作っちゃった(ゝω・)-☆
まあ性質上更新するのは月1・2だと思います……
まほろ駅前多田便利軒の続編というかスピンオフとかそんな感じの。多田と行天も出てくるけど、今回は周りの人々にもスポットライトが当たっている……らしいのだがわたしがまほろを読んだのがすごく前のことなので、記憶がとてもあやふやである。
前巻ではこの人はどういう人だったかそれとも今巻からの新キャラなのかがまず分からないし、メイン枠の行天でさえも「あれ行天ってもっといかついやつじゃなかったっけ?」とか思う感じだった。
読んだ後はこう、「悪い男になっておんなのこをたぶらかしたい」とか言ってた。
行天もののけ姫を大音量で歌っているのに笑った。
好きな話は「由良公は運が悪い」「思い出の銀幕」「星良一の優雅な日常」
まほろは次が終わりって言ってたなあ。最後どうなるんだろうか。
まほろ市民が、まほろ駅前に赴くことを「まほろに行く」と表現するのはなぜなんだろう。自分が住んでいるのも当然まほろ市内なのに、変じゃないか。
(P68)
私のところもそうなのですごく親近感が湧いた。
出汁巻き卵を作り、アジのひらきを焼いた。みそ汁の具は……、なめこがあったな。あれと豆腐でいいか。昨日のうちにタイマーを仕掛けておいた炊飯器が、ちょうど出来上がりを告げた。よし、玄米もほどよく炊けたし、あとは夕飯の残りのほうれん草の白和えと、彩りがちょっと寂しいから、トマトでも切ろう。
(P56)
「男ってのは、一人でいるとおとなしいけれど、二人以上集まるとととたんに、一緒になって悪だくみをはじめるもんなんだから。私にとっていいことなんて、そんなにありゃしなかったよ」(略)
「女は一人で、悪いことを考えるもんさ」
麦茶で湿った唇を舐め、ばあちゃんはにんまり笑った。「二人以上になると、互いに牽制しあって、おしとやかなふりをする。裏では牙を剥きあいながらね」(P124~P125)
メディアワークス文庫創刊ラインナップのひとつ。カバーこわい。表紙公開された時ギャッと思った。
現物は口元が帯で隠れるので若干マイルドになります。
読んだ後じーっとカバーを見てるとああそういうことなのかって思ったけどこわいのはどうしようもない。
電撃文庫版のカスタム・チャイルドとは世界観を共有する別の話です。これだけでも読めます。
「世界観共有」だと「時代は違うけど同じ世界の話です」っていうのがあるけど、これは本当に「切り口が違うだけの同じような時間・同じ街の時間の話」だ。廃工場は再びの大活躍。
電撃文庫版は比較的灰色寄りの白っぽい話ですがMW文庫版のカスチャは「黒っぽい話」です。
ちょっとダーク。
無印の人物はどれぐらい出てくるのかなと思って読み始めたらいきなり「ヤンロンズ・デリ」が出てくる。おいそれ鳥篭荘だよwって非常にときめく。冒頭からいいジャブを喰らう。
4歳の時にバイク便で"返品"されてきた春野とアニメキャラの実体1として作られたレイと遺伝子操作の一切を拒絶して自然に生まれてきた2清田の話。
春野がこう、1回転半ねじてれる子だった。無印カスチャのアナザーセイタだと思った。あの子もお母さんからネグレクトだもんな。レイは設定は綾波だけどキャラ的にはNocallの有海とか私の男の花だよなあ。
清田は可愛い子だ。他2人が影背負いまくりな分白っぽいところを一身に背負っている。
地味に出番があったテっちゃんとか影だけ見える三嶋とか総領の次男とかにによによした。
不穏な雰囲気が好きだ。歪んでる人たちが好きだ。黒さに胸キュンの話だった。
今度はまた別のダーウィンズヒルの人々の話が読みたい。
「僕らトランスジェニックは、二度とナチュラルには戻れない。僕らはもう引き返せないんだ。破滅へと向かう先細りの道を転げ落ちていくしかないんだ」
(P311)
風味絶佳な映画は関係なく「パティスリー・ルージュ」で働く3人のパティシエの物語です。
オーナーパティシエの柳原雅也・主人公でパティシエ見習い永井晴香・晴香の1ヶ月後輩で同じく見習いの近藤。パティスリー・ルージュのオーナーにしてスポンサーの坂崎紅子・マシュマロこと森英次。その辺りが主な登場人物です。
パティスリー・ルージュがちょっと変わりものの店で、住宅街とも繁華街とも判断のつかない微妙な街中で、路面店ではなく古いマンションの最上階にある。ちなみに看板らしい看板は出していない。客はインターホンを押しオートロックを解除してもらい上がる。そのケーキの味とその会員制カフェめいた隠れ家感がクチコミで人を呼ぶのだという。
ダイエット女子には少々拷問なのではないかと思うぐらいおいしそうなケーキの描写が続きます。
普段あまりケーキを食べないわたしでもちょっと誰かケーキ買ってきて! と思うぐらいの描写ぷりである。
フレジエは苺のショートケーキと似て非なるものらしい。初めて知った。
恋愛パートもあるにはありますが、メインはケーキです。
