図書館へいく

本いっぱい買うのに図書館でいっぱい借りてきてしまった……今日こそは本当に手ちぎれるかと思った。
スーパーの袋とかに重たいの入れて持ってると指の先が痺れてくるあの感じを肩でやってしまった。
(ばっかじゃなかろうか!)

あと図書館でラノベ作家も多く載っているよという噂をきいた日本幻想作家事典を見る。
本当にすごく多く載っている。須賀しのぶ・栗原ちひろ・妹尾ゆふ子・剛しいら・雨川恵・瀬尾つかさ・風見周・水戸泉のあたりは確認した。ちなみに杉井光・支倉凍砂は載っていなかった。菅原孝標女はいた。

日本幻想作家事典

禁帯出だしいい値段するので到底買えませんが片っ端からめくりたい衝動に駆られます。

うみねこ

うみねこEp6のことを思い出したので重たい鞄にふらふらしながら「女子どもはお断りの店」へ行く。
別に入店拒否されるわけではないけど扱っている主な商品がエロゲーなのでとても入りづらいのである。
でもリアル店舗でうみねことか東方とかはここでないと売ってなかったりする。あととかあとアニカンR MUSIC で主に扱われるようなアーティストも多く置いている。予約ファイルが出てくるまでの間ふわっとしてたらイヤホンしてないのに「死せる英雄達の戦い」が聞こえてくる。思わず2回振り返る1

お誕生日会

twitterで見てユヤタンのお誕生日会@ニコ生を見ています(現在進行形)
松原真琴さんとか渡辺浩弐さんとか北山猛邦さんとか滝本竜彦さんとかでてます。
ユヤタンがタッキー2と一緒にケーキ入刀したりしていた。
ユヤタン本人はかわいらしいひとだなあ。「滝本くんに電話してごはん食べようっていったんだよ!(6年目で)」とかいってた。あとマツバラさんはジャージだった。

ファウスト部合宿の時のファウストはまだ置いてあるので時々ぺらぺらめくっている。
昨日は飯野賢治×太田克史のtwitter対談を見ていました。

カレンダー!

今年もこの時期がやってまいりました。

cirtronworks*製カレンダー2010の販売がもうすぐはじまります。
というかわたしはメルマガ先行予約でぽちっといたしました。今年もちょーかわええです。楽しみです。

冬コミの話

今年は冬コミに1枚噛みました。ラ管連でまた本を出すのですがそこに小説参加してます。
色々とまたはっちゃけた本が出来上がっています3。ちなみにわたしは会場にはいません。

コミケに関わるのは07夏コミの時に「非メディアミックスオススメラノベのペーパー作るからなんかよろしく」と言われて以来4なので3年ぶり2回目です。
下旬になったら宣伝エントリ書きます。よろしくお願いします。

  1. 店内BGMでした。背後に音源がある []
  2. ジャニーズではない []
  3. カバーすごいです []
  4. ちなみに文学少女で書きました。わたしは現物もデータもうっかりもらい損ねたので持ってる人もしいたらそれ非常に貴重です。 []

ころころろ

いつもの独立した短編かなと思ったら長編寄りの連作短編でした。
若だんなの子ども時代の話から始まる。
若だんな(当時12歳)と日限の親分と親分が連れてきた沙衣による、目の病に霊験あらたかな生目社の再建を廻る騒ぎとその顛末。初恋の話でもあった。
色々あって話は現代1に戻る。
朝起きると若だんなの目から光が失われていた。相変わらず病弱ではあるけど視力を失うほどの目の病ではない、かといってなにかに取り憑かれている様子でもない。仁吉と佐助は光を取り戻す方法を探す。

いつもより家鳴の出番が多い気がします。

「喰われるのは、嫌?」
余りに何気ない問いであったから、佐助もさらりと返す。
「そりゃ、生きていけなくなるからね」
「でも、喰いたいほどいとしく思う事が、あるかもしれないわ。喰われたいほどの思いにさえ、出会えるかもしれない」

(P163)
  1. しゃばけワールド内の []

ビーンズ文庫の新シリーズとして「白と黒のバイレ」という作品が発売されました。
この本は挿絵周りがちょっと斬新な感じだったんですが、それも感想エントリと一緒に書いてたら自分でもちょっと引くぐらい長くなったので別のエントリになりました。ちなみに感想エントリはこちらです
要約すると「リリアナというすごい侍女がいる。わたしはリリアナが好きだ!」ということです。

