カテゴリー「 エッセイ・ガイド 」の記事

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CHICAライフ

エッセイ。とても面白かった。箇条書きにすると
・島本さんが面白すぎる。ていうか赤裸々すぎる
・島本さんのお母さんが面白すぎる
・ユヤタンwww
※島本理生さんとユヤタンこと佐藤友哉さんは夫婦である

ファウスト部の合コンの話も載っていた。漫画漫画アニメアニメゲームであふれかえったようだ。

途中、私がトイレから戻ってくると、正面にいた西尾さんが
「島本さんは昔、なにか動物を飼った事がありますか?」
と、急に普通の質問をしてくれたのだが
「子供の頃に猫を飼っていたけれど、すぐに死にました」
と即答すると、西尾さんはうっと言葉に詰まってしまい、会話はそこで終了した。

(P65)

「オタク(?)の生態」以降が個人的には「ずっとユヤタンのターン!」である。面白すぎる。座敷童とか同居人とかそんな感じだけど年月日とか〆のあの文とかからほぼユヤタンのことだろうと思われる。つかゲームしすぎである。

「ところで、君がViViに書いたエッセイのことなんだけどね」
彼がゲームをしながらふいに言った。
「僕はオタクじゃなくて、ゲーム脳だと思うんだよね」
ViVi読者の皆さんはおそらくあまり馴染みがないであろう、この用語。
どうも彼の話によると、ゲームばかりしているせいで自分の判断力が低下し、感受性が育たなかったり、現実との区別が希薄になることを言うらしい。
「ああ……それは、とてもぴったりな」
思わず同意してしまった。
それでは、私の元彼のTシャツを平気で着ていたり、私の行動をエロゲーにしかたとえられなくなったり、「君の顔にはなにかが足りないよね」という唐突な暴言を吐いて私を激怒させたりするのは、そうか、すべてゲームのせいだったのか!

(P130)

東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))

川上さんのエッセイはいろいろ読んでみたけど東京日記がいちばん好きらしくまた借りてきて読んでしまった。このゆるゆるとした感じがとてもいいのです。

桜庭一樹読書日記—少年になり、本を買うのだ。

そろそろ読まないと!と思ったので。

続読書日記のほうの刊行は9月。
WEBミステリーズの1か月分あたりの量が減ったのは「このペースだと年1冊ペースになるから」だそうな。

街を歩いてエッセイを書こう

「あなたにも書ける☆エッセイの極意」とかそういった本ではありません。
東京てくてくすたこら散歩を共著にして文字オンリーにした感じ。

広尾商店街がふじもとゆうきのキラメキ銀河町商店街のようにおもった。こういうところ本当にあるんだなあ。

何も持たず存在するということ

エッセイ。
新聞とかあっちこっちから収録されている。最古のものは5年前。
直木賞受賞の言葉とかも載っている。

食べたことのないものを口にして、おいしい、とびっくりするときと、うへえ、慣れなさ故に顔をしかめるときとある。本も全くおんなじで、思えば二十代の私は、なんでも口に入れ、合うものと合わないものを捜していたような気がする。それはつまり自分自身を知ることでもあった。みんながおいしいと口をそろえるものでも、私にはおいしくないことがある。誰も好んでは食べないゲテの域のものでも、食べずにはいられないものがある。ひどく個人的その嗜好を知っていくことは、自分自身と出会うことと同義なのだ。

(P157)

熱烈文楽

これはいい入門本。
文楽の歴史からどんな感じのことをやってるのか、どんな話をやっているのか。伝統のあれだから古臭かったりするんじゃないかとかそういったことが解決されてる感じ。

「太夫さんが何を言ってるんだか、わからない……」
のは困ったものだ。同じ日本人なのに日本語が分からないとは何ごとぞ。そう思うから、ますます恥ずかしいし、悔しい。太夫さんゴメンナサイという気分になる。
現代人なら誰もが陥りがちな、この「義太夫節の壁」を突破するには、いったいどうすればいいのか? そこで本書では思い切った提案をしたい。
「義太夫節は外国語の音楽だと思って聴きましょう」

(P136)

私この前聞いた文楽(大阪で発達した人形浄瑠璃を特に文楽と呼ぶとあった)はかなり聞き取れてました。ちなみに阿波人形浄瑠璃、あれは本当に聞き取れません。3割ぐらいしか内容は理解してない。

ちなみに文楽の入門は
あやつられ文楽鑑賞仏果を得ず
この辺もオススメです。でも本当なら一度見に行くのがいいと思います。
大阪なら6月の文楽教室とか夏にやってる子供向け文楽とか。

本当はちがうんだ日記

急に穂村弘分が不足したのでエッセイを借りてきた。
この本の最初のほうでは未婚いってたけど、最後のほうでは妻という単語がごろり。ここら辺で結婚したのかしら。いやなんかの本で、ラストでプロポーズをして終わりみたいなのがあったなあ。

拍手のルール—秘伝クラシック鑑賞術

クラシック音楽とはなんたるやーとかコンサートでの聞き所、ここで拍手しちゃ駄目だ!及び拍手の分析など。拍手についてが一番ページが割かれています。
まえがきには入門書とかガイドブックの類ではありませんよと書いてありましたが、十分入り口になる本でした。
ちなみに私とクラシックの関係は概ねのだめレベルです。

貯められない女のためのこんどこそ!貯める技術

この前この掃除バージョンを読んで、今度は貯金編。
30代イラストレーター、カツカツの生活を送っています。貯金特になし。
というのもお金の使い方がざるで気がついたら財布から紙幣が消えている。
同い年の子は既に家を買ったり、家を買ってさらにローンも完済したりして、これではあかんわーと一念発起して貯金をはじめてみるよというエッセイ漫画。
特に目新しいことは描いてないです。共感できるところもあり、気、気をつける……と思った。

つかお金の使い方がざるいというのは全国的に通じる言葉なんでしょうか。いやもし「私分かりません」と言われたところで、他の言葉で置き換えられないんですけども。



時代物に出てくるようなところを長距離歩いてみるよエッセイ。
ちなみにタイトルは平成おかち日記でありおとほ日記とかではない。
内容自体は結構古いです。この本自体がどうも新装版用だし。
どのぐらいかというと神戸の酒鬼薔薇の事件の件がリアルタイムだったりする。

「違うよ。海外旅行は怖くないの」
「じゃ、何が怖いんです? 飛行機ですか?」
しょうがない、白状するか。「……異人さん」
「は?」
「異人さん怖いんだもん」
(略)
「外国人が怖いんですか」
「うん……」
言葉が通じないんだもの。
「今時、珍しいですねえ。ひとりで異国船うち払い令をやっているわけですか」
大砲は撃ってないよ。

(P171)
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