カテゴリー「 少年向け 」の記事

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鳩子さんとラブコメ (富士見ファンタジア文庫)

あざのさん竹岡さん以外の富士見ファンタジア久しぶりに読んだ!

僕、平和島隼人が平和島財閥の跡取にふさわしいか見極めるために世話係になった鳩子さん。
その2名のラブコメです。ラブコメです。タイトル短いとみせて章タイトルすごい長文。
僕と鳩子さんは「跡取り候補と教育係」以外にも従兄弟だったり血の繋がらないきょうだいだったりクラスメイトだったりまあめんどくさい関係なのです。そして力関係は鳩子>僕。
こういう感じのラブコメひさっしぶりに読んだなーと思ってたら終わりのほうががっつり持って行った。

タイトルが「鳩子さん」とラブコメじゃなかったらひゃくぱー読んでなかったなとしみじみ思う。
鳩子ですこんばんは。

ようこそ、フェアリーズ・インへ! (電撃文庫 お)

駆け出し冒険者のラウルは仕事にありつけないまま、宿の女将さんの好意に甘えてずるずると無賃宿泊を続けている。このままではいけないと思うが仕事はない。冒険者ギルドは出禁になる。女将さんは出世払いでいいよという。そうこうしているうちに女将さんが病で倒れ、孫を探しにいくというはじまり。

今フォーチュンクエストをやってみたらこんな感じになるのかなあと思った。ほどほどにゆるくて可愛い。
ラウルはたぶん出来る子なんだけど人の話を聞かないせいですごく損をする子だね。主人公じゃなかったらたぶん真っ先に死ぬ感じの子だわ。

パラダイスレジデンス1 (講談社ラノベ文庫)

原作漫画のノベライズですが原作未読です。ただの野梨原花南スキーです。
割と山奥っぽい感じのところにある橘花学園寮の入寮初日の話。どうも女子校のようだった。
異能者が集まる寮ではなく、異世界人が転がり込んでくるわけでもなく、同室者が女装している男というわけでもなく本当にただの「現代学園で普通の家庭に育った女の子が親元を離れて入寮した初日」の物語です。
びっくりするほど普通なんですが、派手とか地味とかそういう基準じゃなくてすーごく「地面に足がついてる」物語。
生活の匂いがする。歓迎の料理を作ったりシャンプーの貸し借りをしたり、普通の生活なんだけど女の子はいるだけで華やかだなあと思いました。

終盤にある「昨日までとは違う、これからしばらくの『自分の家』で眠る最初の夜」の寿々花のモノローグがすごく野梨原さんでうっかり転がるぐらい好きだ。ノベライズとはいえ今どき少女向けレーベルでもこういうのはちょっと読めないんだよねえ。なんで現代もの息してないん。

「盗難とかいじめとかの犯罪行為は遠慮なく持ち込んで。まちがっててもいいから。そんなのあなたの立場が悪くなるだけだけど、別にそんなのどうってこともないし、抑止のほうが大事だからね」
きょとんとして見つめてくる小鳥遊に、ミンチンが続ける。
「盗難とかは普通に無秩序の象徴だし、いじめはあってはならないことだからよ。秩序なく、理不尽が横行する寮に住むこととあなたの立場がちょっと悪くなること、天秤にかけたらどっち?」

(P153~154)

そんな野梨原花南スキーは来月はじめてティアラ文庫を読みます。

8月10日を楽しみに 守護天使(巨乳でチビ)と王子(イヤミで口が悪い)

“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3) (ファミ通文庫)

ヒカルの心残り3人目、若木紫織子(9)小学校3年生。
祖父と二人暮らしの紫織子は外見よりもずっとしっかりしていてしたたかな女の子で、是光は油断しているうちに弱みを握られる。渋々彼女の面倒を見ることになったわけだがヤンキーキング是光、今度はロリコンと勘違いされ方々で酷い目に遭う。

じいちゃんと孫とかあかんで! すごく切なくなる。是光とふたりのしーこは超生意気だったのに段々可愛くなって子どもゆえの不自由さで段々切なくなる。うん知ってるヒカルって最初からずっとそういうシリーズ!
帆夏はいっぱいいっぱいで不憫で可愛いねえ可愛いねえ。

