女海賊メアリ・リード 第1巻 偽りの天使

1686年、7歳のメアリ・リードは母の一世一代の賭けのため男装させられていた。
父方の富豪・リード家に引き取られたかと思えば母と一緒に宿代を踏み倒し点々とし、あるときは武器商人の未亡人の秘書となりあるときは海賊船に乗っていた。
メアリはあっちこっちで人を変え場所を変え愛を育んでいた(※婉曲的表現)
ふらんすじんすごいな。フランス人すごいけどあの辺の描写は事前なうとか事後なう的なものが多い。
読んでたら< 黒衣の男>とかエルナン・コルテスが出てきてSH脳が大層刺激された。

注文していたパピルスが到着する。今回はAmazon売り切れで他に買う本がなかったのでe-honを使った。Amazonとかbk1を使っている1とe-honの出荷の遅く感じる。当日?2日で出荷されますと書いてあっても出荷完了メールが届くまでにだいたい2日かかる。送料的に本屋受け取りにするとそれから大体2日3日程度かかる2

とりあえず宮木あや子インタビューとポルノグラフィティ特集をちょっと読んだ。
ポルノグラフィティの2人はまだ35なのだ。凄く昔からテレビの中にいる気がするのにまだ35なのだ。
びっくりしたので2回書いた。

宮木あや子の新刊「春狂い」は本当にグロそうだった。
既刊にあった性描写の美しさを排除、暴力や怒りや憎しみに満ちた内容になっているそうだった。
「嫌な人を書くことをひとつのテーマにしていた」「これまでは読者層を想定して書いたけど春狂いはその辺を気にせずに本能で書いた」ということだそうだ。

papyrus (パピルス) 2010年 06月号 [雑誌]春狂い

7月にブルーインパルスがやってくるよの件ですが搭乗者の1人に県内出身の人がいて、それは知ってたんだけどその人が母上の友達の孫さんらしい。世間狭! でも徳島ってそんなもの!

最近は日記づいているので今朝子の晩ごはんに引き続き桜庭一樹読書日記を読みつつフランス日記を読んだ。要するに何か企画とかテーマを立ててぐりごり書きたいのか? と思う。たまにこの波が来る。
昨日の勇者と魔王のそれからの話はまさにそんな感じなのです。下書きでほったらかしのあれとからのさいの原稿やれよとりあえずプリンタ買えよっていうことですねわかります。

最近ドイツクレープでぐぐってくる人がやたらと多いので、何でだろうマチアソビのレポートを探しているのかと思ったら、ヘタリア本家でドイツクレープが話題になってたという。
ちなみにマチアソビで食べたドイツクレープではなく、砂糖かチョコレートを載せて食べるらしいドイツのクレープです。探してる人は普通にぐぐるよりイメージ検索で探したほうがいいとおもいますよ。

  1. たまにだけどそれでも []
  2. これは地域的な問題も多い []

女神の娘の恋歌 光の乙女、闇の聖女 (B’s‐LOG文庫)

これはあれだな。兄だな。

なんか凄く急展開だった。今回は顔見せもしくは前振りでクライマックスは次の巻かなあと思ったら「マライナ」関係は凄い勢いで明かされた。そしてナリスフレイに胸キュンだった。いやレイヴェンの「俺を選んでくれ」にもばんばんばんとなりましたが。この足の速さだと次の巻で終わったりしないだろうかと思った。

今流行のあれである。魔王と勇者である。
流行の源泉についてはわたしはどっちも未読なのでその辺は平和さんちにぶん投げる。

現在進行形で拡散中のweb小説「魔王勇者(まおゆう)」を紹介してみる - 平和の温故知新@はてな
電撃文庫「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」の注目度が上昇中? - 平和の温故知新@はてな

このエントリの目的は便乗布教である。
バーベキューとか花火とかの買出しのときに「ついでにこれも」と自分の好きなお菓子をカートにねじ込むような所業である。

そんなわけで紹介するのはへいじつや 俺と魔王の47戦です。
これもオンライン小説です。書き手は古戸マチコさんで、一迅社文庫アイリスとかイーストプレスのレガロシリーズで何冊か出しておられます。

