今年読んだ本のまとめ的なエントリです。
とりあえず数は絞ったけどまだ多く、ベスト○○というものにしなければいいんだ! ということにして並べたりしています。並び順に特に意味はありません。文字リンクは過去の感想へ繋がっています。
今月読んだ本は45冊でした。(ラノベ25冊・単行本15冊・新書2冊・文庫3冊)
2009年に読んだ本は495冊でした。読書メーター2009年のまとめ(※こっちは漫画込み)
今月のベストヒットはなにをいっても
これだと思う。すごくヘビロってる。コンキスタドーレス格好いいし脅威の曲つなぎ。
聞くたびに好きなところが増えていくんですけど最近好きなのは屋根裏の少女の冒頭ベースとコンキスタドーレスのJakeソロのところとキリセカのキーボード。11文字の伝言?冬の伝言もまだ聞くたびに目頭が熱く! いや熱くなるレベルにようやくなったんですよ。それまでは毎回だらだらめそめそしていたので。
映像的に好きなところは1日目2枚目の陛下褒め殺しタイムです。陛下の可愛さに萌え死んだ。
あとP3Pがすごく面白かったです。
女主人公でやりましたが胸キュン度がパねえ。明彦ルートできゅんきゅんしていた。あの人可愛い。
ゲームやりながら死ぬかと思った。あと小1時間ペルソナ合成に費やしたりした。
テオは外出イベント全部終わらせた後の外へ行こうの選択肢にもえた。
明彦とテオはいかにわたしがあほのこが好きかということが思い知らされるキャラでした。
2月にファミ通文庫で藤原健市さん作のノベライズがあるみたいなんですが、ビーズログでもまたやらないかなと思う。藤原さんのペルソナ4 キリノアムネジア にときめいたのでP3のも多分買うんですが、ペルソナ4 Your Affectionみたいなのも読みたいです。
今月の面白かった本
今月はメディアワークス文庫創刊にわいたり、買いたい本がすごく多かったのでいつもより財布の紐は厳しくしました。その結果意外に買ってないということが12月中旬まで続きました。
今月は光炎のウィザードと銃姫と船に乗れ1が完結。お疲れ様でした。ありがとうございました。
あとまだ感想は書いてないんですがバカテス7の姫路さんとカラーページの公式最大手っぷりがやばかったです。
- 発売は先月でしたが読んだのは今月なのでここに混ぜる [↩]
再読なんだけどなんかやたらと面白かったので書く。
「やたらと面白い」っていうか再読なので「あれこんなに面白かったっけ」っていうのが多分正しい。
書影見るたびに思うけどこれは帯までコミで装丁だねとおもう。帯はチョコレート色をしています。
壁井ユカコ作品の中では一番普通。面白さが普通っていうんじゃなくて書かれてる人々が普通。
現代が舞台で20代のOLが主人公で、特に異能力は持ってないしサムシング1も生えない。過去から電話もかかってこない。誰も死なない。誰も歪んでない。鞠子がエキセントリックではあるけどそんなに妙でもない。17歳と24歳のわたしの話がいったりきたりする。
以下はさくっとネタバレが含まれています。
- 鴨川ホルモー的表現 [↩]
メリークリスマス!
