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昨日のついったー。はいうちは倉庫です。
本を読んだら更新します。読まなかったら更新してません。あと備忘録的に残しておきたいものをここに書いておきます。大体毎日何かしら読むので割と毎日更新されます。本を読んだ後、頭の中をどーんと整理して放り出す場所です。
倉庫らしく時々整理したいとか見栄えを気にしたりします。読んだ本一覧とか作りたいです。本棚をレーベル順に並べるか、作者名あいうえお順で並べるかみたいな感じで、ずばーっと整理したいのです。
WordPressならそれできるんですけど、いまいちふんぎりがつかず。
しかしそろそろ動作が鈍くなってきたので移動する時なのかなと思いつつ。

倉庫扱いでもオフラインでやらないのは、友達向け地雷原兼釣堀だからです。
「あの本面白かったよー」といわれたら釣ったどーと叫びます(゚д゚)

となりのウチナーンチュ

ふと借りてみれば読書感想文中学校の部課題図書。
私リアル中学生の時に課題図書にこんなんあったらこれで書いてたかも。これだったら書きやすそうな感じ。

メインとなるのは父子家庭×2。で友情もの。
直木賞作家を目指す勇とその娘彩華。東京から移住してきた和久と夏海。
彩華はある日蛙の神様の置物の声が聞こえるようになった。沖縄らしくユタに……というわけではなく神経科に通うことになる。

また夏海も不眠と憂鬱で神経科通いをしていた。さらにつけくわえ夏海への束縛と執着が尋常ではなかった母の念は、生霊となって家を出てからもそのまま家に残された。
そして和久と夏海は沖縄へと引越し、勇・彩華の隣で暮らすこととなる。

ちなみに神経科うんぬんというのはあんまり話には関わってこない。
カエルは喋るよー子供のときにだけ訪れるー不思議な出会いーな感じで扱われている。

これが面白かった人は
バガージマヌパナス—わが島のはなし (文春文庫)

これ読むといいかも。こっちはユタになってしまった女の子の話。

ここ最近不気味なほど買う本が少ない。
9月までは節約に励む所存なので少ないのはありがたいことだがいつ揺り返しが来るやらー。

6月読んだ本は40冊(ライトノベル13冊・文庫7冊・新書2冊・単行本18冊)
予想外に多かった……

面白かった本

SH@PPLE—しゃっぷる—(2) (富士見ファンタジア文庫 185-2)身代わり伯爵の脱走 (角川ビーンズ文庫 64-5)

北村薫の創作表現講義—あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)コバルト風雲録壁抜け男の謎

海辺の街サスクノックの某お役所で働きだした少年キーチは『妖精にまつわるトラブル解決』という謎の仕事に仰天! ここは様々な妖精達が『善き隣人』として人間と共に暮らし、街で働く者もいればイタズラ三昧の奴もいるという油断ならない街だったのだ。孤独な境遇から一変、クセモノな『隣人』の世界に飛び込んだキーチに、外見お子様な所長ディアナは「覚悟していてよ」とばかりに微笑んだ! ハプニング上等、お隣同士のパワフルユニゾン!!

ポリフォニカのようなフラクタルチャイルドのような。

しをんのしおり (新潮文庫)

三浦弟が大学入学みたいなことではじまったからとてもびっくりした。
そんなに昔の本だったのか……!という驚き。

さて、そんな私が最近していることはといえば、「理想の高校生活作り」だ。これはどういうものかというと、制服のデザインとか時間割とかクラス名簿及び人間関係相関図とか校舎見取り図とかを勝手に制作し、自分の頭の中で理想の高校生活を築き上げよう、という遊び。

(P37)

っゃさんとえりんぎのひとを思い出した。ていうか学園系PBWの基本だよなこれ。

眞マ国より愛をこめて (角川ビーンズ文庫 4-20)

まるマ番外編5冊目。
ちなみに故郷へマのつく舵をとれ!のあとがきにあった15.5な短編はここに収録されています。
短編いっぱい収録されてるのはいいけど目次がないのは不便だと思うよ!

身代わり伯爵の脱走 (角川ビーンズ文庫 64-5)

新章にごろんと突入の身代わり伯爵。

フレッド素敵過ぎるよフレッド。フレッド派にも満足の1冊。
フレッド今回超出てる。いつも最初か最後にちょろっと出てくるだけなのに。
シルフレイアとかルーディとか予想外すぎるキャラが活躍しておった。

とりあえずエセルバード=リヒャルトラインは守られていた。

ていうか雪像作りはえええええ。雪だるまかと思ったら本格的過ぎる。

「アッハッハ、確かにそうだ、判断を誤った。あの腹黒がそこまでやるとは思わなかったもんなぁ。甘かったよね、フフフ……あはははははは!」
くるりと最後のターンを決めると、彼は鏡の中の自分に笑顔で宣言した。
「——絶対復讐してやる」

(P69)

笑う招き猫

読み終わってから山本幸久のデビュー作だと知る。漫才コンビの女性2人の話である。
漫才コンビかつ女とすると最近は海原やすよともこがお気に入りです(゚д゚)

漫才コンビの話といっても、成功物語がメインではないし、爆笑ものではないし、夢(将来はカーネギーホール!)に向かって突進する2人の話だ。

「あたし達『アカコとヒトミ』は、漫才コンビなんだよ。そりゃ今回のようにさ、漫才やるために、テレビ出させてくれんだったら、いいわさ。でもさあ。くそつまんねえバラエティとかぬかしてる腑抜け番組に引っ張り出されてだよ、コントと称して、その場の盛り上がりだけでお茶を濁す、三流タレントの馴れ合いにつきあわされたり、レポーターとか言われて、街にほっぽりだされて、屁の突っかい棒にもなりゃしねえ情報垂れ流したりすんのは、お・こ・と・わ・り、なんですよ。あたしら二人は漫才やってナンボで行きたいんです。舞台に立って、目の前にいるお客さん笑わしていきたいんですよ。それがホントでしょ。ホントの芸人ってもんじゃないっすか。あたし達はそうおもうんですよ。ね、ヒトミ」

(P150)

翻訳のココロ

翻訳という仕事についてと嵐が丘を訳した当時の楽屋裏話(取材とか、wineの訳についてとか

嵐が丘の舞台を訪ねる取材旅行で、ブルゴーニュにグランクリュ街道、ボーヌとか出てきて、おおもやしもんだとか思った(そしてもやしもんを出してきて該当部分を見返す)
コートドール(黄金丘陵)とか出てきて、この前読み終わった「調理場という戦場」のレストラン名はここから来てるんだなあとか。つなーがるろまーんとかロレーヌマダーとか思ってたら「調理場という戦場」の一文が引かれていた。直球だった。

ところで、合気道は上達すると、どうなるんだろう? 試合がない以上「勝てるようになる」という概念はない。それでも、やはり「強くなる」んだろうか。
そう思って訊いてみると、彼女はこう答えた。
「強くはなりません。美しく、正確になるのです」
ああ、ホンヤクも、勝たなくていい。美しく的確になりたい!

(P56)

経験を盗め

とりあえずこれを読まねばと思った。

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