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悪魔のソネット  永遠の扉は二人のために (角川ビーンズ文庫)

完結巻。
ミセリアいいよね。いや悪魔全般軽くていいね。享楽的だ。
ルーナエが「2人の仲を認めたがらない親を説得する世話焼きモード」だったりレクスが可愛かったりエルデンが普通にいいヤツだったりして悪魔陣が全体的に愛いなあと思いました。
ジャスティンとレクスもよかったです。よかったです。幸せなのはよい。

環状列石(つまりストーンヘンジか!)+門=KAREN と聞いて(ガラッ という脳内ツッコミが入った。
あとランズエンドは藤谷先生が旅行中と聞いてとか思った。とてもミシェルモード1だった

あと今回の表紙が共鳴せよ!私立轟高校図書委員会 4とか大体のケータイ小説みたいな感じのクリアカバーみたいに見えてびっくりした(ので触った)。なんだろうこの錯覚。背景効果?

よき物語でした。ごちそうさまでした。

「くっ! ものすごくそそられるんだけど、俺には心に誓った人がいるんだよなあ!」
「えっ、嘘! 悪魔が操を捧げてるの!? 何、それ、いいじゃない! こっちこそますますそそられるじゃない!  あんた、詳しく聞かせなさいよ!」

(P73)
  1. 現実と幻想の境界を認識できていない類の言動を繰り返し行動にも尋常ならざる点が多々見受けられた []

悪魔のソネット  探偵稼業も悪魔の仕事 (角川ビーンズ文庫)

最終巻まであと1冊。
今回は学校をでて首都で悪魔祓いのバイトです。パートタイムエクソシストです。
こう書くと別の作品みたいだ。

レクスは随分と丸く人間くさくなったなあと思ったり、料理の腕がひどかった(いい意味で)
あと犬のほうのエルデンにえらいきゅんとした。わたしももふもふしたいです。心行くまでもふりたいです。
猫派ですがもふれる存在は心行くまで触りたい。エルデンは犬だけどルーナエとレクスは猫もしくはネコ科だね。気位が高かったり警戒心が強かったりしてなかなか触れない類の。
あとお父さん! お父さんがラスボスかと思ってたらお父さん! すごい。

ラブコメからより恋愛方面に滑り込んだと思ったら急にがっこんシリアスルートに突っ込んでいった。
そしてわたしユリアンの過去にときめいてしょうがないよはっはっは。とても好物です。というか6章がとても「ずっと俺のターン!」だった。好きな要素ががっつり詰め込まれていた。ときめきすぎる。1
「嫌だ、やだ、そっちに行きたくないんだ!」は銃姫〈4〉のくつしたでどっかん☆で再生され、大聖堂の鐘の音は「タルタロスの滅びの鐘」で、追撃とばかりに志方あきこの?の冒頭2が脳内で流れる。
そして「血の供物は受け取った」は「あかいのありがとう」鼻血ものである。

不老不死的な存在が愛を知って共に過ごし衰えやがて死ぬというのはえらいときめくのです。
古くは100万回生きた猫、新しいどころでは鋼の錬金術師とかマギの魔法使い3とか。
次がラストです。楽しみだ。

愛するひとと一緒に過ごす、ほんのわずかな数十年。いつかは必ず終わると約束された温かさ。
それこそが、しあわせというものなのかもしれない。

(P220)
  1. 好きってことさ! []
  2. 鐘の音が入るのである。 []
  3. ちょっと方向が違うけど []

悪魔のソネット  豪華客船は悪魔と一緒 (角川ビーンズ文庫 56-11)

ある日ジャスティンの元に校長会の面々が唐突にやってきた。目的は臨時校長会だったが「女が学校運営などけしからん。この学校は閉鎖するか否か決議をとろうではないか」という感じで危うく閉鎖になりかける。
決議は合同研修に持ち越されることになったが、その合同研修というのは各地の学校から成績優秀な生徒を数名招待して行う遊びの旅行のようなもの……だが事前に総合試験があり事実上国で一番の学校を決める学力体力が問われる総合試験だ。優秀な成績を収めなければシェルズバーン・カレッジは閉鎖になる? という話。

巻を増すごとに面白くなってるなあという印象。ルーナエはいいツンデレ。
あと漫才的なものとか恋愛成分もどーんと増量されてたとおもいます。校長会のちょっと前が第1のときめきだね! レクスが人間くさくなりつつあるけどそれは果たしていいことなのかーという。
「青少年の健全な育成に問題があるかもしれない顔面破壊兵器」とか「残念な料理の腕前」だったりレクスはなかなか散々にいわれてるな。ちゃんと見せ場もあるけどな。

複雑怪奇な下着ってどうなんだろうと思いつつ、軽い舞踏会用です!ということで納得することにした。

グレンゴーは名前から察するとグラスゴーかなと思った。
鳥取に似ているといわれたり「あんなところに何しに行くの何もないところよ?」とか他の本でちょくちょく見かける地名(なので1回るるぶ的なものを見た)(前者は桜庭一樹と後者は恩田陸の紀行文かなあ……)

「お前は何か勘違いしていますね。念のため言っておきますが、僕はお前への好意からこんなことを申し出ているわけではありませんからね!? ただの……そう、ただの気まぐれです。それに、魔法など使わなくとも、僕の美貌と頭脳さえあれば人間などいちころですから!」

(P198)

悪魔のソネット  男子校で秘密の召喚 (角川ビーンズ文庫)

ジャスティンとレクスのあいだで無自覚バカップルの芽生えを感じます。
1巻よりはかなり面白くなっているような。今回はレクスの側近エルデンの掘り下げ。
エルデンみたいなキャラはかなり好きなのだ。満足した。亡失の槍が一瞬某夫の槍に見えたりした。焦った。
ていうか私は名乗りとか好きすぎだ。

「副業が悪魔退治」っていうギャップというか釣り合わなさ加減が妙にツボにはまった。
ジャスティンのお父さん実は魔界の人なんじゃねとか次はルーナエかユリアンのターンかなあと思いつつ。

「エルデン、お前の名を名乗れ。??私の与えたお前の名だ」

(P174)

悪魔のソネット    美形悪魔は契約しない!? (角川ビーンズ文庫 56-9)

なんか少女レーベルの割に表紙背景地味だなー。
オペラの栗原さんの新作です。オペラよりは文体がなんかライトになりました(オペラはもうちょっと装飾!装飾!って感じだったので
確かに少女漫画ちっく。

幼いころのトラウマで美形=キモイの図式のジャスティン(冒険好き)は祖母の見舞いを頼まれ帰国することになった。帰る先はノースランドの伯爵家の城……のはずだったが父の友人に乗っ取られ、現在は全寮制の男子校になっていた。

帯はゴシック逆ハーレムですが今のところは逆ハーっぽくないです。
あと「新條まゆのノベライズみたいだ」とかそんな感じのを見ましたが、私はあんまり新條まゆ知らないので、あんまり影響を受けることなく。(快感フレーズの最初のほうしか知らない)

華麗なバラ色のドレスを着た美しい少女と、周りを囲む料理人たち。
一見豪華な客間にも見えるが、壁には鍋釜がかかり、料理人たちは木べらや鍋を持ったままだ。
どこか異様な光景の中、少女は思いっきり盆で傍らの男をはたき倒した。
「こんな格好でお皿なんか洗えないでしょ! 何考えてんの、あんたは!」
「——いい角度の打撃だ。人間なら脊髄に響く。そのドレスを着てその動きというのはただ者ではない。さすがわが主とでも言おうか」

(P99)
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