ミッキーかしまし

笑えるエッセイ分が必要だったので再読。(→初読感想
スーパーの後ろに並んでた女の子のカゴにミートスパと煮こごりに入ってたターンのあれは2回目でもやばいな。あの書きかたがやばいのだ。すごくわらえる。

人の酔っ払いぶりを見るのは楽しいですね。
私は家飲みはしませんが自分が行きたい店を選びたいがために幹事もします。そして飲む。

この本の中でもいろんな人の酒飲み列伝が書かれているので私もひとつー。
私の地元は20時過ぎたら人通りは絶え車通りも凄く少なくなって、押して帰るほうが人気のなさで怖いので大抵乗って帰るんですが(まっすぐ走れるぐらいにはさめるので)ある飲み会の次の日。
自転車がこかされたか何かで泥除けの部分が超歪んでた。普通にこぐ程度では歪んだ泥除けが邪魔してタイヤが動かない。でも昨日私はこの自転車を普通にこいで帰ってきたはずなのに!(確かにちょっと重い感じはあったけど
どんだけの力をもって昨日は帰ってきたのか、謎に思いながら自転車を押して駅の向こうにある自転車屋にいったそんな思い出。

海原やすよともこの「終電やばい時の東京の女の子と大阪の女の子」のネタの大阪の子の方がガチで私(動画探した。あった。→4:50ぐらいから始まるネタ

活字倶楽部 2009年 03月号 [雑誌]

ドドドドと付箋が立つ時期がやってまいりました。
作家アンケート2009年の予定の気になったところの抜粋とか。
長いので畳みます。

活字倶楽部の広告ページにどーんとあったので…・・・
(あと富士見の生徒会の広告が1ページぶち抜いてた

とりあえずサブタイトルはここ最近よくあった「始まり」とか「初めの」とか「デビュー」とか
いかにも「私1巻です」って主張しているようなのではありませんでした。

2月「佐和山物語 あやかし屋敷で婚礼を」
3月「封印の女王 忠誠は恋の魔法」
4月「赤き月の廻る頃 紅蓮の王子と囚われの花嫁」

「1巻目から結婚」が流行の種とかなんでしょうか。前倒しですね。
表紙絵(白黒でしたが)はあったけどさすがにあらすじはありませんでした。
絵だけで1冊だけ決めろと言われるなら4月の人ですね。
聞いたことある名前だったのでぐぐってみたらポリ白の今の絵師さんでした。
ドレスはよいです。ヴェール的なものもついてるので多分ウェディングです。

あとは目がよいとか、ほかの2作は口が∀←この形で、4月のは閉じてるのでおっと思ったとか。

2月のは「ビーンズで和風は珍しい」
のでそれだけでも特攻してみようかとおもうのですよ。

3月のは「どう見ても最近のビーンズです」
ヒロイン(仮)が中央、両サイドに男キャラというパターンです。最近多くないですか。
ヒロイン(仮)はあんまり私好みではありませんが(まつげばしばしキャラははじかれがちです)この左側の眼鏡は気になります。私眼鏡属性はないはずなんですが。

とりあえず月末発売のザビに何かしら載るらしいので、それを楽しみにしよう。

ゆる気持ちいい暮らし術
ゆるい日常エッセイ。
奈良公園の鹿の話があって、あの鹿は野生の鹿であることを知る。岸本さんが思ってたのと同じように公園の管理事務所的なところが飼育してるんだと思ってた。wikipedia見てたら愛護団体みたいなのはあるようだけど野性。鹿男あをによしのマイシカを思い出した。

田舎を車で走ると、道路脇によく「コイン精米」との看板をつけた、プレハブ小屋のようなものが建っている。あれは何かと地元の人に聞けば、中に硬貨を入れると動く機械があり、米を持ってきて、セルフサービスで精米するそうです。出荷のためではなく、自分のうちで食べる分を。

(P115)

そうか、エッセイのネタになるぐらい珍しいものなのかあれは、と思った。うちは新米が出る時期に1年分買って米袋ごと玄関脇に積み上げて、必要に応じて精米です。

おとなのごはん日記で出てきた、お坊さんの作ったお弁当のことがじっくり書かれてて、こういう経緯だったのか……とおもうなど。

ぼくは落ち着きがない

ガレオンが重かったので軽くてさくっと読める小説を……と再読。
初読の時のがきっちり感想を書いていたのでリンクを張っておく
部室という名前の書庫でだらだら喋ったり(メイン)本を貸し借りしたり、変なあだながついていたり、変な言葉が流行ってたり(ヤドゥー)高校生だらだら小説。

「携帯電話が今時アンテナつきで、しかもその先っぽが取れてて、中に入ると出てこなくなるから、先っぽにタコ糸をつけて引っ張れるようにし工夫してるっていわれた」

(P58)

氷の海のガレオン/オルタ (ピュアフル文庫)

凄かった……。いろんなものが刺さりまくった。小中のときのことをめちゃくちゃ思い出した。
もうやめて!私のHPはもう0よ!を地で行くような本でした。

自らを天才だと信じて疑わないひとりのむすめがありました。斉木杉子。11歳。
——わたしのことです。

(P6)

