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コンビ結成してM-1にも出れなくなるぐらいの年季を積んだけど鳴かず飛ばずの芸人の物語。
お互い腹を割って本音をぶつけ合おうと交換日記を始めることにした。合意の上ではじめたわけではない。
近所に引っ越した甲本が田中の家のポストに交換日記しようぜとノートを入れる。田中は律儀に「嫌です」とだけ書いて翌日に返す。
脳内でDkが点滅した。
交換日記に否定的だった田中が落ち込んでいる甲本を慰める。慰める。時にはバイト先へ押しかける。
お笑いのコンテストを目指す。一生懸命ネタあわせして「俺らやれるよ今ならトップ取れるよ」と輝く。眩しい。
片方のために夢を諦める。相方を生かすために10年以上もがんばってきた芸人としての自分を殺す。なんというコンビ愛。このデレがすごい。
(略)川野さんから、コンビ解散して作家でやれば、絶対作家として売れるって言われたらしいと聞いたけど。
本当のこと、教えてくれ。
6月30日 甲本へ
本当だよ
7月2日 田中へ
なんで隠してた??
7月3日 甲本へ
隠してたつもりじゃない。でも、ごめん
7月5日 田中へ
なんで相談してくんなかった??
7月6日 甲本へ
ごめん。
7月6日 田中へ
つうか、なんで断った!!
やってれば今頃、お前、貧乏生活しなくてすんだだろ?
7月7日 甲本へ
単純だよ。
甲本と漫才をしていたかったから。(P43)
7歳の時に王女シエラが契約した竜は8年経った今も小さいままだ。
竜の成長は主の成長に従う。シエラは15歳相応に育っているのに竜が育たないのはシエラがどこか未熟なせいなのだ。竜の国の王位継承者が竜を育てられないようであれば今後の進退・国のこれからに関わってくる。シエラは身分を隠し竜騎士団に身を置くことになった。
制服はよい。制服はよい! 眼鏡キャラじゃないのが眼鏡掛けててしかもそれのイラストがあって、ぐっじょぶすぎてしぬかとおもった。あの眼鏡割れればいいのに。
あと竜に乗ってるシーンがたびたびあるのでアーチャー配置して撃ち落したいと思うFE脳。
ルーシェ(シエラ)がスメラギにハートフルボッコにされてるシーンとかいいですね。
シリスはただの美形腹黒かと思ったら含みがある感じでよいと思います。
指揮杖は脳内でMarchenのメルに変換される不思議。
あと王女とスメラギのシーンは好きです。っていうかスメラギがシエラの前で話す王女の話がよいです。
きづけよ!
今年も絶賛ザベストを走っている金星特急。すげーおもしろい。
錆丸のあの生かされてる感。読んでてとてもどきどきする。あの手紙の中身はユースタス行きだろうか金星行きだろうか
冷静だから殺さず耳だけにしとくとかまじロマンだなー。首をがっぷりぶっ飛ばしてやりたい。
狙撃したい。あのアルベルトがもえすぎてたまらん。
「機械的に毒殺して回る君には、美学がありませんね。ただ暗殺や拷問の道具として使えばいいものを、毒の威力に振り回されている哀れな道化が君ですよ」
注射器ケースをからからと振って見せた。
憐憫の表情で彼を見下ろす。
「君は平凡かつ中途半端だということが、ご理解いただけましたか? --------この下民が」(P162)
このシーンが超好き。たまらん。イラストとあわせてまじ美味すぎた。
夏草の本キチっぽさにはなんか心当たりがある。あれはでるたんが二次元に飛び込んだ。
新刊が出てないことにぶちぶちいったりブリタニカを身長計にしたり未読の本がなくなると微妙に機嫌が悪くなったり。夏草と三月のくみあわせはよいなあ。もえる。じつにもえる。三月の過去がくろくていい。
リアルイスタンブールあたりにいく旅行エッセイが読みたい。とるこ日記かkmpみたいなのがベスト。
金星特急はこのあとグラナダに行くのかしら。
悪魔(シャイターン)が出てきた時点で相当笑ったんだが、まじイベリア。
そして後半が地味にバロック! バロック!
