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白と黒のバイレ  踊れ、終演のカンテと共に (角川ビーンズ文庫)

お、終わった……
リリアナが素敵。あとレオノーラが好き。レオノーラの終わりについてはとても満足でした。
マルディシオンはこのまま光源氏ルートを歩めばいいのにと思います。
あとこの剣と命はオラシオ様のために! のところは「全軍突撃 我に続け」っぽくてかっこいい。白銀の甲冑(?゚д゚)? 

シスター・ブラックシープ 悪魔とロザリオ (角川ビーンズ文庫)

吾輩は猫である。いや猫になってしまった。名前はまだない。
赤毛緑眼白い肌の赤子を妻にすると決め16年待った。その間に司祭と戦い魔力を奪われ、我輩は地上の生き物に成り下がったが我が妻を迎えにいった。かの女は男装し教会で助祭などをしていたが関係ない。その左手の薬指には既に我輩との結婚指輪がはまっているのだから。おいやめろ聖水に沈めるな(ry

悪魔から逃げるためコンスタンスはコンスタンティンと名前を変え男として育てられた。養父の司祭亡き今、助祭コンスタンティンが女であることを知るものはいない。しかし悪魔は現れた。
悪魔との結婚を破棄するべく100年前の伝説の聖女【黒い羊】へと姿を変えた。破棄するにはひたすら善行を積む必要があり、治安の悪いこの街では悪事には事欠かない。伝説の聖女の名前を借りて大暴れできて感謝されて目的も達成できる。すばらしい。
時を同じくしてコンスタンティンの教会へ司祭ユリエルが派遣されてきた。真面目で純情な善人に見える彼は悪魔の魔力を奪った司祭である。

なにこれ超すごい。超燃える。というのが短い感想です。
「殺伐とした関係」はとても好きです。「ひとつ屋根の下の秘密」とか超好きです。
なんですかこのバトル成分は! けしからんもっとやれ(*゚∀゚)=3!
いやあまりの殺伐成分1に満面の笑みを浮かべながら読んでしまったよ。なにこれ燃える。

序盤の「そなたの夫だ」のところ、これなんていうタキシード仮面wwwwwとおもったのは秘密だ。
P254の最初のあれのあたりでうっかりデュラララの波江とか美香を連想する。つまりこれはセルティポジションであるコンスタンティンをめぐる司祭と悪魔の物語なのだ!!
前も書いたけどどことなく少年向けスメルがするビーンズ作品が地味に増えてるような気がしますよ。いいぞもっとやれ。

あとあれだな! エリカとコンスタンティンは実態は百合なのにおいしいな! エリカツンデレだな!

これは食事用ですとかミサ用ですとか「変な人だなあ(*´∀`)」と思うエピソードがあってその裏側になんつーものが! 
? やべえ / ? 超好き /

いい時代になったものだ。

  1. ビーンズ的に。 []

フォーチュン・オブ・ウィッカ  タロットは星を導く (角川ビーンズ文庫)

 相棒最強! 

アイリは口さがない噂を山ほど立てられる領域の幸運体質である。そして呪いマニアである。
努力と気合と実力で外務省入省をもぎ取ったのであるが1入省式で七聖守護物対策室へ異動を告げられる。七聖守護物対策室は曲者揃い2の塊でアイリとコンビを組むのはエン・ハイヅカという、凄腕の戦士ではあるんだけど残念にも程がある領域の不幸体質である。つまり上条さんからフラグメーカーを差っ引いて代わりにイケメン要素を突っ込んだような人である。

個人的には光炎のウィザードとかマギの魔法使いとかが同じカテゴリに入るかなあという感じ。
「相棒」「チーム」「どこか残念な感じの人々」「バトル」とかそういうのが好きな人にオススメです。
逆に「1巻から恋愛フラグが立ってないと嫌だ」っていう人には凄い勢いで止めます。
シアーズは?とかいう声がするけどあの人番外編とか最終巻のエピローグで報われるか否かっていう人でしょと思うので。

ルジャインの外見にわろた。口ー!
あとサイクスが非常に萌えキャラです。非常に萌えキャラです。大事なことなので2回いいました。

発売前に「フォーチュンオブウィッカって訳すると『幸運の魔女』でいいんだろうか」「『運命の魔術(魔術師)』って感じじゃないかね」「運命の輪のフォーチュンか!」という会話をしましたが、蓋を開けると運命の輪、しかしダブルミーニングではないのかねっていう感じでした。
ちなみに【運命の輪】と書くと別のクラスタが沸くぞ気をつけろ!

