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レッド・アドミラル  新艦長は嵐を誘う (角川ビーンズ文庫)

1冊まるごと俺得過ぎて死ぬかと思った。死ぬかと思った。なんだこの結婚したい二次元。
あっちこっちが地雷原である。つまらなかったというわけでは決してない。逆なのだ。どこを切ってももえのかたまりなのである。ハチの巣にされた。
もうね、本当に早く結婚すればいいのに。40ページ・41ページでまじぱーんってなった。いや今回は挿絵が超超よいしごとしている。ぐっじょぶにもほどがある。

今回は帯の「殺しあおうぜ」からして「全力で俺を釣りに来てるぜ……」としか思えないのだ。
私はランセがとても好きなので今回は15歳ぐらいの思春期ハートで読んでました1電撃デイジーの黒崎といいわたしは本当に「面倒くさい男」もえを発症している。二次元だけにしとくんだそれは。
アルデアがヒロイン面してるぜと思ったら今回本当にヒロインだなあ。アルデアの酒のシーンとかもえすぎてしねる。

囁いて、彼の横をすり抜けようとする。その袖を、不意にアルデアがつかんだ。
振り向くと、アルデアが途方に暮れたよな、それでもどこか熱い瞳がある。
「ロディア、僕は--------」

(P172〜P173)

1人称が変わるのとかまじたまんねえ(*゚д゚)=3

ロディアがちゃんと女の子してたり一生ついていきますみたいなところ2があってまじぱねえっす。ルーナ・ノアも女の子だった!

読んでてすごーく、懐かしいことを思い出したんだけども。一番最初に参加したPBCで閉鎖時期が予告されて一番仲良かった人に、ちょうどこのランセのように指輪を押しつけたなあ……。
まじ前科である。キャラクターの性質上ふつうでは100パー受取ってくれないと思ったからもう無理やりである。
お守りだのなんだのいって渡したのは覚えてるなあ。もう10年は昔のことです。Lさんとはその後ROで再会したけど3今はもうブログのURLはロストしたので見てない。案外向こうはまだここを見てるかもしれないな。ははは。PL交流はしたくない派4だったのでPBW繋がりで今も交流があるのは3人程度なものです。

  1. いや殺しあおうぜ萌えはここ3年ぐらいで蓄えたものですが []
  2. もえのかたまりおぶP211 []
  3. 同鯖だった。その後向こうがマイグレした []
  4. 捨てHNに無料アドで黒子に徹したかった []

シュガーアップル・フェアリーテイル銀砂糖師と緑の工房 (角川ビーンズ文庫)

シュガーアップルフェアリーテイル4巻。
すごくもやっとした3巻でしたがこの巻はよかった。わたし単にラドクリフ工房派が気に入らないだけんじゃないのか……? この巻のブリジットはそんなに嫌いではない。むしろ逃げ道が用意されてなくて可哀相だなと思う。

いやーアンとシャルが。あの一目でもいいから会いたいんですと焦がれる感じがやばいです。ときめきです。
75ページからはもう激しくずっと俺のターン! すぎた。ラストも死ぬ思いだった。死ぬ思いだった。あのシーンのためだけに銀砂糖師に昇格してて良かったと思う。あの二人の関係として今まででは一番やばい。よいデレだ。あの「それは恋だ!(ばーん!」には至っていないシャルの心境が楽しすぎる。

はじめて工房を作った砂糖菓子職人の名前が「イーノク・ペイジ」と見た瞬間「そんな銀砂糖で大丈夫か」「大丈夫だ問題ない」っていう単語が見えた。

「俺は誰かに、助けられたことはない。どうすればいい? お前が俺を助けるというなら、俺は何をすればいい。教えろ」
「た、助けられる人は、何もする必要はないと思う。ただ待ってもらえたら、それでいい」

(P82)

花は桜よりも華のごとく   第三幕・鬼炎万丈   (角川ビーンズ文庫)

蒼馬が行方不明になったらしいよ! と始まる3巻。
だけど「自分の意思で誰にも告げず北に向かった」だけなので2巻の白火失踪事件とはわけがちがう。
行き先も知る人は知っていたので、白火は蒼馬を探し単身北上する。

2巻の帯刀がとてもあれだったので、朱鬼は大変好ましい。
土蜘蛛の頭でワイルド系かつ発想は盗賊。頼れる兄貴分的な? 初登場時の印象って大事だな。
いや扼殺しそうになってたけど。

白火さんはかぐや姫か(゚д゚)という勢いで先々で落としている。蒼馬も通過点にしか過ぎんのではないかとも一瞬思った。そんな感じで白火周りには興味が目減りしつつある今日この頃。
今回は引いて終わっているので次を読むか← →読まざるべきか。
主人公周りに興味が減る現状というのは結構深刻。
白火よりガーン! と瑪瑙にえらいときめいたので、瑪瑙の行く先を知るために読もうかと思う。

そしていい加減略称がないのは色々困るということで無難に「花華」で自分内統一は図りたい。

フォーチュン・オブ・ウィッカ3   タロットは夢をいつわる   (角川ビーンズ文庫)

表紙のアイリが実にウェディングドレスらいく。
創立式典記念パレードのメイン、入省5年までの女性職員限定自動エントリー「祝福の7女神」に抽選の結果選ばれたのだった。正装! 正装!

