カナスピカ

ようやく読めました(前の人が2ヶ月ぐらい延滞してた

これが出たころは非ラノベ系雑誌とか書店POPとかネットとかでオーフェンの人が一般文芸に殴りこみ(意訳)みたいなのを割とみたような覚えがあるのですが、読後感からすると一般文芸?というところ。
いやとても面白かったのですが一般文芸というよりは児童書寄り?
DIVEとかバッテリーとか精霊の守人とかみたいな感じでまず児童書として出版されて数年の後一般向けで文庫落ち、みたいな。そんな感じがしました。

ところで無意識のうちに脳内で緋色の風車を再生するSH脳まじで自重(゚д゚)
加奈がおっさん殴ってカナスピカを連れて逃げているところが僕は一番大切なものを持って逃げようと?やつらが追いかけてくるあたりがシンクロしたんでしょうか。

万城目学最新情報
サンスポ

藤原君が独身女性にチェンジ(゚д゚)
先生が玉木宏・藤原君は綾瀬はるか

玉木宏と綾瀬はるかは好きだけど原作を性別レベルでいじってしまうのはちょっと……と思う私です。
小説のほうが好きな作品は映像化しても映像版が小説版を(自分の中で)越えることはまずないので解釈の違いを楽しむ、みたいな感じなのですが性別とか双子が一人っ子にとかレベルで改変されてるやつは試しに見てみても「あ、無理」って思うことが多い。
最近の例でいうと花ざかりの君たちへ→イケメンパラダイス
あと玉木宏が鹿になるのか……とか。

つか最近玉木宏ドラマとか映画とかよー出てるなー

日傘のお兄さん (新潮文庫 と 17-2)

文庫落ちといっても内容はがっつり変わっております。
誤字修正程度の「あわになる」
大筋を変えずリライトした「日傘のお兄さん」
骨組みからがっつり変更した「ハローラジオスター(元バイバイラジオスター)
同じく骨組みからがっつり変更の「すこやかだから」(元すこやかなのぞみ)

檸檬のころとか神田川デイズスキーとしてはうお!?と思うことが多かった短編集でした。
日傘のお兄さんが好きだ。このどうしようもない感じが。
中学生の夏美の元に現れた子どもの時よく遊んでくれたお兄さん。いつも日傘を差しているお兄さん。
「追われてるんだ。かくまってくれないか」
お兄さんはロリコンの要注意人物だこいつから子どもを守れとしてSNSで槍玉にあがっていた
ちなみにお兄さんはロリコンで引きこもりでニートです(あとがき曰く)ある意味三重苦。
夏美はお兄さんと一緒に逃避行の旅。昔一緒に遊んだ竹やぶを目指して一路。

本文中ではSNSみたいに書かれてるけどある意味2chっぽくねーとかもおもった。
ネットKOEEE

陰陽屋へようこそ

ある日商店街に現れた店「陰陽屋」
自称「陰陽師」の安倍祥明と、元捨て子で今中学生・実は妖狐の沢崎瞬太(祥明にバイトとして雇われている)のご近所ほのぼの系の話だと思う。

陰陽師といっても別に妖怪退治はしません。悪人退治系でもなく。
陰陽師というよりはどっちかというと口の立つ占い師。

しかしこれ、シリーズ化前提なのだろうか……これ1冊ではちと消化不良かも。
何で中途半端に狐化するのかとか振られているものの特に答えがあるわけでもなく。

アヤツジ・ユキト 1996-2000アヤツジ・ユキト 2001-2006

綾辻行人小説以外の文章10年分。

1996-のほうで、最近はG(黒光りするあんちくしょう)が道外からの転勤者の荷物にくっついて上陸→暖房の元繁殖開始。でも都市伝説説もありとあったのでmixiで北海道愛好者とか道民とかに聞いてみた。

・聞いたことあるけど局地的なものらしい(常時空調管理されてるところとか
・Gの代わりに鼠が凄い。
・カマドウマが怖い道民を見る。
・厨房とかにいるらしい
・友達の家にいたらしいけど小さくて痩せててつやつやしてなかった

2001-のほう、安楽椅子探偵の「犯人の名前だけ当てられても痛くも痒くもない」「エレガントな回答を」ってあれ台詞だったんだ……

後暗黒館の寄稿エッセイでなんでアリプロの人が!どんな関係なんだろうと思ってたら、アリプロの曲にはまる→球体関節人形が自分中で流行る→人形作家の人経由でアリプロの人と対面という流れがあったらしい。

