悪魔のソネット    美形悪魔は契約しない!? (角川ビーンズ文庫)

新章。
今回のメインは表紙の通りユーリ・ムラケン・グウェンダルです。
でも今回は割と同時進行という感じなのでヴォルフラムとかギュンターの出番多かったですね。特攻野郎Aチームのパロディが異様につぼった。エチエンヌのくだりは好きだー。
シュバリエの過去は意外だったけど、キーナンて誰だったっけ……て思い出せなかった。

ささいなことだけど「誰が呼んだか地獄の一丁目、アッ・パシリ3丁目監獄」というのが出すぎて正直鬱陶しいぐらい。そんなに何回も連呼しないでもいいよ! みたいな。

“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫 の 2-7-1)

文学少女番外編で短編集。ムックとかネットとかあちこちで掲載された書下ろし。
今日のおやつは結構加筆修正あったような……。
心葉がいない頃の文芸部の話も神に臨む作家下巻以降の話もあります。
好きなのは「文学少女と病がちな乙女」「文学少女と扉のこちらの姫」「今日のおやつ特別編 スノーグース」「無口な王子と歩き下手の人魚」
病がちな乙女はいい胸キュンです。
扉のこちらの姫は妙に切なくなった。夏への扉でROばりばりやってたときのことを思い出したのだー。メイド麻貴に挿絵がついてたのでヒャッホウとなった。

次巻は千愛の出番がありますようにー。

Moiraオフィシャルツアーグッズ
Roman福袋とメモリアルパンフ超ほしいんですけど
福袋はともかくメモリアルパンフは買わないとかいう選択肢自体ないだろうJK(゚д゚)
後で通販してくれるよね宮内庁の中の人……

クエ鍋食べたいなと思ったので忘年会を企画。

どーん。
量が多くて安くて美味いという店を選ぶ。
私が幹事やるのは自分が好きなものとか行きたい店を選べるからだよ!
女5人何一つ残すことなくがっつりいただきました。鮪のカマ焼きとか初めて食べたぜ

プリンセス・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)

ベネズエラ・ビター・マイ・スウィートに続く2冊目。
前巻が綺麗に終わってるのにどうやって続けるんだと思ったら同じ世界観の別の人物が主人公でした。
前巻はイケニエビトの話でしたが、今回はタマシイビトの話です。
今回は恋愛です。明海と実祈もちょっと出てきます。
あと背景として事件も起こってます。京都で起こる連続殺人事件、通称首もぎ殺人。
首がとんでもない力でもぎとったような酷い避け方をしており、現在4件発生しておりそのいずれもが身元不明。

チャチャは"調子に乗っているところを見ると親切心からその鼻を折ってやりたい"性分の持ち主で、周りからは「女帝」「魔性の女」と呼ばれる大変に口の悪い女の子だった。
そのチャチャと小学校からの付き合いの晴之がメインの2人。

チャチャ弟がまた攻撃の矛先になりがちで女装の上妊娠検査薬を買いに行かされたりとよくできた不憫なこです。
○○すぎのところが異様につぼりました。あの頃に戻れなすぎとか僕が壊れすぎ&君を壊しすぎとか。というか読んでたらとてもクレープが食べたくなりました。

どっちかといえばベネズエラのほうが好みですが、こちらもよいです。
ていうかチャチャという名前は脳内では先に某赤ずきんが来るので大変でした。

「「しっぽ髪のお姉ちゃんと仲良くしすぎないほうがいいよ。
じゃないと消えちゃうかもしれないよ。
誰にも覚えてもらえなくなるかもしれないよ。
それは本当に寂しくて寂しくてたまらないことなんだよ。
それでもいいの?」」

(P58)

双子もしくは双子的なキャラというのはよいですね。

犯罪小説家

作者である待居涼司がクライム文学賞選考結果待ちしているところから始まる。
結果、凍て鶴は受賞し映像化の話が舞い込む。監督・脚本・主演に小野川充はいかがですかと。小野川はホラー映画で当たりを取り、ノベライズでベストセラーを出し、舞台や深夜帯のドラマもこなしている「ホラー界の奇才」と呼ばれている人物だ。
待居は打ち合わせということで小野川に会うことになる。その場で小野川は持論を展開する。
「自分は美鶴(凍て鶴の登場人物)のモデルは木ノ瀬蓮美だと思うんです」と。
木ノ瀬蓮美は伝説じみた自殺志願者が集まるサイト「落花の会」の主宰者だった。
集団自殺のコーディネイトのようなことをしていたため警察も自殺幇助の罪で捜査していたのだが彼女もまた池に浮かんでいるところを発見される。