室長がへろへろしている。胃薬と不眠がおともだち。個性豊かな部下を持つ上司だなあ。
いや裏の顔がきっとあるはずだ!

アイリとハイヅカは可愛い。ハイヅカのアイリに対して「慣れてる感」は色んな方面では面白い。とても美味しい。
冒頭からSLDで残念初恋のコゲツがアイリの夢に登場。華麗に呪いをかけていくわけで、解呪方法がベタ! ベタ! だがそれがいい! 解こうと意気込むアイリに(゚∀゚)=3 
いや占えばいいのにそれができないアイリはやばい。あの辺は胸キュンの塊である。もだもだした後不貞寝である。
トリニックとヴァージニー兄妹がよい! ラスボスの1個手前のボスぐらいになってもいい風格! 鍵ってなんだ!
ミッドパレス編楽しみだ。

身代わり伯爵の花嫁修業  III 禁断の恋の手記 (角川ビーンズ文庫)

溶けるようにやってるんですよ。そんな花嫁修業はとりあえず終了の巻。でも結婚式はまだ。

シアラン亡命組の再登場。久しぶりだわー。
今回は「まるでミレーユの観察日記のような文が雑誌に載っておりそれがいま公都で人気を博していると聞かされる。ミレーユはその作者を探したり、男装で第5師団でアニキアニキ言われたりリヒャルトの従兄が「ミシェル」にちよっかいを出したり、相変わらずといえば相変わらず。
フレッドがきらきらしてたりミレーユが兄貴と慕われていたりリヒャルトがデレデレしていたり、まあ通常営業。
好きな挿絵はP197です。(゚д゚)シュパーン ロジオンはよいバカだった。あと3年後が楽しみだ。

シスター・ブラックシープIII  薔薇と聖歌 (角川ビーンズ文庫)

みもふたもない言い方をすると「あの助祭は女ではないのか」という司祭の懊悩と正体バレイベントである。
今回はユリエルとみせて実はエリカがちょー好きだ。いやうすうすわかってた。
だって年末に光炎のウィザード再読ヒーハー(゚∀゚)やってたときにリティーヤとミカにぶっ転がされたので。
第3章とかなんのご褒美かと思うぐらい俺得。ベッド上のシーン1がやばい。分かりやすくやばい。
「偽の黒い羊」の出現、というか「偽物」と分かりつつ、本物を引き寄せる罠とかとてもふごー(鼻息)である。
悪魔もじわりじわりと変化しつつあるのがよい。本当に牛歩のごとくじわりじわりなんだが。

「君はあと何度僕を殺す気だ?」

(P149)
  1. 性的なナニではない []

レッド・アドミラル  英雄は夜明けを招く (角川ビーンズ文庫)

一段落しているけどまだもうちょっと続くんじゃよシリーズ。
冒頭からカロルがアホ可愛いんですがどうしたらいいですか。いや今回はまさかのアルデア萌えだったので!
アルデア萌えだったので! くどき勝負美味しいです!
ロディアをうっかり王子@Marchenにおける鈴木結女さんに変換して死にそうになった1偽装結婚したい。ランセは兄弟としてほしい。
P139は沈んだ歌姫のアレッサンドロっぽい! そのこころは脳内で舞台変換されてひとりピンスポあびててもえ。
船はロマンだー。このまえメルコンの前に日本丸を見学にいったのだ。
レッドアドミラルに変換してふんすこふんすこいっていたのはいうまでもない。

珍しいことに特典がついていてSSつきポストカードが2種類ともシュリンクされていた。
1種類だと思っていたからありがたい。特典系は除外されるのが常なので嬉しい。

  1. 共通点はなにこのイケメン []

華葬伝  〜Flower Requiem〜 上 (角川ビーンズ文庫)

台湾角川ラノベ大賞金賞受賞作品、ということなんだが何故ビーンズなんだろう。
漢字名なんだけどあちらでの読みだったりなじみの薄い単語がばんばん出てくる。
「設定ばりばりのラノベ」ととるべきか「台湾では誰でも知っているような基礎知識」ととるべきかが分からなかった。よく分からないものを分からないものとしてとりあえず読み進めていくこの感じは、高校のときはじめて十二国記を読んだときの様な気分だなあ。
 
