金星特急 3 (ウィングス文庫)

\ 磯野ー羊追い祭りやろうぜー羊の首を落として血が噴出したらスタートなー /

という3巻です。
金星特急が停車したのは中央アジアの草原地帯、騎馬民族で傭兵集団の月氏がいる土地だ。
花婿候補はもれなくこの月氏の《羊追い祭り》に参加させられることになる。
月氏はトップに鎖様と呼ばれる首領以下黒鎖・赤鎖・白鎖の3つのグループに分かれており傭兵は鎖と呼ばれ、1グループ100人計301名の傭兵集団である。羊追い祭りの本番は「鎖の入れ代わり」をかけた戦いだ。
この時期に月氏の土地に踏み込むものはすべて「月氏に入りたい挑戦者」とみなされ月氏との戦いを余儀なくされる。
月氏は勝てばよし負ければ月氏から追放で、挑戦者は勝てば月氏の一員、負けたからといって殺されはしない。月氏も挑戦者を殺さないのがマナーとされる。

しかしこの軽快に流れる血よ! 羊の首を落とすからな! それ以外でも軽快に人が死にすぎだ。
目の消毒とかアルコール綿突っ込んだとか鍋いっぱいのプリンとかぎゅーんぎゅーんとする。
というか1ページごとにもだもだしすぎて読むのに超時間かけたぜ。

とたんに一鎖が投げつけたナイフを三月は長剣で跳ね上げ、頭を狙って撃たれた弾丸はひょいっと避けた。
天上のフェルトにナイフが刺さり、壁の骨組みに穴が開いたが、無名は何事も無かったかのように黙って料理を続けている。砂鉄もまったく動じていない。
(こ、こえー! 傭兵のじゃれ合いめっちゃこえー!)

(P109 )

この辺とかちょうもえるよな。射手座とか可愛いけどライフルを背負ってデートなんだぜちょうもえるぜ。
砂鉄の過去、ユースタスの正体、明らかになるもの多い中それ以上に増える謎。
錆丸の過去パートはちょうどJRの中で斉藤和義の「ずっと好きだったんだぜ」を聞きながらだったので脳内でなんか変な化学変化を起こしていました。

そして合計180リットルのゴミ袋わろたwwwwwww
ユースタスがまじ朽葉である。