〈運び屋(キャリアー)〉リアン&クリス 天国になんか行かない (ウィングス文庫) (新書館ウィングス文庫)

SFだと……? こういうのは久しぶりに読む。久しぶりすぎて「あれっぽい」というの言えない。
あえて言うなら「ドラゴンキラーあります」とか「相棒」とか「TWIN SIGNAL」そんな感じを混ぜ混ぜしたの?
……やっぱり違う気がする。
ちなみにこれが文庫デビューで、小説ウィングス掲載作に書下ろしを加えて文庫化といういつものあれだ。
面白かったです。

舞台は近未来、少なくとも2020年よりは未来の地球・アメリカ。
新米の運び屋リアンが受けた依頼はクリスチャン・リー博士をダラスから3000キロ離れたモントリオールの学会まで送り届けることだ。博士の発明を葬ろうとしている一派から命を狙われているためその護衛をかねてだ。
感情の起伏が激しいリアンと研究所生活が長いためか世間知らずの印象が強いクリスの道中。

・主な登場人物としては男オンリーです。女はほとんど出ません
・恋愛成分はほぼありません。
・ちなみにニアホモとかでもないですよ。
・銃撃戦はちょっとあります
・あとがきとかイラストとかぺらぺらしようとするとネタバレを踏みますよ

異文化コミュニケーションがよいです。相棒なんですよ相棒。
亀のところに右京さんがやってきたようなものです。