こんな話です。

舞台:主に現代日本・とある地方都市

あるところにそれぞれ「魔王」「勇者」と人々から呼ばれる「沼の魔獣」と「人間の男」がいた。
勇者は戦いの末魔王の心臓を貫いた。魔王は死に際に「我は再び蘇る」と言い息絶え、勇者もまた故郷に凱旋後少ししてその生を終えた。

そして勇者と魔王は前世の記憶を持ったまま現代に転生する。

現世での初対面は小学校の入学式の日。10年後2人が高校に入学してからも腐れ縁は続いた。
元勇者:長谷川圭一(男)への復讐を目指し元魔王:水谷あきら(女)は元気に圭一の家に突撃する。
(※コメディです)(※より正確にはコメディ時々ざっくりシリアス)

要するにこんな感じです↓

「勝負だ勇者! 今日こそは我の前にひれ伏すのだー!!」
「うっせえ帰れバカ魔王!」

・一人称「我」の動物系・よくいえば天真爛漫、現実に即して言えばあほのこにときめく方
・元勇者で突っ込み役で苦労人で後ほど色んな意味で切れるキャラが好きな方
・ミニチュア・シュナウザーに罵られたい方 →参考:こういう犬です

あとNGライフ好きな人はどうですか とずずいと差し出したい。

ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを。 (一迅社文庫 アイリス こ 3-1)やおろずNGライフ 1 (花とゆめCOMICS)

あられもない祈り

「あなた」と「私」、メイン二人の人名が出てこない重めの恋愛小説。幸福感希薄。
2人だけしか登場しないわけではないけど「名前」を持っている登場人物はとても少ない。
「あなた」は妻がいる身で、年も大きく離れている。

「不倫の割に、兄妹みたいだったり初々しい恋愛だったり純愛」だったりしない。結構どろっとしている。妻ある身が手を出しかつそれを受け入れるっていうことはそういうことだよな! と思った。けして明るくはないがよいと思う。
「もっと、絶望しろよ」である。

「土曜ワイド劇場的な不倫」ではなく、かといって「ふつうに恋愛でもいいんじゃないかと思うぐらい配偶者の存在感が希薄」なのでもない境界線というと、これとか三浦しをんの「天国旅行」収録のあれぐらいが私にとってはいいのかも。背徳感とかはいらないけど不安と後ろめたさはほしいよなー。

カラクリ荘の異人たち 4 ~春来るあやかし~ (GA文庫)

最終巻である。
物語の最後は春というのはいいな。今年の春は全体的に変な天候だったが桜は綺麗だった。
舞台が春なせいかしんみり系の話が多かったな。全体的にときめいた。

この川は異界のモノたちの通り道である。川岸と遊歩道の境に巡らされた鉄柵が一応、人と異形を分かつ結界の役割を果たしているが、春にはそこにあちこち綻びが生じる。
桜のせいだ。
ことさら人々の思い入れが強い樹であるせいか、桜は魔性になりやすい。

(P230)

買おうと思ったパピルスが売ってなかった……
まだ前の豊島ミホインタビューだけしか読んでなくて、他にも面白そうな小説とか特集とかいっぱいあるのに読まずに積みっぱなしなのですが1今号は宮木あや子特集なので買いたい。

なかったのでAmazonでぽちっとする……とAmazonをみたところ夕方在庫が3件あったはずがごはんを食べてゆるゆるしてたらすっぱり消え去った。なのでe-honで注文して2ギフト券が余っているAmazonでは桜庭一樹新刊の道徳という名の少年をぽちっとする。

papyrus (パピルス) 2010年 06月号 [雑誌]道徳という名の少年

ポルノグラフィティが表紙なのでWHAT'S IN? とかの隣に置かれていることも考えて音楽雑誌コーナーも見たけどなかった。日経エンタテイメントを手に取ってみる。

日経エンタテインメント ! 2010年 06月号 [雑誌]

本屋大賞特集だけどアニメ特集内なので、冲方丁インタビューは天地明察ではなくマルドゥックスクランブルのアニメのほう。ちなみにこの後水樹奈々特集が数ページに渡ってがっつり組まれていた。

ザ・万遊記

万城目さんの建もの探訪愛(というか渡辺篤史愛)が炸裂している。

6月には高殿円さんと壁井ユカコさんがそれぞれ単行本を出すようだ。
高殿さんが「トッカン?特別国税徴収官?」でハヤカワ、壁井さんが「WOOLONG WORLD ?霧廟に臥す龍?」でポプラ。延期の可能性もあるのだがそわそわする。