可愛い表紙とすごいタイトルだなあと。今日にうってつけの本です。
会話でほとんどが構成されているような小説とか言ったら生徒会の一存辺りがまず浮かぶんですが、ミステリ界にもそんな会話だけで構成されているような本があってびっくりした。
世の中には色んな本があるものです。
セルフクリスマスプレゼントには銃姫10・11と1000の小説とバックベアードを買いました。
生徒会の一存といえばくりむ会長だいたい等身大POPがあって、背比べしてみよう! て書いてあったからとりあえず向き合ってみたところ、アホ毛を身長に含めるならくりむ会長と大して変わらない感じでした1
あとカッパノベルス50周年記念みたいなノベルスに火村シリーズの短編があった。
書き下ろしかどこかに発表済みのものかまでは見てませんがまあちらっとだけ見た。
執筆陣はなかなか豪華だった。
- くりむ会長のアホ毛がちょうど私の目の高さなんだ [↩]
なんだかヘブンリーを思い出した。
マロウル国王は望んで叶わないものはないという魔法的存在だ。
マロウル国王が望めば他国は容易に滅んでしまうからこれをなんとかしてしまいたい。マロウル国王には手が出せないので標的は次期マロウル国王候補だ。マロウル国側としては次期候補をなんとしてでも守り抜かねばならない。
次期候補は何故かいつも3人、血筋関係なく魔力の強いものから選ばれる。そしてお妃候補を選ぶのをかねて女子校で暮らすことになる。これは女子の想念が防護魔法として実に強大であるからだ。
彼らが想いをひとりに捧げる時魔力の石が生まれ、その力が3人分集まると願い事が1つ叶うという。
マロウルに滅ぼされたキュイ王国の王子クランツはその魔力の石を盗むべく女装してイバラ学園に侵入した。
クランツは嬉々として女装してるけど、"問題となるのは手段ではない彼にとって目的こそが全て"なのでクランツは決して男の娘ではなくて女装少年だと思うんだよね。中身がデフォルトで男らしいし。アホだけど。
アオリ文が割とアレですがBLではないです。ニアホモでもないです。男女の恋愛もないです。
あらすじの"女子校なのに王子様がいっぱい?"は文字通りの意味です。女子校ですが王子様が複数います。ヅカヅカした「王子様と呼ばれる女の子」がたくさんいる学校ではありません。
地の文の飾りっけのまるでなさに時雨沢恵一をおもいだす。
ていうか黒髪ロングの魔女の名前がフレドリカというのはいかがなものか!
わたしの中ではどうやってもベルンカステル卿に変換される!
空気読んで! のところがすきだ。ていうかみんな馬鹿だなあ。
「脂肪の塊は、でも素敵だ思います」
「蒸れるのよねこれが。谷間が汗でかぶれるの。やんなっちゃうわ。間にガーゼを挟まないと痒くて。なにがおっぱいは癒しよね、丸くて柔いのだったらお前らだって下の方に2つぶら下がってるだろってぇのよ」(P48)
「カワイイだろう。たまらんだろうフハハハハハ!! いいか美というのは性別を越えるのだ。別にこのことがなくてもいっぺんにミニスカはいてみたかったとかはないからな。誤解するでないぞ。父上も美形でおられた。母上も美形でおられた。時々衣装交換して街を歩いていたなどという大醜聞などないから、誤解する出ないぞ!?」
(P188)
ワンピの映画見に行ってきたよ!
おもしろかった。超すごかった。スクリーンかぶりつき。
0巻もちゃんともらえました。ジャンプに載ってたのと同じ漫画と設定資料集的なやつだった。
パンフ買おうかなと思ったけどこれあったらええわとおもった。
とりあえず言えることは正装は3割増ということだ!
「見に行こうかどうか悩んでる」っていうひとは皆行けばいいと思う。
去年辺りに周囲ではまっていくひとが多かったネット小説の書籍版です。異世界トリップものです。
ディーカルアという国があった。流行り病で王は逝去、王位継承権をめぐって兄派と弟派に分かれて一触即発・外部では隣国ザカリアが領土を奪ってやろうと虎視眈々と準備をしている。そんな中異世界からやってきた10代のひなた、すったもんだの結果戴冠式が執り行われる。
以上を前提にした戴冠式の少し後の世界、ひなたの姉ちゃんこかげ(28)を主人公にした物語です。
ひなたはディーカルアに行っている間のアリバイ作り1をこかげに頼んでいてこかげはある日ひなたが向こうで病気している夢を見て、いてもたってもいられずディーカルアにすっ飛んでいった。これでひなたが主人公じゃないのすげー! とおもいました。
上巻は勝手のよく分からない世界でこかげが傍観者として旅行者としてディーカルアの1庶民として暮らしたりする話で、下巻は積極的に世界に関わっていくこかげの話。下巻のほうが面白かった。
こかげの自問自答っぷりと落ちた瞬間と3割増にときめいた。
夢で見た病床のひなたのために未知の世界へすっ飛んでいく無謀さと膨れ上がる怒りを早々に鎮める程度の感情コントロールと自活能力と世界に慣れていく過程がわたしとしては前半の山だった。
下巻は花祭りのあれこれがすごく好きだ。6章のはじめぐらいまでが私の中ではクライマックスだった。
全体的にこかげの内面描写がかなり多くて、そこにわたしが感情移入する余地がないのでどちらかというと人の思考ルートを読んだりディーカルア見学カメラを特等席で見ている感じだった。
- お姉ちゃんのところに泊まっているということにしてくれ [↩]
これが最終回です。最後なので異色なのを2冊。
なんですか、「ふつうの少女小説だと思ったら痛い目見るぜ」的な。