あとがきが地味に笑いのドツボだった。
下着を気にしたり色を気にされたり形状を気にされたり性病の心配をされたりまじわろた。
そしてここで続くとか! 3巻に続いてこんなところで続くとか!
わたしは4巻もちゃんと待てた偉い子なのでちゃんと5巻を待つ。
コバルトの新人さん。
サブタイトル長いよ! と思った。タイトル長文化はこんなところにも? っておもった。
ところで初見では くちづけは一度でじゅうぶん 二度とするな と読んだのでナニゴトダヨ! って思った。
おとぎ話風のファンタジー。
高名だった魔法使いの父が亡くなり、強欲で醜い義母と意地悪な義姉に遺産を奪われラズベリーは田舎の城と追い出されることになった。虫が食った毛布に地味な着替えと使い古しの道具類を持たされ「黒イチゴ城」と呼ばれる猛毒のイチゴが生い茂るエーアトベーレ城にたどり着いた。
誰もいない城の中を歩いていると礼拝堂のような広い空間に行き当たる。階段状に高くなったところに安置されたガラスの棺があり、中には美しい青年が眠っていた。ラズベリーは父が書き残した「くちづけは一度でじゅうぶん2度するな」という手紙はこのことかと、キスをすると青年が目覚め「お待ちしておりましたお嬢さま」と微笑んだ。
悪魔のような花婿みたいな世界観でダイヤモンドスカイ(主従)で童話的な物語。かなりベタ。べたべた。
主従というか割とふつうにキャッキャウフフしている。
すごくコバルトっぽい。その「コバルトっぽい」を他の言葉で置き換えることは出来ないんだけど、「初めて読む物語なのにすごく懐かしい気がする」が「コバルトっぽい」の正体の一部だと思う。
初見では二度するな=二度目のキスは何かの封印をとくきっかけになるんだよ! と思ったらただの親ばかなんじゃねーの とラストはある意味暗転に近いものがあると思った。
春になりグリセルダ学院にも文化祭の季節がやってきた。
エステリアが立ち上げたラララ叢書の布教兼愛読者の会「ラララの会」に続々と加入する。ティエサのようにラララ叢書好きもいれば頭数のために入れられたものも下心ありありで入会したものも。
春からの入寮者としてようやくラエンハルス公の娘が入学してきた。ティエサが学生生活をおくるきっかけになった護衛対象だ。シアーハは入学早々演劇同好会のアマリアから「250年前の悲劇の王女グリセルダ」を題材にした物語の「影の特使」に熱心に勧誘される。
その頃学院で事件が発生する。
ルシン兄の再登場はよいな! ルシン・主様の小姑連合ふいた。ルシンはともかく主様は弱い壁だ。
あとティエサが「わたし普通者になる!」とか宣言しているのがアホ可愛い。そうやって宣言している時点で既に普通ではない。アホだ。ラストがびっくりするほど少女漫画! いや学園モノ的にこれは王道。
8月9月連続刊行! の場所はそこでいいのか? と思いつつ1いつかはあると思ったけどやっぱり月刊グリセルダがはじまるようだ。
- 巻末の宣伝ページでもよくねー? [↩]
宝石姫は微笑まない。の少し後の物語で主人公は変わっている。
読み切りといえば読みきりだけど、宝石姫は微笑まないの1冊まるごとネタ割り前提のあらすじがあるので、宝石姫未読ならそっちから読んだほうがいいかも。
本宮さん自身twitterで書いてたことだけどこれは確かに上下巻だな! あと1冊分ぐらい読みたい。セルツァの内面をあと1冊ぐらい掛けてお楽しみたい。宝石姫はセルツァが好きでこの1冊はまじごほうび過ぎる。
ちゃんと幸せになれよっておもった。
わたしてっきりディンドゥルがメインなんだと思ってて、中盤ぐらいまできてあ、ティサのほうだっておもった。
うっかりおっさんもえをこじらせていたからな。P109のやばさよ。2次元の煙草はロマンだな。
わたしあれだけ登場人物紹介もあらすじもみてたのにね。っだってディンドゥル格好いいからな。