製鉄天使も14f症候群もまだ積んでいるのでざくざく崩さねば。

  1. 文芸誌は特に積まれる傾向がある。 []
  2. 最寄本屋受け取りである []

ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円 (集英社スーパーダッシュ文庫)

ベン・トーの読むのによい時間はごはん終了後のひとときだと思うんです。
美味そうだ美味そうだと思っても実際にスーパーへダッシュしたり「食べる」に至りませんからね!
過剰摂取よくない。我が家最寄のスーパーのハーフプライスラベリングタイムは18時のところと20時のところがあります。

いやこの本が出版された当時、現実的にちょっともうどえらい感じで。6月7月8月とかひどい。なんかもう当時を思い起こしつつ、鳥羽藤雄とアッーに笑いながら読む。チキンラーメンが美味そうでした。
うなぎは美味いです。名古屋で食べたひつまぶしも超待ったけど美味かったです。

あと5/3オフのときに「駅地下のお惣菜屋さんで298円とかから598円ぐらいまでお弁当超いっぱい売ってるんですよ。特価品とか割引シールとか関係なく」とかって東京の人に言ってみると驚かれました。地方差!

レッド・アドミラル  羅針盤は運命を示す (角川ビーンズ文庫)

謹慎を命じられロディアは久しぶりの故郷へと帰った。酒場での喧嘩を初対面のランセとともに鎮圧。色々あって小型艦レーン号の一員となる。何度も転属願いを出しそのたびに却下されてきた憧れの海軍だ。

海軍で帆船です。もえ。海戦とかもあるのでそういうのが好きなひとはふだんビーンズ読まない人も読めばいいんじゃないでしょうか。男装で女にモテて、疲れてても背後に薔薇とか宮殿とか背負ってしまう感じの真面目キャラが主人公です。既存作品に比べてもぐっと明るい感じがする。例えるなら壁井ユカコ作品の中でのクロノセクスコンプレックスのような立ち位置。

レーン号の乗組員は「有能だけど○○」っていう感じの人ばかりで、「ボケの供給過多」な状態です。

ちょっとビーンズ文庫っぽさは薄めかと思います。軍ものですので、萌えより燃え、愛より(今のところ)絆です。
海洋ものっぽさを大事にしつつ、少女小説ですので、専門用語はほぼ全排除。詳しい方にとっては「なんだそりゃ!」な点も多いかと思いますが、こう、海軍ものファンの裾野を広げたい、という小さな野望を手に頑張ってみました(笑)。

表紙イラストを見たときから「ランセがどう見てもわたし好みの気がしてしょうがない」と思っていたのですがその通りでした。

銀魂劇場版を見てからというもの、「背中合わせもえ属性」が開発されまして私の中で45ページが大変。
オンライン試し読みを読んだ感じでは遠征王のアイオリアが「君とは美味い酒が飲めそうだ」って言ってて、読んでる最中は多分アーロン編のルフィ1 とかあまつきの梵天2が出てきたり「Moiraよ!3」と度々叫んだりしてみました。

ランセが好きなんですが「有能だけど不憫なキャラ」というのは非常に好物なのでカロル美味しいです。

あわせてよみたい

天気晴朗なれど波高し。 (コバルト文庫)天気晴朗なれど波高し。 2 (コバルト文庫)

  1. 「俺は1人じゃ何もできねえ!」 []
  2. 「媚も追従もいらない 不文律はたった一つだ。 意見は許すが反抗を許した覚えはない」 []
  3. 残酷な神が統べる私が生まれた世界 []

“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)

なんかどれもラスト付近がすごくせつなかったり締め付けられるような痛みを伴う話が多いなあ。好きだ。
炎を上げる牛魔王と恋しはじめの女給はどっちもラスト付近がやべえ! 胸がぎゅっとなるよ。
そして傷ついた紳士と穢れなき歌姫はこの先何が待ち受けてるのかと思うとすごくしょんぼりだ!
仔鹿ちゃんはなにかを思い出すなあと思ってたらあれだな、鳥篭荘のキズナだな。
千愛の未来の話が好きだ。流人がただのヤンデレ→ヘタレのニートなのに格好良かったな。

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