ここが違うよ1:挿絵の配置

挿絵の配置がすごく変則的です。
見開きでどんと挿絵が来たり、見開き上部2/3を挿絵で1/3が文だったり、つばさ文庫版少年陰陽師みたいに1ページの縦半分に挿絵が入ったり、見開き両端1に挿絵が入ったりする。従来どおりの1ページものもあります。
個人的にP46はすんごいうまいと思いました。めくったときちょーどきっとした。物語のどきどき感増幅装置として挿絵がすごくいい仕事している。文庫だけど雑誌読んでる気分になるので新鮮で楽しい。

変則的に挿絵が入ったりするのは、これまでフォーチュンクエストやデュアンサークなんかの深沢美潮作品2や高殿円の銃姫で時おり見かけたんだけどビーンズでは多分初めてだと思うんだ。3

ここが違うよ2:登場人物紹介ページ

恐ろしく重箱の隅なんですが、おそらくレーベル初の試みその2。
「イラスト付登場人物紹介ページ」がない。今回は目次ページの下、小さなスペースでテキストのみでした。
少年向けラノベではカラーページでフォローされたりそもそも存在しなかったりする登場人物紹介ページ。
ビーンズ文庫でよくあるパターンとして
・表紙やザ・ビーンズ4で使われたイラストにテキストがつく。
・本文中挿絵からピックアップしてテキストつけて登場人物紹介ページへ
こんな感じがあげられます。1ページで収まるものから複数ページに渡るものもあります。
ページ数が足りなかったのではという可能性はあるんだけど、「おお、何か普段と違うぞ!」という新鮮な感じがした。なんだろうこの「いつもとちょっと違う感」というのはとてもいい。

というか少女小説全般ではイラスト付登場人物紹介ページがないというのは珍しいと思う。5

新しき試みに挑戦する作り手に幸いあれー。こういう新鮮な風はとても応援したいです。6

白と黒のバイレ  白き、時の流れにのせて (角川ビーンズ文庫)

  1. 1ページの半分 []
  2. モンスターポケットミニ図鑑にときめいたのはわたしだけではあるまい []
  3. なにかしら前例がありましたら突っ込みのほどよろしくお願いします(゚д゚)人 []
  4. 雑誌 []
  5. ウィングス文庫とホワイトハートはあったりなかったりする。そしてアイリスは紹介ページがとても手厚い。登場人物紹介というか登場人物プロフィールみたいになっているときがある。 []
  6. 応援するっていってもこんな風に書くこと以外にできることありませんが []

白と黒のバイレ  白き、時の流れにのせて (角川ビーンズ文庫)

事前情報1通り本当にいきなり恋愛方面の濃度濃いですね。
いや返り血とか浴びてますけど。いきなり戦闘からスタートしますけど。バトル成分ウマー。

塔での戦いから物語は始まる。マルアスル王国へかけられた呪いをとくため王太子息女ブランカ一行は北部にある塔へやってきた。呪いの術者は禁呪に身を捧げ不老不死となった< 魔王>とあだ名される魔術師マルディシオン。解呪にあたった魔術師はすべて失敗に終わりブランカが最後の希望となった。
そして国にかけられた呪いは無事とかれたのだがブランカ個人に向けて新たに呪いがかけられた。
塔での戦いから2年後、ブランカは19歳にして12歳の身体になっていた。
彼女にかけられた呪いは精神はそのままに肉体年齢が3倍の速さで若返っていくというものだった。2
研究の結果マルアスル王国の魔術ではこの呪いを解く術がないことが分かり他国の魔術に手がかりを求めブランカは騎士セロと侍女のリリアナをともなって旅に出る事にした。

とても面白かったです。
最初「ブランカ」というとわたしの中ではスト2のブラジル人しか出てこなくてウワァとなる。
3ページぐらい読んでもあの野生児が出て行かないのでとりあえずあとがきを読む。
「バイレとブランカはスペイン語です」とある。バイレはちょうどこの前フラメンコの本を読んだので3おおあれか、とおもう。でブランカは「白」でした。スペインと分かると不思議と綺麗に入れ替わる。4

リリアナがいいですねリリアナ。リリアナ好きだ。リリアナ優秀すぎる。侍女ですがよい姉役であり冷静でセロを嫌いつつも認めるべきところは認めている。いい意味でしたたか者。しかも凄腕の剣士セロが認めるほどの格闘技の腕前。ハイパーメイド。
ていうかブランカとセロとリリアナという組み合わせはよいですね。幼馴染萌え。

