと思ってたんですが話が進むとあーファンタジーだなーと。

独創短編シリーズ 野?まど劇場 (電撃文庫)

内容としては竹宮ゆゆこ帯コメントの「こんなのズルいよ!! 面白すぎる!!」がこの上なく正しい。
これはひどい(いい意味で)っていう感じのショートショートです。
森のおんがく団、神の国、妖精電撃作戦、苛烈、ラーメン戦争が好き。笑った笑った。

シュガーアップル・フェアリーテイル    銀砂糖師と水の王様 (角川ビーンズ文庫)

ミスリル・リッド・ポッドの状態は変わらず悪いまま。ミスリルをなんとか生かしたいと願うアンは瀕死の状態からよみがえったラファルとエリルを探すため、シャルとミスリルとともに旅立った。
今回から新章突入! ということらしいんですが個人的にはペイジ工房編以降はずっとひとつながりだと認識しているので特に変わりはありません。戴冠式のシーンと「彼は、王だ」がすごく好きなんだけど、それ以外はまあ、うん。そろそろ潮時なのかなあと、とおもいます。

首の姫と首なし騎士  華麗なる背信者 (角川ビーンズ文庫)

一時のまるマのようなページ数で割りと薄めだったんですが、読み応えがかなり……。
戦後のフォルモント国に大規模な商業を持ち込み復興の立役者となり、今も国家の屋台骨となり悪評はまるで聞かれないエルマー家。彼らが薬石売買の黒幕を示す確たる証拠はまだ無い。
シャーロットに結婚を迫るセシルだが真意はいまいち見えず。

今回は割とあちらこちらで火花が飛んでいる。水面下でうごめく人たちと陰謀。今回は薄かったけど1冊にまとめようとするとすごく長くなりそうだなという印象だった。話の都合上かはじめてシャーロットの視点を離れるところがわりとあったなー。

王の目が、すごいよなー。

双界幻幽伝 再会は一蓮托生! (ビーズログ文庫)

おおアルビオンの夜の女王を越えた1
この後何冊読めるかな。いやアルビオンの夜の女王みたいにあとがきにもうちょっと続く風に書いてたのにその続きで完結したのであと1冊2冊で完結しても驚かない。
今回は色々明らかにされつつもまだつなぎの巻という感じ。まだまだ続いてるしなあ。
これ以上会わずにいると美化が進みすぎるってお前はグルグルのククリ2みたいなことをいっててふいた。結婚しろ!

正しく引きこもるために、からの「いやその理屈はおかしい」ふいた。

  1. シリーズ巻数が []
  2. こんなの勇者様じゃない! []

死神姫の再婚 -怪物王子の死神姫- (ビーズログ文庫)

カシュヴァーン様とアリシア結婚おめでとう。

シルディーン編完結とはなっているんだけどこれは「第一部完」なのか物語の結末なのか分からないけど死神姫は最初からずっとリアルタイムで読んでいたのでああもう5年も経ったのかという感じです。
カシュヴァーン様俺の世界一可愛い妻が一大事ですとか240回殴るとか変なところで真面目に考えてたりセイグラムがちゃんと主を主として認めていたりトレイスに変なスイッチが入ったりフロリアンがバカな子だったり面白かった。ゼオはもう本当にゼオだよね。よりによってあいつがお前の聖女だよ。5年前とは打って変わって家族をたくさん手に入れた結婚式だった。ごちそうさま。

(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できなきゃ大戦争!?- (ビーズログ文庫)

2巻だ! 2巻だよ!
身代わり花嫁の続編。よくある身代わり婚と違うのは「白い結婚」と呼ばれるままごとの婚姻期間にこっぴどく嫌われて離婚してきなさい。そのときは報酬として金貨をはずみましょうといわれていること。その2巻。
離婚したいフェル(シレイネ姫)VS離婚など絶対しない毒竜公クロウ。
俺に勝ったら離婚してやるただし負けた場合はそこまでして離婚したいと思う理由を洗いざらいしゃべってもらおうか、賭けが2人の間で始まる。冬至までの10日間の物語。

冬至の風物詩といえば特別市と聖職者たちの”試練”。試練とは無礼講にかこつけて領民の不満を代行して領主に直接ぶつける擬似戦だ。暗愚な領主ほど"試練"は数多く、試練に打ち勝った者の望みはかなえなければならない。クロウの土地は安定していたが久しぶりの試練に訪れた吟遊詩人がいた。

今回はフェルの養い親ガウェイン院長登場。
わたしこういうひと超好きなんですけど! あの過去の話が! ただのとどめ!
離婚できれば一攫千金→賭けに打ち勝てば離婚成立→離婚ができないなら戦争勃発 ←イマココ!

