カテゴリー「 ライトノベル 」の記事
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ぺシフ父さん!!!
一時アマゾンさんで開腹されたりした1はなひらくである。
中華風ファンタジーです。
カナンは王立大学の植物学科の学生で、ある日東の淵国からの茶売りだと名乗る青年・善が訪ねてくる。
伝説の植物とされる「奇跡の実」の種子を発芽させ実をつけさせてくれと善に頼まれ、カナンがその種を手に取るとあっという間に芽吹きハート型の葉をつけ蔓を伸ばしカナンの体にぐるりと巻きついた。
カナンは胎児の頃から不思議なちからを持っており、植物に非常に好かれる特殊体質だ。しかも友好的な好かれ方ではなくただの養分として。奇跡の実は淵国の皇子にかけられた呪いを解く材料となる。カナンは寄生しているツタもろともに善とともに淵国に向かい、しばらく滞在することとなる。
律は可愛い子だな! アホな子ほど可愛いものだ。というか皆変で可哀相で可愛くて超転がる。
そして「働いたほうが負けだと思っている(キリッ」に死ぬほど笑った。
この本珍しいことにガンガンコミックスのようにカバー下おまけがある。ラノベ的には珍しいなあとおもうなど。
ちなみにすごくネタバレなので未読のうちはめくらないほうが吉かも。
「だから俺は詩を詠むんだ。そのために俺は生きている」
詩を書くことも、女と交わることも、結局は同じこと。
遺したい。それだけだ。(P181)
あわせてよみたい
- タイトル表記がはらひらくになっていた [↩]
やっと読めた感が強い1冊。
はじめに発売が予告されたのは11月ですが色々ごたごたしたようでようやく本屋に並んだ5月。
あらかじめ3冊完結でということになっているようだ。
この世界にはロドーリーという敵が存在する。時折ふらりと現れて人々を襲っていく。
アルゼア国とエルスモア王国にしか現れないが、これは全世界規模で対応すべきとして「ロドーリー対策世界機関」はダーヴィス学院を開校した。全世界試験の結果素質ありと認められたものが集められる。
入学辞退も退学も認められない。命を落とす危険性だって大いにある。戦い方なんて分からなくてもここで教える。そんな学校だ。
英雄の末裔・ラック家のカイ(女)もそんな風にしてダーヴィス学院へ入学した。
人を殺したりものを破壊したりそんなことが自分にできるの? こわい。にげたい。どこか別のところへ行きたい。そんな思いと裏腹にカイはロドーリー襲撃の際、指示のままに手帳の1ページ目を読み上げよくわからないまま魔人システム成功の第1号となり異世界からの少女フジシロユイカを従えた。
でも依然として世界への立ち向かい方は分からないまま。
魔人システム・カイの世界とユイカの世界・100年前の天使戦争・ユイカの能力ってなんでえろいの? とかこのわけ分からなさは今にはじまったことではないので超wktkしつつ待ちたい。
わたし読んだ時はわけのわからないテンションでP160ぐらいの防具への試着シーンで死ぬほど笑った。
肉の入れ方wwwwwwwみたいな。ポムグラのときのあけすけな女子トークをおもいだす。
ベン・トーの読むのによい時間はごはん終了後のひとときだと思うんです。
美味そうだ美味そうだと思っても実際にスーパーへダッシュしたり「食べる」に至りませんからね!
過剰摂取よくない。我が家最寄のスーパーのハーフプライスラベリングタイムは18時のところと20時のところがあります。
いやこの本が出版された当時、現実的にちょっともうどえらい感じで。6月7月8月とかひどい。なんかもう当時を思い起こしつつ、鳥羽藤雄とアッーに笑いながら読む。チキンラーメンが美味そうでした。
うなぎは美味いです。名古屋で食べたひつまぶしも超待ったけど美味かったです。
あと5/3オフのときに「駅地下のお惣菜屋さんで298円とかから598円ぐらいまでお弁当超いっぱい売ってるんですよ。特価品とか割引シールとか関係なく」とかって東京の人に言ってみると驚かれました。地方差!
謹慎を命じられロディアは久しぶりの故郷へと帰った。酒場での喧嘩を初対面のランセとともに鎮圧。色々あって小型艦レーン号の一員となる。何度も転属願いを出しそのたびに却下されてきた憧れの海軍だ。
海軍で帆船です。もえ。海戦とかもあるのでそういうのが好きなひとはふだんビーンズ読まない人も読めばいいんじゃないでしょうか。男装で女にモテて、疲れてても背後に薔薇とか宮殿とか背負ってしまう感じの真面目キャラが主人公です。既存作品に比べてもぐっと明るい感じがする。例えるなら壁井ユカコ作品の中でのクロノセクスコンプレックスのような立ち位置。
レーン号の乗組員は「有能だけど○○」っていう感じの人ばかりで、「ボケの供給過多」な状態です。
ちょっとビーンズ文庫っぽさは薄めかと思います。軍ものですので、萌えより燃え、愛より(今のところ)絆です。
海洋ものっぽさを大事にしつつ、少女小説ですので、専門用語はほぼ全排除。詳しい方にとっては「なんだそりゃ!」な点も多いかと思いますが、こう、海軍ものファンの裾野を広げたい、という小さな野望を手に頑張ってみました(笑)。
表紙イラストを見たときから「ランセがどう見てもわたし好みの気がしてしょうがない」と思っていたのですがその通りでした。
銀魂劇場版を見てからというもの、「背中合わせもえ属性」が開発されまして私の中で45ページが大変。
オンライン試し読みを読んだ感じでは遠征王のアイオリアが「君とは美味い酒が飲めそうだ」って言ってて、読んでる最中は多分アーロン編のルフィ1 とかあまつきの梵天2が出てきたり「Moiraよ!3」と度々叫んだりしてみました。
ランセが好きなんですが「有能だけど不憫なキャラ」というのは非常に好物なのでカロル美味しいです。
あわせてよみたい
ビーンズの新人賞受賞作品。
人間が妖精を使役するハイランド王国。一流の銀砂糖師だった母亡き後アンは母と同じ銀砂糖師を目指すことにした。銀砂糖師は聖なる砂糖菓子を作る特別職。王の許可なく銀砂糖師を名乗ることはできない。
危険な道中の用心棒に妖精商人から戦士妖精を買い一路王都を目指す。
ザビで見た「児童文学っぽい」という選評に違わず、確かに既存ビーンズ作品よりは児童文学っぽい内容です。イラストもよい相乗効果。柔らかい雰囲気を作っている。
この世界の人間と妖精は使役する者される者。それもけっして対等な関係などではなく明らかに人間優位。時に殺伐とした支配関係です。ハリポタの屋敷しもべ妖精が近いなあと思いました。
心を許してなるものかと口悪くかつ頑なだったシャルがアンにもう片方の羽根を触らせたときは心を許したよ! 今この人デレたよ!と思いました。
ジョナスがちょー美女と野獣前半のアラン王子っぽいな!1と思いました。
児童文学寄りラノベにまた新たな傑作が誕生、と思います。
ちなみにこれ以外の私が思うところの児童文学寄りラノベというと
この辺りです。
- この人の話聞いてない感じが! [↩]