とりあえずがんばれ超頑張れの想いをこめてアンケートもぽちっとする。

読んで読書メーターに登録してからはじめて帯のない画像を見ました。
「おいこのカラーリングとか♂ハイプリじゃねえかwwwwwwwwwww」ととても思いました。
参考→ハイプリースト | ラグナロクオンライン : 職業

それを踏まえて書いてみる。
これはLUK-INTの♀ハイプリ(好きな武器はQカーシングロッド)とSTR極の殴り♂ハイプリ(ただしLUKはマイナス方向にカンストでグロリアは無駄に5)がコンビを組んで頑張る物語です。 
よしこれだ!

  1. やはり不正を働いたのではないかと噂される []
  2. と書いてアホと読む []

身代わり伯爵の花嫁修業  I 消えた結婚契約書 (角川ビーンズ文庫)

リヒャルトさんしょっぱなからまっしぐら。いや12冊分の我慢だもんな。誰か強いお酒を持ってきてー!
とりあえず新章突入の花嫁修業編ですが、私の中では既に前巻で第1部完のため現在はボーナストラックです。例えるならスカーレットウィザードと女王と海賊です。動き出すのは多分結婚式……? 何冊かかるんでしょうか。まあ気長に待ちます。気長に待てます。

あとキリル君はすごく残念な感じの勘違いをしていそうな気がして、私の中では不憫なキャラ部門にノミネートされそうな勢いです。

以前のジーク・リディそしてミレーユのポジションが現在はリヒャルト・ミレーユそしてジャックになっているような気がします。がんばれジャック。君の主はとどまるところを知らない。

レッド・アドミラル  羅針盤は運命を示す (角川ビーンズ文庫)

謹慎を命じられロディアは久しぶりの故郷へと帰った。酒場での喧嘩を初対面のランセとともに鎮圧。色々あって小型艦レーン号の一員となる。何度も転属願いを出しそのたびに却下されてきた憧れの海軍だ。

海軍で帆船です。もえ。海戦とかもあるのでそういうのが好きなひとはふだんビーンズ読まない人も読めばいいんじゃないでしょうか。男装で女にモテて、疲れてても背後に薔薇とか宮殿とか背負ってしまう感じの真面目キャラが主人公です。既存作品に比べてもぐっと明るい感じがする。例えるなら壁井ユカコ作品の中でのクロノセクスコンプレックスのような立ち位置。

レーン号の乗組員は「有能だけど○○」っていう感じの人ばかりで、「ボケの供給過多」な状態です。

ちょっとビーンズ文庫っぽさは薄めかと思います。軍ものですので、萌えより燃え、愛より(今のところ)絆です。
海洋ものっぽさを大事にしつつ、少女小説ですので、専門用語はほぼ全排除。詳しい方にとっては「なんだそりゃ!」な点も多いかと思いますが、こう、海軍ものファンの裾野を広げたい、という小さな野望を手に頑張ってみました(笑)。

表紙イラストを見たときから「ランセがどう見てもわたし好みの気がしてしょうがない」と思っていたのですがその通りでした。

銀魂劇場版を見てからというもの、「背中合わせもえ属性」が開発されまして私の中で45ページが大変。
オンライン試し読みを読んだ感じでは遠征王のアイオリアが「君とは美味い酒が飲めそうだ」って言ってて、読んでる最中は多分アーロン編のルフィ1 とかあまつきの梵天2が出てきたり「Moiraよ!3」と度々叫んだりしてみました。