恋愛物語としては、「これから恋に発展する」わけではなく無自覚や「それは恋だ」と認めてないわけでもなく、お互いへの想いを認識している上で話が動いているので、ブランカに好意を寄せる男がどれだけ増えようとわたしの中ではいわゆる「逆ハーの話」とは認識されません。
主従ですからね。∩゚∀゚)どう転がるの どう転がるの(゚∀゚∩ という感じです。
双方の想いについてはリリアナも知っているわけなんですが2人の仲を取りもつように100パー応援するわけでもなく、身の程を思い知れ!と2人の仲を裂くわけでもなくいい具合にバランスをとってます。リリアナすごい。リリアナベタ褒めするわたしである。

ていうか前作マギの魔法使いにおけるアルフェッカポジションのキャラがいるのは嬉しいね(*゚∀゚)=3

読んでたら抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王を再読したくなった。あとマルディシオンは野梨原花南の魔王シリーズのプラティラウ(ていうかラブ)を思い出した。マルディシオンはどう見てもラブポジションの子だよね。ラブは可愛いのでマルディシオンもとても可愛く思える。

挿絵周りのことも書いてたんですが、あまりに長くなりすぎるため別エントリに移しました

呪いや身分を理由にしない、ブランカ自身を思いやる言葉がくるとは予想していなくて、少し胸が熱くなる。嬉しくて、幸せで、リリアナが側にいてくれることが本当にありがたくて、ブランカは自分の侍女にぎゅっと抱きついた。
「気をつけますわ。ありがとう、リリアナ」
「ああ、これが計算なら、いくらでも言葉が出てくるのに……」
絶望に近い何かを漂わせるリリアナの呟きに、この時ばかりはセロも頷いた。

(P151~P152)
  1. 作家公式ブログ []
  2. ※爪と髪は伸びる []
  3. フラメンコのすべて []
  4. スペインは親分と悪魔の領域! []

エフィ姫と婚約者 (新書館ウィングス文庫)

政略結婚です。青年×少女です。野生的な王様×勢いと度胸はあるが注意力はない姫様1です。年の差カップル萌え。「第1印象は最悪」で「ときめいてないただちょっと心臓が勝手にドキドキしただけ」萌え。
出会いと輿入れの短編・エフィ姫がんばる・あとときめくの中編・後日談な短編の以上3作が収録されていた。
とても胸キュンな1冊でした。

「やめてよ、もつれちゃう」
「お前のふわふわ頭は触り心地がいいんだよ。将来の王妃としての結構な心構えを愛でて、国王陛下自らが撫でてやってるんだ。ありがたく思え」

(P218)
  1. 年齢的にまだ結婚できない []

午前零時のサンドリヨン

鮎川哲也賞受賞作ということで巻末に選評が載っているのですが

『午前零時のサンドリヨン』は、言ってみれば、赤いリボンのかかったケーキの小箱のように愛らしい作品で、いわゆる日常の謎を軸にした、恋愛風味のミステリである。

(P327)

というのが実に言い得て妙。

僕こと須川くんは同じクラスの酉野初に一目惚れする。
学校での初は親しい友達はほとんど居らず望んで孤立しているようなところがあるのだが、サンドリヨンというレストランバーでマジシャンとして日々手品を披露していた。魔術の腕は素晴らしくよいがコミュニケーション的にはやや難ありの酉野さんと須川くんの行方は! という学園で恋愛で青春なミステリです。

あてにならないプレディクタとあなたのためのワイルドカードが好きである。
P269のぶっ叩かれてるところとかとてもによっとした。

「いや、ポチよ。吹奏学部はいいらしいぞ。なんたって女子ばかりで、憧れの先輩達が、こう、手取り足取り教えてくれるわけだ。そりゃもう、至近距離でおさわりだぞ」
まぁ、いくら純情な僕とはいえ、そんなシチュエーションに多少の憧れを抱かなかったわけはない。なにせ僕も一応、男の子なのだ。しかし、もちろんそんな不純な動機で部活に入るわけもなく、その魅惑のシチュエーションのことなんて、きれいさっぱり忘れていた。
それが、それがなんということだろう。今、憧れの女の子に手取り足取り教えてもらってます!

