タグ「 創元推理文庫 」の記事

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秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

下巻を手に入れるのを待って読書解禁。確かに上下まとまってから読むので正解だった。
小佐内さんがいいドSです。

とある秋、木良市内で起こる放火事件とそれを追いかける新聞部(瓜野とか堂島健吾とか)
小佐内さんと別れて以来彼女ができて週末ごとにデートを楽しむ小鳩くん
デートそっちのけでバス内で前に座っている二人どっちが先に降りるのかとか推理を楽しむ。
小佐内さんも彼氏ができて甘いものを食べ歩いたり暗躍したりしている。「暗躍している」以外のなにものでもないよなあと思う。マロングラッセと栗きんとんの例えにとても納得した。
よいものを読みました。ごちそうさまでした。

What are little girls made of? (ねえ、小佐内さんって、何でできてるの?)
Sugar and revenge (お砂糖や復讐)
And all that's sweets,(それから甘いものなにもかも)
みたいなものが降ってきたので元ネタはなんだとまず影響元を探して元ネタをみたらマザーグースだった。

小佐内さんは、甘いものと復讐を愛している。小佐内さんに手を出せば必ず噛みつかれる。なぜなら小佐内さんは噛みつくことが好きだから。
だけどその復讐は、セーラー服に機関銃を持って敵を皆殺しにする形では行われない。彼女は罠を張り、敵を落とし穴に誘って、落ちたその上から鉄の蓋をして復讐する。

(上巻P244)

「……あはっ」

(下巻P144)

犬はどこだ (創元推理文庫 M よ 1-4)

メディアマーカーによれば半年ぐらい積んでたらしい……まあ既に3回ぐらい読んでるから。最初に読んだ時はエマVS蟷螂のところの一文で凄く苦しくなった(表現的なアレではなく、本気で息ができなくなったのであった)のですが大分するすると読めるようになりました。時間は前に流れているなあ。

少女には向かない職業 (創元推理文庫 M さ 5-1)

発売日に買ったけどもう単行本版で何回も読んでるから長らく積んでいた本。
読みながらトップランナーの朗読部分が音で再生されたりしていた。
読み出したら一気だなー。

ニューヨークの魔法使い <(株)魔法製作所> (創元推理文庫)

何で読もうと思ったか分からない本シリーズ第2弾。
翻訳モノは合わなかったりすることが多いけどこれは面白かった。
裏表紙のあらすじでは魔法版ブリジット・ジョーンズの日記って書いてあったけども未読なのでそっちはよく分かりませんが、ハリポタっぽいなあと思いました。賢者の石の最初ら辺のダイアゴン横丁でここはなんだーって言いながらハリーがうろうろしてるところとかね。

テキサスからニューヨークへやってきたキャスリーン(ケイティ)
とても普通で平凡で「妹みたい」とか言われがち。
その平凡な子が平凡さ故に活躍する話。個人的には「で、ミミはいつ逆襲するのか?」と思っていた。

理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)

とある市立高校の芸術棟(要するに部室棟)にはフルートを吹く幽霊が出るという。噂に怯える吹奏楽部員は送別会があるものの、練習がおぼつかない。そのため高島(部長)と秋野(部員)、そして第3者による見届けのため僕こと葉山(美術部)は居残ることにした。
青春なミステリだった。面白かったわー。同好会の奥に古典部ありそうだな。わたし、気になります。

「若いときはそういうもんさ」なぜか遠い目をした。(P123)

こことお見舞いのシーンが好きだ。花束ーー。

水に描かれた館 (創元推理文庫)

崖の館続編。崖の館よりはこっちの方が好きだなあ。
論理的なミステリではないと思いますが、謎・幻想・愛みたいな感じで。
218ページ以降の展開が好きです。とりあえず夢館に突撃。

夏季限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信/創元推理文庫

小市民クオリティたけーーーーーーーーーーーーーー
これやばいな!予想の3倍以上斜め上に走っていった。
何だこの始まりは!!!って思ったら引きすげえええええ。
小佐内さんすげえよあんた魔王だよ!
期待のはるか上を行く面白さでした。GJ!!!

「レイニー止め」がすごいはまりすぎてウケタ。

「比類のない神々しいような瞬間、人間の頭の飛躍には限界がなくなるんだって」
「へえ……」
「死の直前の」
「と、倒置法? しかも死んじゃうの? 健吾が?」
(P88)

有栖川有栖Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)誰か火村さん呼んで!

さよなら妖精文庫落ちキター!
早くないか早くないか。あれでたのまだつい最近な気がする・・・

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