きのうサンホラ界隈で「サンホラ履修してなかったなとyoutubeで見てたけどアラサーでは消化できない栄養の塊。これを食べられるのは10代だ。自分には重い」っていうツイートが話題になっておりその話をしようかと思います。
サンホラ布教エントリです。
結論を先に書いておくと「メロディ聞くだけでも楽しいよ。そこからもう1歩踏み出すともっと楽しいよ」ということを書いています。

サブスクあります

サンホラというと「とにかく高い」「何もかも高い」「光る箪笥とかめっちゃでかい絵馬とか売ってる」とかが割と言われがちですが、サブスク解禁済みなので、ちょっと触れるぐらいなら最新「絵馬に願ひを」以外の全曲を気軽に聞いてみることができます。
Apple Music、Spotify、AmazonMusicなどたいていのところでは聞けます。契約中のサービスでお楽しみください。
youtubeでも聞けます。
せっかくなのでわたしが沼ダイブした曲こと「StarDust」と、みんな大好き「朝と夜の物語」、シンプルでかっこいい曲「よだかの星」をおいておきます。

ちなみにこれらの曲が「かつてCDとして発売された」音源です。
これよりもうちょっといい音で聞きたいなと思った人向けにRe:Master ProductionというCDがあります。レコーディングしなおしたわけではなくリマスター(音質をよりよくしたもの)です。曲によっては「こんなにも違うか!?」というぐらい別の曲のように聞こえる曲もあり。

Amazon価格でだいたい1000円〜3000円ぐらいで買えます。(Re:Master Production)と書かれたものを買ってください。

ちょっとお金を出せるなら映像作品で解像度ははるかにあがる

SoundHorizonは「物語のすべてを音楽で表現」します。
それはメロディだったり歌詞だったり効果音だったり(変則的なところではCDのジャケットも)します。そして「この曲はこういうことを物語っている」と自分なりに思ったこと考えたこと感じたことがあったとしても、それが正解かどうかは分かりません。どこにも書かれていません。
でもその「答え合わせ」をある程度行えるのが「公演の映像作品」というわけです。

といっても直近のStoryConcertの「絵馬に願ひを」は円盤にはならず、その1個前のNeinは初見の人にはあんまり薦めたくないというか「(薦める側としては)中身を知っているがゆえにご新規の方にはそれ以外のどれかから入ってほしい」作品なんです1

かといってサンホラの円盤割と手に入りにくくなっているものが多いのは事実。

なので入手難易度とお値段的におススメがこちらです。

これの通常版です。Amazon価格5000円を切っている(23/08/09現在)
当時の最新曲である「ハロウィンと夜の物語」初演のRevo’sHaloweenPartyをはじめ、いろんな公演が収録されています。
この初回限定デラックス盤が「通称おせち」です。
「いろんな公演の詰め合わせ」であり「パッケージが正方形で2段のお重」だからおせちです。

ちなみにこれに該当する人は無理に摂取しないでほしい

「今、(肉体的に、もしくは精神的に)疲れている人」
これは「初めて触れる人」から「久しぶりに聴く人」「ガチ勢のローラン(サンホラファンのこと)」まで共通だと思うんですが、サンホラ楽曲は歌・楽器の音・SEまでいろんな音がするので、疲れている中聞いてもあまり頭に入ってこないと思うし、余計に疲れると思うので無理しないでください。
とりあえずゆっくり休養してほしい。音楽は逃げないし、サンホラは他のアーティストと比べてリリースのペースもゆっくりなので……。

考察はしてもしなくても別にどっちでもいい。メロディを楽しむだけでもよい。

サンホラは考察が盛んな音楽ではありますが、音だけ聞いて「何かよくわからないけど○○な音楽だなあ」というのでもいいと思います。
さっきの「公演は答え合わせ」もそうですが、「答え合わせ」といっても自己採点なので。別に正解は提示されないので。
だから「謎には必ず答えが提示される」「問い合わせに対する返答がある」と思っている人には厳しいかもしれないし、「『正解がない』ということに耐えられない/抵抗がある人」には厳しいかもしれない音楽です。

むしろ「自分はあの人たちみたいに考察とかなんかすごいこと言えないんで……」とか思ってる人がいたらそこは気にしないでほしい。
音楽を聴くしかできないという人は普通に存在する……。

中には参考文献を読み漁ったりコード進行からここはこういうことなんだろうと、自分の解釈を論じていただける大変ありがたい方々が世の中にはいるので、そういうのを読むのだけでも結構楽しいです。
(でも注意してほしいのはその解釈もまたひとつの説で「正解」ではないので、「いろんな人の話を聞く」とか「それらをもとにぼんやり想像してみる」とかいいかもしれないですねー。)