壁ドンとか「笑うと雰囲気が変わる」とか相変わらず屋台をドレス姿で蹴り上げるフェルとかやばいですね。
結構なものですね! できたらこのままあと3冊4冊読みたいものです。

婚外恋愛に似たもの

不倫の話ではありません。浮気中の男性は出てきます。
社会的地位も家族の人数も容姿も違う、共通点は35歳夫あり、心から愛してやまないのはディセンバー事務所所属のスノーホワイツというアイドル。要するにジャニオタの話です。
ジャニーのせいか本来巻末にある「この物語はフィクションです」からはじまるあれが目次の前に登場。
彼女らはJrの時代から自分が好きな子を見出して、「メジャーデビューする前のアイドルグループ」に愛とお金を注いでいる。
「全通」とか「うちわに書かれた3秒見つめて」とか「5連うちわ」とか「名義貸して」とかすごい。
ライブ中の様子もあるんですが携帯サイトで更新されるナマモノBLとかWEB拍手とそのレスとかパスワード制とかすごく笑えた。

わたしジャニオタではないんですがローランでスタオタなので、いつもは特に意識したこともなかった「共感」とかが今回やばかった。まあなんですかST☆RISHこじらせてるひとは読むといいと思います。
べつにそれではなくても、それなりの年齢になってからオタク的に新しいものにはまってこじらせてえらいことになっているひとは読むといいと思います。大人になってのはしかは命取りなんやで!

--------今、この幸せな気持ちのまま死んでしまえればいい。

(P58)

こんなこと確か今月は2回ぐらい喋った。
具体例的には去年の10月のSH名古屋が神セトリすぎて4曲目ぐらいでわたし死んでもいいわ1だった。

代々木体育館と書かれればわたしの脳内はSHの生誕際当夜祭に飛んでいくし、「アイドルのコンサート」になれば今年の8月のパシフィコに飛んでいくし、ファンサうちわの「バーンして2」は音也があざとすぎて死ぬほど似合うとおもった。

コンサート映像のカメラはドームを埋め尽くした観客を一巡し、メインステージへ固定される。特効の花火がどおんと大きな音を立ててあがり、観客は耳を劈かんばかりの歓声を上げる。

(P105)

なるほどこうじゃねーの

「でも、寂しくない? 結局実在しないんじゃん」
益子はくい下がってきた。
「ならあなたは、実在する夫と息子がいるだけで、満足?」

(P177)

「夢のようなコンサートの余韻」は何度でも思いだせる。幕が下りて皆で国歌歌ったあとのあの感じ。
死ぬほどサプライズだったクリスマスHiver。あまりにもなっちゃんすぎたGO×2ジェットコースター。

あとtwitterで作者の宮木あや子さんをfollowしているのですが「じたん君」をずっとジタン君と変換していて、この前「自担」じゃねえか! と気づきました。○○担、使うけど気づかなかった。

関連図書
ジャニヲタあるある

ジャニオタあるある。何かに呼ばれたように買ったこれは面白かった。
用語とか生態とかインタビューとかあった。ファンサとかはこの本で知った……。
表紙の翔くんが櫻井だと分かっていても来栖にしか変換できなかった。

【7th Story Concert “Märchen”〜 キミが今笑っている、眩いその時代に・・・ 〜】LIVE DVD

もう結構な回数見てるけどいまだに光と闇の童話は流し見ができない。
そして割と見るたびに新しい発見がある。

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000% ST☆RISH  OFFICIAL FAN BOOK STARLIGHT RAINBOW  カドカワムック №415 (カドカワムック 415)

この本がどう見ても「向こうの次元」から届いた本で、ふつうにライブレポがある。
何でこのライブ行かなかったんだろうとか思う。

そんなわけで次回は来月横浜アリーナ、久しぶりにホームである陛下のライブですがはじめてのフルオケです。

  1. とても二葉亭四迷 []
  2. 指先でピストルの形を作って撃つ真似して []

おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)

2ヶ月連続刊行の前巻からの引き。
ルートガーが持ってる狂気がいいなあ。レティーツィアの伏線構成力1がすごい。将棋とかチェスとかで言うと何手先まで読んでるんだ? こいつ末恐ろしい! みたいな。
ちゃんと王様してて資質持っててでも完璧ではなくてあきらめないこと。
カールハインツがちゃんと年長者だった。祖先ではないけど過去の人なのにずっと未来のことも見通しているみたいな感じ。マジ長老。

「天然もしくは鈍感でのらくらかわしていく」ヒロイン力を持っているのがデュークというのが。
まあレティがばっさり切ってる分バランスだよなあ……。

  1. 物語上の伏線ではなく王としての資質の問題。 []

おいしい妖精の愛し方 (レガロシリーズ)

辺境の島迷子島で海女兼観光ガイドとして働くミリアは泳ぐことと食べることが好きで、幼馴染で無愛想な料理人ライの料理がとても好きでレストランに入り浸っていた。
いつものように海に潜っていると妙に生ぬるく、塩分濃度が異常に高い桃色をした水が広がっている現場にいきあたる。ミリアはここで採取した水をライの元へ持ち込むと豆腐花に料理されて出てきた。それを食べてから島民のミリアに対する反応がおかしい。お子様扱いしかされていなかったミリアを可愛い美しいともてはやすのだ。
一方ライのレストラン《夕暮れ亭》でごはんを食べているとライの友人を名乗るフレドリックがたずねてくる。

すごい町萌えです。路地裏萌えです。公衆電話みたいなのが町のあちこちに400箇所あって、全部が内線電話で交換手がそれらを束ねているっていう。この交換手ベル・カンパネルラさんが吉田篤弘の小説に出てきそうな人です。なんかむこうでは交換手じゃなくて深夜のラジオ番組でDJとかしてそうな。

2皿目の、妖精の食事ショーがびっくりするほどえろい。ごはん食べてるだけどあれはえろい。
なんかすごく映像的で。えろい。でもそのあとのえびかち割って食べてるところは美味そう。あれやりたい。

あとがきの海女のエクソシストはtwitter出現場を見ていたけどもこれはやばい。

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