主にはネット心中と自殺と落花の会について調べたり探したりでした。待居はもっと出てくるかと思ったけど主には小野川と今泉(ネット心中について調べていたライター)だったなー。
小野川は思い込みと持論がウザ過ぎるキャラですね! でも嫌いではない。
リアルにこういう人いたら多分殴るんですけども。
全体的にあるなんともいえない薄暗さがよいですね。

気分が落ち込んでるときに読むのと、読了感はすっきりしているのがいい!ていうの人にはオススメしませんが。

「僕は別に、これまでのあなたの仕事を否定してるわけじゃありません。ネット心中は当然、現代の病だし、そこにペンをもって切り込むのは意味がある。しかし問題なのは、あなた自身、自殺との距離が近過ぎて、自分が相手にしてる世界が異常だという感覚がなくなってしまってることです」

(P291)

ここらへん好きなんだ。

アクセサリー売り場にイケメンがソロでうろうろしてるなーと思った日。
ふとCOACHを見たらいつもガラガラなのにめっちゃ人いました。くりすますおそろしい。
ちょうどCOACHから出てくる友達を見かけたけど彼氏連れだったのでざくざくと通り過ぎる。

Invitation (インビテーション) 2009年 02月号 [雑誌]

桜庭さんのインタビューが載っているというので↑を探した。
「30代?40代前半の男性を触発するライフスタイル誌」どこを捜したらいいか分からないので男性向けっぽそうなところをうろうろしてたら、芸術棚で発見する(゚д゚)
手に取ると視界に3冊のヅカ雑誌。うお!とおもった。
インタビューの内容は「喫茶店と私と本」みたいな。見開き2ページ。

もう1枚めくったらモリミーがいた。
読んでたら「ジュネス」って出てきたので吹いた。喫茶店の名前でした。当たり前だけどエブリディヤングライフジュネスはとは別物だった。

ちなみに↑を探してうろうろしているうちにメンズファッション棚にあった
Esquire (エスクァイア) 日本版 2009年 02月号 [雑誌]

にちょうときめいた! 本棚本棚。

地下に降りてバレンタイン並の人ごみにびびりつつ、マールブランシュに。
父上がケーキでも買ってきたらとお金くれたのでいいケーキを買う。

ごちごち。

黄昏色の詠使いVIII  百億の星にリリスは祈り (富士見ファンタジア文庫)

明かされる世界とセラフェノ音語とクルーエルの秘密。
はいいのですが1冊のうち7割8割ぐらいが設定説明だよー
すげーなーと思いつつも、もうちょっと分散させて欲しかったです。
今巻の主人公はネメシスとファウマのような気がしました。

退出ゲーム

いい青春ミステリでした。
米澤穂信の古典部シリーズとか似鳥鶏の理由あって冬に出るが好きな話は読むといいと思うー。
高校1年吹奏楽部、ハルタとチカの話。日常の謎系のミステリ。連作短編。
好きなのは「エレファンツ・ブレス」「退出ゲーム」
吹奏楽部だからといって吹奏楽部的要素(合奏とか曲とか練習とか)は薄いのでその辺は今後に期待してみる。続き希望ー。

段々自虐的になるチカの自己紹介が毎回の楽しみだった。
登場人物の喋りがおもしろい。ハルタ可愛いよハルタ。
しかしエレファントブレスの真相は衝撃的。ぞっとしたー。

「彼女がガチャピンをはねた日」が死ぬほどツボった。
船長が南の島から持ってきた卵から孵化したのがガチャピンだから保健所に通報しよう派の彼氏VS中に人が入ってるかもしれないから総合病院に連れて行こう派の彼女。
これで普通に劇としてみたかった。やべー。

「きみたちがこれから経験する世界は美しい。しかし同時に様々な問題に直面するし、不条理にも満ちている。僕は成島さんが無理に吹奏楽の世界に戻らなくていいと思っている。だがもし、立ちどまった場所から一歩踏み出すきっかけをだれかがつくってるくれるなら、それは大人になってしまった僕じゃなくて、同世代で同じ目の高さのきみたちの役目であってほしいんだ」

(P98)

SH@PPLE—しゃっぷる—(4) (富士見ファンタジア文庫)

前巻から引き続き市の夏祭り「人力リバーフェスティバル」の劇。
各所ではたらくSECが超格好いい件。ひーほーひーほー。
あっちこっちにあった恋愛終了とすれ違いとのみこんでしまったあれこれが切ない。

「人は非モテに生まれるのではない。非モテに成るのだ!」
「ひ、非モテに、成る!」
「そうとも成り上がってしまうのだ! 社会科見学のバスで吐いた! 対抗リレーのバトンを落とした! 積み重ねてしまった地味ダメオーラの不良債権は払拭することは難しいが、生まれながらの輝きは変わらずキミの胸にある! そして天使たちはその輝きにこそ心惹かれると信じるところからはじめるのだ!」

(P37)
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