読みにくいなと思いながら普段よりもだいぶ時間をかけつつ読みました。
上巻だけでは面白いか面白くないかもちょっとまだ判断しがたい。そんなにあっさり読める本ではないと思います。
個人的にはビーンズっていうよりは富士見っぽいなと思いつつ読んでいました。分かりやすくBBBに影響されている。
あと登場人物紹介が4ページに渡って割かれている。こっちにも何度も戻ってきた。
今から読む人は100ページ、大体3章が始まる手前までは読むといいと思います。
そこまでいくと単語だけ与えられていた世界観設定の詳細が与えられるので。
いや作品内基本設定の説明というか描写はもうちょっと早く欲しい。

400年の昔、この世界には神が存在し輪廻転生があった。人間は神殺しを実行し、神は死に際に呪いを残した。
「我が血に染まった者は贄人となり、贄人がすべて死に絶えた時に我は再び蘇る」
そうして輪廻は失われ行き場をなくした魂は謫仙となり人を殺し多くの血が流れた。贄人も殺され残り1人となり、人々は神が復活し復讐に及ぶことを恐れ贄人の安全のため籠庭十殿と「箱玉」の術を作り上げた。
この術で贄人の「生」は最低限度までに抑えられる。贄人はこの世の存続のため永遠に生きることを迫られ、義人は贄人の老化や怪我の身代わりとなり若くして死ぬことを迫られている。
半年前の「塚の乱」で重傷を負った幽冥は記憶をなくしたが、仲間の4人の義人とともに贄人の繭を守り謫仙と戦う毎日を送っている。

どきどき華葬伝用語辞典

珠罌神……かつて人間に殺された神。贄人がすべて死んだら復活する。かつて珠罌神がいなくなれば寿命がなくなると考えられたが珠罌神がいなくても人間は死ぬ。死んでも神の欠片は残っている。
贄人……神殺しの参加者。世界に1人。感覚はすべて義人に渡し半分は常に眠っている。
義人……贄人の老化や怪我を肩代わりする。激しい消耗のため10代でなければ務まらず必ず夭折する。
謫仙……輪廻から落ちた人間の魂の成れの果て
箱珠の術……贄人を守る術式。5人の義人が揃っていれば問題ない
鎖玉の陣……籠庭を守る箱玉の術の補助陣式
反珠……秘密裏に贄人を抹殺し神を復活させ輪廻転生を復活させようとする考え、またはその考えを持った人々

華葬伝  〜Flower Requiem〜 下 (角川ビーンズ文庫)

慣れたのか下巻はするっと読めた。この読みやすさを上巻にもあげてください。
囲雲の「ここから逃げて」のあたりはすごく好きなのだ。あと義人がぱたぱたぱたぱたと死んでいったときはえええええと思ったけど、畔は死んだと見せかけて生きてるオチなんじゃないだろうかとこころひそかに思っていた。でもちょっとレイアースっぽいなと思ったんだ。世界の柱、この人がいなければ世界が崩壊する、今日も私たちはあつかましく彼を利用した。

いやでも富士見っぽいというか、富士見じゃなかったら幻狼かCノベでもいいと思うんだ。
でもビーンズか? と言われると首を傾げる。最近ビーンズの新シリーズでは冒険してる感じの作品と、2〜3年ぐらい前は多くあったちょいエロ作品と2パターンあって1これは明らかに前者だと思う。
普段あんまり他人の感想とか気にしないんですがこれはちょっと他の人の話が気になる。
でも積極的には薦められないなあとは思うので、むずかしい。

花守の竜の叙情詩 とかがあわせて読みたいなのかなあ。

ちなみに好きなキャラは睛です!
この2エントリを書く上で一番困ったことは「漢字が変換できない!」です。

  1. 無論このパターン以外もあるよ! []

花は桜よりも華のごとく  第二幕・月下氷刃 (角川ビーンズ文庫)

デビュー第2作。
桜能の夜から3ヶ月、白火の左腕はまだ動かない。柚木座と日輪座を行き来して舞の練習などもしながら静養していた白火だが、ある日嵐山である勧進能に同行した。演目は無事終了し、人気が無い時間帯を見計らって水浴びをしていたところを怜悧な美貌の青年帯刀に見られてしまった。その場は白火が逃げて終わったが、白火を一目見て気に入った帯刀は後日配下に命じて無理やり連れ去った。

1巻序盤の蒼馬が激しくなって再登場というか「今日からそなたは私のものだ」というだけあって、アレだ。
ふつうに未遂である。サラシは剥かなかったがただでさえ未遂なのでアレである。
なんというか蒼馬もまだだったのにいろいろやっちゃった! 的なあれである。
ていうか2巻にして蒼馬の出番がひじょうにすくなかった!
90ページ以降の帯刀と白火のシーンは好きなんだけど、それはあくまでメインだったらね! という。
朧と矢涼は好きだ。朧可愛い。うまくいくといい。

あとわたし「白火」をどうしても「はくび」と読めなくて毎回「しらび」って読んでる。

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