11/13読売新聞で「私の男」@桜庭一樹の記事あり。
明日じっくり見るーー。
なんだこのおもろいひとは!
読書道でインタビューは読んで小説は未読だけどエッセイ読んで死に掛けたのは久しぶりだ。汽車の中で顔を本で隠して肩が震えるぐらい笑った。
惣菜として煮こごりを売っているスーパーもすごいのだけど、若くて可愛い女の子のカゴに、ミートスパゲッティと一緒に入っている煮こごりの存在感といったら。しかもあれって、一口で食べるから美味しいものですよね。だのに4センチ×8センチほどの大きさで白いトレーの上に載ってびっちりラップ。そして上には半額のシール。何の威厳も上品さもありません。煮こごり界の没落貴族ですよ。(P44)
特に酒関係が凄い。本人の超泥酔体験も凄いのだけど友達も凄い。
一番ツボったのはノリちゃんでした。
超美少女なのですが、酔うと「人間らしさ」を簡単に投げ出します。池尻のビデオ屋の棚に突っ込んで、全部倒し出入り禁止になったとか(泥酔)(P81)
まだまだ続くよ面白エピソード。
ちなみに、私も結構割と呑みます。学生時代は周りが強かったため相対的に普通だと思ってましたが割といける口のようです。この前の職場打ち上げ飲み会のときに「女の子は顔あかーにして(赤くして)かわいいんよ!」とか「これは水です!ちょっと匂いのある水!」とぱっと見には素面で、現実にはビール2杯焼酎3杯目でした。ちょっと匂いのある水=焼酎で、手前にビールを置いてありました。
「何飲みよんですか」「ビールです」「こっちのこれは」「水です」「いや水ちゃいますよねこれ」「いや水です!ちょっと匂いのある水!」
WEBちくまでもちょっと読めます。読みにくいしさすがに本収録分全部は読めませんが。
しゃばけよりこっちのほうが好きかも。と思った。
小さな古道具屋兼損料屋の出雲屋を商うお紅と清次の2人。損料屋というのは色んなものを貸し出す店だ。貸すものは鍋釜布団、財布に掛け軸色々である。
時代物だがしゃばけとの違いは
しゃばけ……妖怪あり。若旦那愛してる。ちやほやされまくり。
つくもがみ…妖怪あり。若造が。フルボッコにしてやんよ
付喪神は出雲屋の棚で貸し出された先の話をぺちゃくちゃと喋りあう。お紅と清次は喋ることを知ってるから客前で喋らなければ特に今更何も言わない。
あるときは清次は大馬鹿だよとか。
あるときは屋敷で見た珍しいものとか(これ目当てで道具(付喪神)を無料で貸したりする
あるときは屋敷で付喪神を見たとか。
出雲屋にはそんなわけで付喪神が集まってくる。
付喪神を見たという話をわざわざすることで、清次が現物を見に行く。大体において付喪神になるような古く大切に使い込まれたものはいいものであることが多い。清次は若造だが見る目だけは確かだから気に入ること間違いない。
憎まれ口をたたき、時には叩き割ってやる!と喧嘩することもあるが、清次は一度も付喪神を売ったことはない。共存共栄、持ちつ持たれつだが主導権は我ら付喪神にあり、といった感じ。
秘色と似せ紫最強。
章タイトルが古典の色の名前で、章扉がその色で染まっているのがいい。
「だから蘇芳は、まだ付喪神にはなっちゃあいませんよ。年月が足りませんからね」
清次の話は一見お紅に言ったようで、実は付喪神に向けられたものであった。それを瞬時に承知した棚の上の付喪神達は、人ごときが付喪神の考えを否定することは、承知出来ぬと考えたらしい。一斉に黙り込んだ。しかも邪悪な気を発している。(略)
「聞いたか。清次が我らの話に、文句をつけおったぞ。聞いたか」
「おうおう、聞いた、聞いた。役立たずの若造が、いっぱしに付喪神へ、言いがかりをつけおって。……香炉はまだ付喪神にはなれぬ歳だとな?」(P137?138)
桜庭一樹による書評があったり不気味で素朴な囲われた世界の書評があったり21日から朝日で長嶋有の新聞連載が始まるらしいとかなんかすげえええと思ってたら夕刊で。