(P116)

ほんものの魔法使 (ちくま文庫)

これがきになる。

リバウンドだーもってかれたー⊂´⌒つ。Д。)つな12月の豊作っぷり
年末には来年はじめの分も出ると思うのでええやばいです。
とても多いので積みっぱなしを防止するため購入後回しにしたりする予定です。

今月読んだ本は38冊でした(ラノベ13冊・単行本16冊・新書4冊・文庫4冊)
今月こそは読んでないとおもったけど結局いつも通りだ(でもラノベは少ないな
12月はおそらくラノベ寄せになるんではないかと思います。気概だけ。

面白かった本

今月は読みながら転がりに転がった本ばかりなのですが。
ヨーロッパ史だけはさすがに……と思ったけどいやときめいてたのであまり自信がない。

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。子どもたちに語るヨーロッパ史 (ちくま学芸文庫)マイナークラブハウスは混線状態—minor club house〈3〉 (ポプラ文庫ピュアフル)翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ/辻村深月
子どもたちに語るヨーロッパ史/ジャック・ル・ゴフ
マイナークラブハウスは混線状態/木地雅映子
翼の帰る処2-鏡の中の空-(上)(下)/妹尾ゆふ子

キスからはじまる契約魔法 少年魔法人形 (一迅社文庫 アイリス わ 1-1)SH@PPLE—しゃっぷる—(7) (富士見ファンタジア文庫)クロノ×セクス×コンプレックス 1 (電撃文庫 か 10-17)

キスから始まる契約魔法/渡瀬桂子
SH@PPLE7/竹岡葉月
クロノ×セクス×コンプレックス1/壁井ユカコ

とりあえずキスから始まる契約魔法はよいツンデレでした。よいツンデレでした。

翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス)翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈下〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

隠居したいんだけどまるで隠居できそうもないルートを突き進む(進まざるを得ない)ヤエト先生の話。
2巻は1巻比雰囲気がライトになった気がします。とても楽しい。
一度は左遷された身だけど超出世することになったり1超出世したけどやっぱり中間管理職として悩んだりしている。ヤエト先生皇女とかジェイサルドとかどころかスーリヤとかシロバ2にも心配されまくりだ。ちょっと若だんな(しゃばけ)を思い出した。
ヤエト先生は不憫である。幸せになれるといい(※隠居以外で)

《黒狼公》領は砂漠だけにちょっとイスラム圏の匂いがする。
1巻はヤエトとジェイサルドと皇女が好きだったんだけど2巻はルーギン株があがる。割とフリーダムだった。
伝達官は男女の仲にはなれないんですよ。しもい話を軽やかに爽やかに言い切ったりヤエト先生との会話がとても楽しかった。下巻ラストの関節最強王決定戦に笑った。あと皇女が可愛かったです。

皇女は立ち上がり、暫しこちらを見上げていたが、ふいに長椅子の上に登った。挑戦的に見返されてようやく、皇女のほうが少し目線が高くなるからそんなことをしたのだと理解した。
——なんと子どもじみたことを。
呆れていると、皇女は両手を腰に当てた。
「だいたい、ちょっと大人だと思って、偉そうに」

(下巻 P108)
  1. ところで43ページの皇女はとてもいい笑顔をしていると思います []
  2. 鳥 []

どうして書くの?—穂村弘対談集

言葉を書くことを仕事にしている人による対談集。
高橋源一郎・長嶋有・中島たい子・一青窈・竹西寛子・山崎ナオコーラ・川上弘美が登場している。
章ごとにフォントとか分量とかとにかくデザインがちがう。同じ本なのに別の本を読んでいるような気分が楽しめる。
長嶋有・一青窈との対談がよかった。

ラインマーカーズ—The Best of Homura Hiroshi
から短歌が1ページ分載ってるんですが、
桟橋で愛し合ってもかまわないがんこな汚れにザブがあるから
終バスにふたりは眠る紫の< 降りますランプ>に取り囲まれて
に超ときめいた。超ときめくので原文をあたりたい。

(長嶋:穂村さんはペンネームをつけることに意味を感じてましたかというのを受けて)
穂村 僕の場合は去年まで本名で会社員をやっていたという必然性があったのですが、もともと自分に対する嫌悪感や絶望感がすごくあって、表現と「生まれ変わりたい」願望が密接にリンクしているんです。名前を新しくつけて、きらきらしている自分になりたいという執着が大きかったんですよ。
長嶋 でもそれで「弘」って名前自体は別にきらきらしてませんよね(笑)。「ペンネームで弘かよ」みたいな(笑)

(P49)
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