「みんなといっしょ」「ふつう」ではない異物であったり、みんなが「変な奴」と思う子と仲良くしている子も同類としてクラスからはじき出される。いったんレッテルを貼られれば楽に過ごせるところへ逃げ出すか「あんな馬鹿と一緒なんかじゃありません」という風に装うか。
超覚えあるんですけど。しかも私も巻き込まれた側だ暗黒の図書室へ逃げた2年間。

「もっと酷い不幸から逃れるために、あたしを引っ張ったのよ。二人で一緒に耐えましょう、ってなもんでさ。」

(P57)

オルタはもっと重かったな。過激だ。
なんか途中で涙があふれてきたので読むのを中断した。泣ききったほうが短くてすむ。

「先生」の職務。それはとにもかくにも、「学級」というものを、ひとつにまとめあげること。
それひとつの親密な共同体として、育てて行くことなのですから。

(P135)

そりゃあ、まだしばらくはあの座席にいなきゃならないんだけど、でもね、この世界にはどこへいっても、だいたいこういうもんなのよ。いくつになっても、どこへ行っても、何人かは気の合わない人がいて、その人たちともつきあっていかなきゃいけない。だからもっと慣れて強くならなきゃ。

(P186)

これ読むまで忘れてたんだけど、小学校3年生の時の席替えアンケートを思い出した。
「隣の席になりたい子は?」「隣の席になりたくない子は?」それぞれ名前と理由欄付き。
当時8歳ですから両方とも馬鹿正直に書きました。これで天敵と離れられると思って次の日学校来たら隣の席が天敵で愕然としました。涙目でくっついてる机離したこと思い出したわ。

もし小中学校の時にこれ読んでたらどう思ったんだろうなっておもった。

魔王サマと勇者の私 (コバルト文庫)
ある日突然少女が空から降ってきた、ではなく
ある日突然少女が空を落下中だった。

異世界に召喚されたココ(元ヤン今女子高生)はうっかり勇者になってしまい、魔族との戦いに巻き込まれる……はずだったが、空から落ちてきたときに助けられた魔王の義息子と一緒に「勇者が現れたら人間と魔族は戦争をする」ことを決めた神を倒しに行くことになった。

好きなキャラはルーディリアとみー子とサン・カクヒー兄弟です。なので1話より2話のほうが好きです。
正直「まるマのコバルト割り」と思ったのは秘密です。あとセルフツッコミが多い。

pagenaviを導入してテーマ改造すると何で二重に表示されるので何でだとぐぐってたら原因発覚。
利用中のプラグイン、Vicuna Adaptorはテーマの改造なしでpagenaviを使える賢い子なのでした(知らなかった!
私は余計な手間をかけていたようです。

参考:wp.Vicuna Ext.1.58 & Vicuna Adaptor 0.11

女に生まれてみたものの。

エッセイ。ジェンダーな内容ではありません。
大人で女なのに何故か「大人の女になるための企画」がはじまってしまったという1冊。
MVPはもれなく担当村田嬢だとおもわれる。方向音痴と話の脈絡のなさがとても親近感わく。
穂村弘の現実入門菅野さんバージョンとでもいうか。
笑えるところもありますが、「爆笑エッセイ」みたいなものを期待して読むと肩透かしになるのではないと思います。
菅野さん(会津出身)と村田嬢(山口出身)の初対面当時のあれこれがとても凄かった。
私は会津にも山口にも友人知人いないし歴史に詳しいわけでもないので知らなかったのですが、会津と長州は戊辰戦争をまだ引きずっているようなところがあるんだな。ちょっと前まで会津で「山口から来ました」というと「今日は泊めるけど明日は出て行ってくれ」と宿で言われたりタクシーで拒否られたりとても想像が付かないことです。
長州紀行と会津紀行はとても印象に残りました。

「でも、お互い……というところもあるのではないのですか」
口を挟んだ村田嬢に、樹下さんは印象的なことをおっしゃった。
「戦争に擁護はありません。事実だけがあるのみです」
(略)
「大いにやりあいなさい。あなたは会津に何があったか書き続けなさい。山口のほうでは、もう忘れられ始めている。山口では、正直無関心です。歴史を風化させてはなりません」

(P100 寛容を求めて、長州紀行)

篭城した婦人、少女、幼い少年の言葉が書き残され、浮き上がってくるように見える。
"死ぬのはわかりましたがいつ死ぬのでしょうか"

(P152 会津紀行)

電話予約していた人たちは、点呼となった。すぐ返事をしないと、
「××県○○市の」
某さんと、呼ばれる。
(略)
随分順番を待って、いきなり村田嬢は
「山口県の」と、独りだけ、何故か名前を呼ぶより先に県で呼ばれた。
少し離れたところから私はそれを見ていたが、一瞬、驚くほどの人が村田嬢を振り返った。と、言ってもそう多くの人数ではないのだが、やはりまだそんな風に振り返る人がいるのかと驚くには十分な数だった。

(P163 長州紀行)

原点回帰ウォーカーズ (MF文庫J)

ベネズエラ?の人の新作。
読み始めて30ページぐらいからもう「既刊3冊ぐらいあってしかも続き物なのにそれを知らないで読んでる」みたいな感じがあったんですがそのままずっとついていけませんでした。

「はい、雲石拳はシルクロードの終着点、雲崗石窟の奥底で生まれたとされる伝説の武術です。石窟で食・音・明を遮断し、苦行を積んだ僧侶に始まるとされています(略)」

(P113)

即身仏か(゚д゚) とか。よかったのは2話の最初ぐらいかな。

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