ランセが好きなんですが「有能だけど不憫なキャラ」というのは非常に好物なのでカロル美味しいです。

あわせてよみたい

天気晴朗なれど波高し。 (コバルト文庫)天気晴朗なれど波高し。 2 (コバルト文庫)

  1. 「俺は1人じゃ何もできねえ!」 []
  2. 「媚も追従もいらない 不文律はたった一つだ。 意見は許すが反抗を許した覚えはない」 []
  3. 残酷な神が統べる私が生まれた世界 []

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精 (角川ビーンズ文庫)

ビーンズの新人賞受賞作品。
人間が妖精を使役するハイランド王国。一流の銀砂糖師だった母亡き後アンは母と同じ銀砂糖師を目指すことにした。銀砂糖師は聖なる砂糖菓子を作る特別職。王の許可なく銀砂糖師を名乗ることはできない。
危険な道中の用心棒に妖精商人から戦士妖精を買い一路王都を目指す。

ザビで見た「児童文学っぽい」という選評に違わず、確かに既存ビーンズ作品よりは児童文学っぽい内容です。イラストもよい相乗効果。柔らかい雰囲気を作っている。

この世界の人間と妖精は使役する者される者。それもけっして対等な関係などではなく明らかに人間優位。時に殺伐とした支配関係です。ハリポタの屋敷しもべ妖精が近いなあと思いました。
心を許してなるものかと口悪くかつ頑なだったシャルがアンにもう片方の羽根を触らせたときは心を許したよ! 今この人デレたよ!と思いました。

ジョナスがちょー美女と野獣前半のアラン王子っぽいな!1と思いました。
児童文学寄りラノベにまた新たな傑作が誕生、と思います。

ちなみにこれ以外の私が思うところの児童文学寄りラノベというと

世界の終末—必殺お捜し人〈9〉 (富士見ファンタジア文庫)ミミズクと夜の王 (電撃文庫)時載りリンネ!〈1〉はじまりの本 (角川スニーカー文庫)シュガーダーク  埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫)GOSICK—ゴシック (富士見ミステリー文庫)

この辺りです。

  1. この人の話聞いてない感じが! []

白と黒のバイレ 黒き、呪いの舞台にて (角川ビーンズ文庫)

前巻から時間が流れ、若返りの呪いがかかっているブランカは19歳の精神に11歳の体となっていた。

今回もリリアナは強いです。目次を見てな、なんだと! と思ったのは言うまでもなく1リリアナの婚約者が非常に胡散臭いですね。しかしそれを越えて好みを突っ走るのはブランカの妹姫・レオノーラ。

優秀な姉を持ち自身は王族としては比較的劣っているものの健気ないい子だったのだが、1回キレて思うが侭に口走り突っ走り帰るところが分からなくなった、そんな非常にときめく子です。とても妹です。

あと展開がスピーディーだなあと思う。圧縮展開だなあとは思わないんだけど、あれもうそこ? みたいな。
とりあえず中身はどうあれ見た目的にセロがロリコンまっしぐらにならない程度になんとかなってほしいものです。

ペルドゥラルとレオノーラはデュラララの誠二と美香から中二だったりヤンデレ成分を引いて代わりにそんなに甘くないものを突っ込んだ感じだ。ブランカがセルティである。

「ご安心ください。死体さえ見つからなければ完全犯罪は成立します」

(P29)
  1. 1章のタイトルはリリアナの婚約者 なのである。 []

悪魔のソネット  永遠の扉は二人のために (角川ビーンズ文庫)

完結巻。
ミセリアいいよね。いや悪魔全般軽くていいね。享楽的だ。
ルーナエが「2人の仲を認めたがらない親を説得する世話焼きモード」だったりレクスが可愛かったりエルデンが普通にいいヤツだったりして悪魔陣が全体的に愛いなあと思いました。
ジャスティンとレクスもよかったです。よかったです。幸せなのはよい。

環状列石(つまりストーンヘンジか!)+門=KAREN と聞いて(ガラッ という脳内ツッコミが入った。
あとランズエンドは藤谷先生が旅行中と聞いてとか思った。とてもミシェルモード1だった

あと今回の表紙が共鳴せよ!私立轟高校図書委員会 4とか大体のケータイ小説みたいな感じのクリアカバーみたいに見えてびっくりした(ので触った)。なんだろうこの錯覚。背景効果?

