池井戸潤読んだのたぶんはじめてじゃないだろうか。ドラマから原作に遡りました。ドラマ、すごい土着ホラーめいたいい出来ですね。先があまりにも気になって、おっいい値段するなあでも読みたいから買ってしまえーという気持ちで買いました。kindleは「保管場所を考えると買えない」という気持ちをクリアできるのでその辺はありがたい。この本はたぶん紙の本で読むのがあってる気がしたんだけど。
ドラマの方は今放送されているところ(ちなみに本日4話放送、まだ3話しか出てない世界)は割と原作に沿った展開で、リンコはあんな神棚に飾られる存在ではなかった。情景描写や感情描写が映像だとざっくり削られる分「わかりやすく」そして「視覚的に分かりやすくおどろおどろしくした」という感じ。

ここからはネタバレを含みます。ドラマだけで楽しみたい方はお気を付けください。

めぐりめぐってハヤブサに展子の縁者がいると分かった時のあの「田舎の交友関係の狭さ」を彷彿とさせられた。かつて懇意にしていた2個下の美容師さんが「だれか共通の友達いるかなー」いうてたら「美容師さんの弟の友達がわたしの当時の同僚」ということが判明したあの感じ。
仏壇店・寺・離檀に突然の宗教戦争に突入するあたりびっくりした。ドラマであの宗教戦争やるんかなと思ったけど、相棒でさんざんテロリストだの新興宗教もやってたな。
読めば読むほど「あの人も怪しいこの人も怪しい」「どこに続いているんだこの道は」と思った。一番ごろごろ変わったのが彩の印象。あなたのことはどのぐらい信じられるのか?? とドラマでも思ったけどほう! ほう! みたいな感じだった。