自分で「このメロディどっかで聞いたことあるなあ」と過去曲聞き直すのも、「あれこれどういうことだ」とググったりすることをはじめると面白くてハマり方が加速するんだよなあ。ずっと聞いてると「聞こえる音が増える」んだよなあ。たぶんずっと聞こえていたはずなのに急に「あっここバイオリンの音するんだ!?」「炎が巻きあがる音がする」とかわかるんだ。


ちなみにこちらはSoundHorizonファンクラブ会報とかでインタビュー記事なども担当されている、サンホラ大好きおじさんたちによるプレゼン動画です。

ところで気軽に聞くことはできない音楽というものも存在する

Sound Horizonの新曲はここ2つほどCDという媒体では出ていません。かといって配信ではなく、Blu-ray形式で出ています。Blu-rayということはiPodなど携帯音楽プレイヤーへ取り込むことができず再生できる機器も限られています。

それがこの絵馬に願ひをという作品です。
ちなみに「クソデカ絵馬」というのがこれのFC限定完全受注生産品で、今手に入るとしたら中古オンリーです。通常版は一般的なトールサイズの、よくあるBlu-rayが入っているジャケットを想像していただければよいかと思います。

リスナーは大神となり狼樂神社(大社)の巫女に託宣(という名前の選択)をくだし人の運命を左右していく1周約20分、すべての曲を聞こうとしたら20時間ぐらいの時間と攻略順を書いたメモと途中セーブを書き留めるメモかカメラ機能がついたなにかが必要です。
それは音楽作品ですか? と聞き返したくなるのがこの絵馬に願ひをで、聞ける曲が限定された「絵馬に願ひをプロローグエディション」がアプリとして販売されているのと、サブスクやハイレゾ音源として狼樂神社のみ販売されています。
ちなみに絵馬に願ひを!(Full Edition)には任意の曲だけ繰り返し聞く機能はなく、ランダム曲に加えて普通にプレイするだけでは聞けない隠し曲もあるようで、「曲だけ聞くライト勢」「音楽を聴くのは外出中」みたいな人にとってはなかなか厳しいです。わたしのことです。

2023/11/18 追記

現在のところかなり多くの曲が聞ける配信「絵馬に願ひを」が存在します。1ルート1アルバムのため、アルバム数で言うと16あります。
重複してる曲もあるので、全部買おうとすると3万ぐらいかかると思います。音がいいと評判を聞いてOTOTOYで聞きましたが、確かに音がクリアによく聞こえます。
Sound Horizon - OTOTOY
でもこれだけあったらどれ買ったらいいかわからないよ、あなたのおすすめ買うから言ってくれって言われたらわたしは第玖乃参道推しです。
Sound Horizon / 絵馬に願ひを!第玖乃参道セット - OTOTOY

何がおすすめなのかというと
「月が廻る夜」がとにかくかっこいい。なぜか声優の梶くんとか岡本信彦さんも歌う側に回っています。
「生という名の罪禍」に出てくるスワタケこと諏訪ルアン健役佐藤真広くんの声がものすごくいい声をしているので聞いてほしい。
「生と死の遊戯盤」が素人の耳でもわかるレベルで難易度が高い曲で、転調と拍がやばいので聞いてほしい。

以上です。配信はライト版の位置づけなので、BDでしか聞けない曲も多く存在します(とはいえこれらの曲はランダム要素が強く、中にはジャミングがかかっているとかまだ聞く方法が分かってない曲もあります。何を言っているかわからないと思いますが、事実です。)でも重複があるとはいえ1アルバム24曲ありますので。

今後のSound Horizon

Sound Horizon 7.5th or 8.5th Story Concert『絵馬に願ひを!』〜大神再臨祭〜が終わって、これはStoryConcertなのに円盤が世に出ない2ためまた数年公演なしの生活かと思えばびっくり。
ディナーショー(Revo's Acoustic Night 2023 〜Japanesque〜)の開催が決まっています。
品川プリンスホテルでの開催で日替わりキャストの3公演、宿泊プランもあります。ただし一般席で約5万円します。
Revo's Acoustic Night 2023 〜Japanesque〜
ちなみに本公演は配信も存在します。
ただし配信はショータイム約90分のうちの約60分で、2回のライブ配信のみ(ライブ配信+再生時間限定見逃し配信)。
FC限定前列確定プレミアムシートの申し込みが本日からはじまっています。

書いている人について

サンホラに出会ったのは約19年前。twitterがなくてmixiや個人サイトはある時代出身。
クロニカ学習帳と2ちゃんねるサンホラ第〇番目の地平線スレッドだけ見ていればファンアート、考察からライブレポまでなんとかなっていた時代に入った人間。
推し地平はRomanとMarchen。
「絵馬メンありの領拡で歌ってほしい曲」は廣瀬真平と佐藤真広で「Ark」、香西愛美とハセガワダイスケで「恋人を射ち堕とした日」

  1. 「舞台刀剣乱舞を見たことがない人に初手悲伝」みたいな感じです []
  2. そもそもカメラが公演に入っていない []