綾辻行人がどーん(゚д゚)めがね無しの写真って珍しい気がする。
記事の大きさは大体ジャンプ1冊分と同じぐらい。まさかこんな地方ローカル新聞で見ることになるとは思いませんでした。
図書館で色々借りて新刊棚の前で見てたらこんなタイトルの本があったのでぺらっとしてみた。
ふと目に入った言葉が。
「マンモスうれピー」
(゚д゚) ←リアルでこんな顔になった。
主人公女子の日記らしい? やだ古過ぎるかもーみたいなセルフツッコミがあったんですが、古すぎるとかいうレベルでない。それ流行ったの私が小学校低学年ぐらい? 今の高校生知ってるのかなー。
あれだけ遠かった遠かったと色んな人に言い今度はバスにしようかなと思う言ってたのにチャリで(゚д゚)アホの所業である。
お昼に欲張って頼んだかけうどん(中)が予想外に多く食べきったはいいけど限界動かな死ぬ(゚д゚)!というぐらい胃にたまってしまったことによる。
行きは40分帰りは30分。やっぱりIC付近はどこを通ったらいいのか一発で分からないそんなわけで約1時間前に到着。
机前(レジの横にあった)には既に男性2人。はえーな(゚д゚)
ここでも書きましたが整理券を貰いにきたとき、IQ探偵とポプラフォーチュンしかなくて色んなものにがっかり&不機嫌だった私はもらった抽選用紙の意見欄+小さかったので用紙の裏側を使って、イベントを開く割に既刊を何故全く置かないのかについてがりがりと書いて投函。
(電撃だけで背の高い棚ひとつ使っているから余計に腹立ったんだわと後に語る。
それが今日行ったらフォーチュンの既刊(リプレイを含めて)全部揃ってた。
でも新装版・新・L・リプレイとか色んなものが混ざって並んでて(○つきの数字は並んでいたから店員さんが間違えたのかなあと思いつつ)気になってしょうがなかったので並び替えた。
13:30ぐらいから並び始めて(整理番号とかはなかった)14:00開始。
初めてみる深沢さんの印象は「若っ」でした。私が読み出した高校1年の時にはもう偽りの王女まで出てたからそれなりのお年ではあるんだろうと思いますが年齢不詳顔だ……
後おそらく出版社サイドの人が「お写真を希望される方は先生に許可いただいてますのでお気軽にお申し付けください」みたいなことを言ってたので写真もとってもらう。今写真見たらあまりの表情の硬さ(自分の)に笑える。
ちょっと前にいたおねえさん(つっても同年代だと思う)が本州の方からはるばる来られた方だった。確かにその県ならJR直通あるけど行動力の人だなあと尊敬の眼差し。
サイン会にいた人はIQ探偵がすきですっていうちびっこも何人かいましたが、基本フォーチュン読んで大きくなりましたって感じの20代?40代ぐらいの人。男女比は同じぐらいか若干男性多めかなと。
Bsideはとある宗教団体とかエルマーとかエイジングとかそんな感じの人が強かったです。後チェス。それと271ページ。
ABどっちが好きかといわれればそれはもう断然でA
幻のCsideも読んでみたいなあと一瞬思いましたが1934みたいに何が何だか分からんようになる気が……とも思いました。バッカーノは面白いけど登場人物多すぎてリストをよこせえええと思うことしばし。
未読の方への注意:Bsideは巻末に短編が収録されています(あとがきは短編の前にあります
なのでうっかりあとがきを先読もうとすると不幸なことになりそうな気がしますのでお気をつけ下さい。
次の希望は1935。それよりも出て欲しいのはデュラララの4巻。
AsideとBSideの表紙を並べたかったので並べておく。
なんか乙女チックな可愛さだ……
発売はまだ先の話かと思ったら11月14日発売。こっちは買わないです。未収録短編は気になるのでそれは図書館かどっかで読みます。
しかし装丁の力ってすごいなー