よき物語でした。ごちそうさまでした。

「くっ! ものすごくそそられるんだけど、俺には心に誓った人がいるんだよなあ!」
「えっ、嘘! 悪魔が操を捧げてるの!? 何、それ、いいじゃない! こっちこそますますそそられるじゃない!  あんた、詳しく聞かせなさいよ!」

(P73)
  1. 現実と幻想の境界を認識できていない類の言動を繰り返し行動にも尋常ならざる点が多々見受けられた []

身代わり伯爵の誓約 (角川ビーンズ文庫)

短編集こみ11冊の末ゴールイン。とても転がれました。
読みながらじったんばったんするぐらいリヒャルト全開であったけどわたしが好きなのはフレッド周りです。

ようやく2人の関係が落ち着くべきところに落ち着いたんだし一難去ってまた一難ちっくに終わらなくても! とかはやく続きが読める1のはよいことだけどそんなに急がなくてもいいのよと思う。

感想として書き残しておきたいことがとてもありません。ようやく落ち着いたの一言に尽きる。
あれは読んでる過程が楽しい本だな。

「……お転婆で泣き虫な、ぼくの妹」
眉をつり上げて怒られるのも、ぶつくさ文句をつけられるのも、たまに首を絞められたりするのも、みんなみんな大好きだった。愛情は素直に向けられるより、ひねくれた形でのほうが真実味を感じる性質だから??こんなことを言ったら、また「変態!」と罵られるんだろうけれども、そんな最高の褒め言葉かつ愛情表現を、今すぐにでも浴びせられたい気分だ。
「--------きみの『一番』でなくなる日がくるなんて、悲しいね……」

(P257)

これを読んだ後うっかり「ハーレクイン化」っていう電波が飛んできて、わたしハーレクインそのものは読んだことないんですがtwitterのBOTに日夜触れあい以前の活字倶楽部のインタビューは読んだことあってそれ読み返してみたらびっくりしましたうん。

読者さんの声を聞いていて思うのは、皆さん、お姫さまになりたいんだなと。リージェンシー2のヒロインたちはきらびやかなドレスを着ているので、読者さんはお姫さま気分に浸りながら、夢の世界に行けるんです。

活字倶楽部'06夏号 ハーレクインに挑戦! 特集内のインタビューより

どこでも人気だな。ハーレクインはジャンル・シチュ・パターンが超豊富3で凄いので少女小説も姫嫁以外がもっと増えてくださいお願いします。いや別に少女小説にハーレクイン化してほしいわけではないのですが。

  1. 6月に続きがでる []
  2. 様々な時代が舞台の「ハーレクイン・ヒストリカル」のうち最も人気のある19世紀初頭の優雅で華やかなイギリスが舞台の話 []
  3. 中世スカンジナビア半島が舞台でバイキングに連れ去られたタフなヒロインが自分の居場所を作り上げていく。あとモテる。とかそういう感じのを見たときにはなんだそれ! と思った。 []

黎明に向かって翔べ (角川ビーンズ文庫)

中華ファンタジー。
思ってたより硬かった。初期の彩雲国だと思ったら十二国記だった、みたいな。
いやわたしの中華ファンタジーの引き出しが非常に狭いだけで似てるとかそういう話ではありません。

時代的にはパルメニア・遠征王あたりとリンクしてます。
動物大好きへメロス=ソーンダイクが東の大陸にいたときの話がこれ。珊瑚が時々キトリに見えてくる不思議。

これとか遠征王とか昔のビーンズはこういうのも出てたんだなあとしみじみします。
私少女向けラノベでえろいのは遠征王程度でいいです。もうちょっと濃くてもいいんですが、そこに至るまでの話は嫌なんですあくまでもそれは通過点であるべき(゚д゚)

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