皇室へのソボクなギモン

新聞の広告で「皇室の人ってメアド持ってるの?」っていうのを見て気になって一本釣りされました。図書館本ですが。
どうでもいいといえばどうでもいいけど気になっても誰も教えてくれなそうな話が満載でした。反抗期ってありますかとか名刺って持ってますかとか宮内庁の雇用についてとか。
辛酸なめ子さん(聞く人)と竹田恒泰さん(答える人)の対談で、竹田さんが明治天皇の玄孫で、旧皇族の生まれらしい。

ヨーロッパで一番格式高い肉は羊(めも

去年にあったある話
「皇室の人ってディズニーランド行くんかなー」
「警備的にディズニーランド自体貸切になるとかミッキーが別室に呼ばれるとか」
「いや待ってミッキーで世界中で1回に1人だけしか存在せんように調整されよるって話聞いたことがある」
「日本の女の子1人のためだけに全世界のミッキーが調整されるんか……」
「スケールでかいな……」
という話を4人か5人ぐらいでした覚えがあります。

イチゴミルクビターデイズ

壁井ユカコ作品の中では今のところ一番一般文芸寄りだと思う。本当に終始平和でふつうです。
とりあえず男もしくは彼氏側が死んだりしない。
エキセントリックガールは出るけど病んでる系は出ない
ミジャン@僕に捧げる革命論みたいな私これでいいのかなーって悩む子は出る。

私はいづみ(主人公)と同年代で、地方育ちで、去年関東南側ぐるっと一回りしてきたけどそれでもやっぱり東京は「テレビの向こう側にだけ存在する魑魅魍魎の世界」だと思います……
友達曰く「交通機関考えんかったら東京が日本国内で2番目に近いよ」らしいけど(所要時間約1時間)
東京が魑魅魍魎なら魔境なのは梅田地下街(何回行っても慣れる気がしません

突然脳内手芸部員がめざめたので先週買っておいた布で今日ミシンでドドド。
きっかけはイチゴミルクビターデイズを外に持ち出したいという欲から。
ハードカバーは基本表紙カバーのままどーんで読むのですがイチゴ〜はむき出しで読むには目立ちすぎるので(ちょーピンク)

ブックカバーの本を予約しつつもとりあえずネットで見かけた作り方をお手本に作ってみた。
参考サイト:世界の果ての図書館さん

フィギュアを見ながら頑張ること1時間半位。

カバー

こんな感じのものが完成しました。これはちょっと色が変なのですが(携帯で撮影)実際はもっと茶色で緑です。↓のほうがまだ色が近いです。
かばー

我が家最厚の海の底にも対応しとります。

NEC_0136.JPG

こんな感じで。
ちなみに所要時間布切る所からカウントで大体2時間ほど。
私の手芸の腕は中学校の家庭科レベルに毛が生えた程度です。

下町不思議町物語 (YA!フロンティア)

となりのトトロ+妖怪アパート+片耳うさぎ、みたいな。
妖怪アパートに比べれば登場人物は随分と少ないし登場人物の年齢もぐっと下がって小学校6年生。
両親が離婚して関西から関東へ引っ越してきた直之。病気で体の発達が遅れた直之は今は元気だが体が小さくて細い。そして現在住んでいる父の実家は裕福であったが礼儀や行儀や生活態度に何かとうるさい祖母が主人。
ある日ふらりと立ち寄った道の奥にあったレトロな町で関西弁を喋る高塔(後に師匠と呼ぶようになる。何かの弟子入りをするわけではない、と思う。)と会う。

サンマとオムライスが美味そうだ……
とりあえず気になるのが「古本屋」妖怪アパートとリンクしてる?
これはまだ続くだろうと思うのですがシリーズ化希望。ネコタクネコタク

ナガオカケンメイの考え

エッセイ棚にあった本。小さめで厚くてころっとした装丁が可愛かったので。
2000年-2005年の短い日記みたいな本。

 日記もそんなに苦じゃなかったはずなのに、リズムを崩したあまり、その「日記を書く」という発想ができず、なかなか困ってしまう。
 作家や作詞家に憧れている。どうしてあんなことをすらすらと書けるのか……。なんて思ったりもするが、なんてことはない。それだけをする志向をとことん執着し、毎日、それをするという規則性を開拓しただけだ。(P95)

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