金星特急の続編だ。続編だからといって「これまでのあらすじ」があるわけではない。ものすごくおすすめなので本編7冊・外伝1冊・それから本編から続編への橋渡しとなる番外編1冊合計10冊をぜひお読みいただきたい。電子書籍もあります。
だからといって本編読了済み続編未読の人がこれを読むことになると思うとそれはそれで感想が書きにくい。ネタバレへの配慮ではない。読んで「ファーーーwwwwwwww」ってひっくり返る要素はできるだけ残しておきたい。そのぐらいすごいのだ。なんせ小説ウィングス本誌組である1私でさえ1冊読んでひっくり返った。
こう書くと「面白さへのハードル」が上がるんだろうか。でも金星特急が面白かった人は続編も面白く読めると思う。

面白く終わった小説で、数年後突然始まった続編が同じように面白いというのは本当にすごいと思う。
「世界を旅する空気感」や「異国での食」の雰囲気は引き続き流れているんだ。主人公は錆丸から錆丸の娘・桜へ受け継がれた。桜はゆえあって女しかいない絶海の孤島で育ったので、サバイバル能力はあるが文明のある世界での振る舞いかたを一切知らない。島から連れ出した砂鉄・三月と桜のやり取りよ。夏草の話をする時の三月が本当に胸が締め付けられる(※死んでない)

2巻の発売が待てない方はどうぞこちらを読んでほしい。

春号は多分5月10日発売……。

  1. すでに2巻収録分まで読んでいる []