(晴香は)純情っていうことなの? みたいな台詞があるけどわたしは晴香は純情キャラだとは思えない。失恋したりバレンタインに呼ばれて魔が差したみたいに同僚にキスしたりその同僚にキスされたりかといってそこと進展するわけでもなく片想いの相手はまた別。晴香は紅子親子よりは劣るとはいえどちらかというなら奔放なほうだと思う。直の続編があるのならともかくこの1冊だけで判断するならば晴香はフラグ立て逃げもいいところだと思う。
調理台の上に置かれたガトー・ショコラは、真夜中の雰囲気を漂わせている。装飾らしい装飾もなく、シックな外観のお菓子だけれど、だからこそ、なおのこと、表面に飾った一摘みの金箔が効果的だ。(略)
小麦粉はほとんど使わず、ベーキングパウダーもいっさい入れず、チョコレートと卵、バターが主な材料なのだが、ちっとも重たくない。濃厚な味わいだけれど舌の上でとろりと軽やかに溶ける。上等なカカオの風味が贅沢で、洋酒の香もほのかにする。ゴージャスでデリケート。フランボワーズの酸味がたまらない。(P114?P115)
ソードアートオンライン3巻。今度は1巻の続編で主な舞台は再びゲームの中へ。今度はログアウトできる。
SAO事件が解決しキリト(和人)は現実世界に戻ってくるが、アスナ他かつてのSAO生存者はいまだ目を覚まさない。
そのころSAOと同じ仮想現実なMMOが人気を博していた。アルヴヘルム・オンラインはプレイヤースキル重視・PK推奨のゲームで人気の理由は「空を飛べること」にあった。そのゲーム内で撮影されたスクリーンショッにアスナとよく似た少女が映りこんでいたことを知らされ和人は再びナーヴギアをかぶりゲーム内に飛び込んだ。
今回もキリトモテモテ伝説は続く。家族以上の好意をいだく血のつながらない妹とかね!
もうなんなのか!
そう言った和人は数歩下がると、更に妙な行動に出た。右手の竹刀をひゅんひゅんと左右に払い、背中に持っていったのだ。直後に硬直し、右手でぽりぽりと面越しに頭を掻く。
(P33)
そしてお前はどこのクラウド1かとおもった。脳内でファンファーレが流れた。
ゲーム内アスナがティターニア呼ばれてたのでティターニアつったらオベロンだろうとペルソナ脳で思ってたら次のページにオベイロンがでてきてふいた。読み終わった後ペルソナ脳でぽわぽわしていたら(SAOは連想ゲームでクラインの壷とか.hackとかクリスクロスとか想像してたけど)ソウルハッカーズも広い意味では仮想現実なMMO的なものだよねと思った。SS版はやったけど結局クリアは出来なかったんだ。いつかは再プレイしたいなあと思う一品。
アップデートで転生とか転生システムはお金がかかるとか出てきたのでROで転生が実装された時のことを思い出す。当時は珍しい存在だったなあ。
続きまっせーという感じになっているので続きも早く読めるといいなあ。
- FF7 [↩]
有栖川有栖のエッセイの新しいのが出ていた。推定直筆の原稿とか収録されていた。すごい。
短編が2つほど入っているそうな。
最後のグインに涙している人がtwitter上でもそこそこにいた中島梓=栗本薫さんの最後の日記。1日当たりの分量はかなり長めだった。なかには手書きだったり、昏睡に入る直前のものまで収録されていて驚いた。
ガン病棟のピーターラビットは読んだけどこれは何か読める気がしないとちょっと思った。まだ早い。
難民探偵経由で講談社ノベルスのページ見てたら辻村深月の帯文を見かけて気になった本。
買うかどうか悩んでいる。
マイナークラブハウスとかが推されていてにこにこする。メディアワークス文庫の記事はここにも載っていた。最近は電撃の枠に収まらない作品が応募されるようになったから別の文庫で云々と書かれていた。確かにあらすじ読む限りでは太陽のあくびとかあれ普通にラノベレーベル以外でもいいよなあと思った。
基本書下ろしで新人もばんばんデビューさせていくとかいう感じのことが載っていた。
twitterで「ミミズクと夜の王が好きな人は多分気に入るんじゃ」ていうのを見かけて読んでみることにする。おお確かに紅玉いづき作品寄り。ミミズクよりはもうちょっとラノベ寄りだと思った。YA作品風味だなあ。
陰鬱世界観のボーイミーツガールです。
冤罪で逮捕&終身刑となった"囚人5722号"ムオルは共同墓地で墓穴を掘り続けることになった。
ムオルが掘る墓穴は人が埋められるよりもずっと大きなものだ。ここに何が埋葬されるというのか。いずれ脱走を考えているムオルは"共同墓地のメリア"と名乗るフードをかぶった綺麗な顔をした墓守の少女に出会う。
薄暗くて湿っぽくて全体的に派手さ加減とは無縁な感じなのですがそれがいい。それゆえにあのお色気ハプニングは浮いてないですかと思う。そういえば土地の管理人でムオルの雇用者であるあの老人については「得体の知れない不気味さ」をずっと持ち続けているんだなあと思う。
ダ・ヴィンチでシュガーダーク特集記事を組まれてて、6年ぶりの大賞受賞作品への期待度からか1.5ページ分ほど載っていました。過去の大賞作品にもふれられていたんですが、受賞作品を見て「シュガーダークは早々に完結できるといいな」とうっかり思うなどした。