時代物に出てくるようなところを長距離歩いてみるよエッセイ。
ちなみにタイトルは平成おかち日記でありおとほ日記とかではない。
内容自体は結構古いです。この本自体がどうも新装版用だし。
どのぐらいかというと神戸の酒鬼薔薇の事件の件がリアルタイムだったりする。

「違うよ。海外旅行は怖くないの」
「じゃ、何が怖いんです? 飛行機ですか?」
しょうがない、白状するか。「……異人さん」
「は?」
「異人さん怖いんだもん」
(略)
「外国人が怖いんですか」
「うん……」
言葉が通じないんだもの。
「今時、珍しいですねえ。ひとりで異国船うち払い令をやっているわけですか」
大砲は撃ってないよ。

(P171)