理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)

とある市立高校の芸術棟(要するに部室棟)にはフルートを吹く幽霊が出るという。噂に怯える吹奏楽部員は送別会があるものの、練習がおぼつかない。そのため高島(部長)と秋野(部員)、そして第3者による見届けのため僕こと葉山(美術部)は居残ることにした。
青春なミステリだった。面白かったわー。同好会の奥に古典部ありそうだな。わたし、気になります。

「若いときはそういうもんさ」なぜか遠い目をした。(P123)

こことお見舞いのシーンが好きだ。花束ーー。