ベン・トー 8 超大盛りスタミナ弁当クリスマス特別版1250円 (ベン・トーシリーズ)

クリスマスだよオールスター大感謝祭。

ここ最近の「第1章の白粉フィーバーがひどい」「第1章のクリーチャー祭の本編感がひどい」はなんだろう。
あれ、わたし移動中に読んだんだぜ……(何回かごふっとなった
ソイジョイを食べながら筋肉同士が睦み合うあれはひどかった。
過去に登場した狼がごっそり超出て茶髪に二つ名がついて、クリーチャー祭は健在で、クリスマスなので高段位桜桃少年団はリア充抹殺に動き、いみがわからない豪華さ。それはそれとしてナイツは名作です。

それはそれとしてわたし今日ついにソイジョイを食べた。ベントーがきっかけである。

バカとテストと召喚獣10 (ファミ通文庫)

Aクラスと再戦。作中時間にして半年振りらしい。
久保君が残念な眼鏡じゃなくてふつうに強くてびっくりだ。明久戦がすごかった。ラスボスっぽかった。
あと姫路さん可愛いわあ。
バカテストは第4問で笑った。あと「びぶん……?」ってなった。微積分は遠くへ行ってしまったよ。
「俺たちはFクラスは最強だ」でスラムダンクを思い出す。

百億の魔女語り4 魔女って一体なんなのかしら、ねえ-- (ファミ通文庫)

最終巻。面白かったけどやっぱり4冊は早いなあ。周りの人々の話も読みたかった。
アディリシアとともに姿を消したエーマを追ってアルトとモニカはかつての敵の力を借りて禁じられた島へ向かっていた。

物語的にもエーマとアルトのあれこれも落ち着いたけど、5年後のフォリーナとかアディとジノのその後とか、やっぱりすごく読みたかった。あとリリカ様がずっとおサルだったのに驚いた。リリカ様がラスボスもしくは最終決戦の前に美老女となって登場してもまったく不思議ではないと思ってたよ。
竜が出てきたりして、放課後のアディリシアの重要さな話っぷりに驚く。まあこの物語の「すべてのはじまり」がアディリシアにあったものだったからそういうものか。

「誰も害せぬ限り汝の望む事をなせ」というあの一文をみてかつての東方魔女読者はとても感慨深いです。
男は魔女になれないけど魔女は生き方です。次のファミ通文庫新刊はあの長文タイトルのあれですね。

おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! (富士見ファンタジア文庫)

竹岡葉月新作。ただ女の子のどっちかを選べばいいだけの話ではない気がするラブコメ。
野球部で朝昼夕土日と野球漬けの生活を送っていたのが、事故って入院をきっかけに「俺もう野球やらなくてもよくね?」ということで図書室でだらだらしている昴介(中学2年生)
図書室にいるからといってもぼーっとするだけだったのが蛍に「この本読んでみない? 最後まで読めたら同じことしてあげるよ」と「抱擁への道程」を渡されたのが読書人生まっしぐらとなるきっかけだったのだ。
その後蛍は昴介の前から消えるが、高校入学後蛍ととても似た彗と出会う。

実在する本が色々とできて、本をあれこれ薦めてるシーンが覚えがある……というかつい最近もこういうのがあったのだ。実在する繋がりでランガナタンって実在するんだというのを知った今日。図書館戦隊ビブリオンの登場人物という認識しかなかった。

妄想描写がいきなりぽーんとはじまるんですが、まあ10代半ばの青少年だしいいんじゃねーのと思ったりした。あとコースケ☆スターダストってそれなんていうDAIGO。

1冊まるごとプロローグっていう感じなので1冊ですっきりというのはないんですがこれからあるだろう修羅場を想像するととても楽しみでならない。でもこれってちゃんと「二人」出てくるのかなあ。
ちなみにこのエントリには続きがあってそれがこれ。

東京レイヴンズ6  Black Shaman ASSAULT (富士見ファンタジア文庫)

春虎と夏目がギクシャクしている中、陰陽庁では上巳の再祓以来の「D」からの宣戦布告が届く。
狙いは土御門夜光の遺産「鴉羽織」で陰陽庁に保管されているが陰陽塾に保管されいているとの噂もある。

今回は短編を挟まない1冊まるごと不穏な動きでバトルバトルしてたので大変楽しい。
おっさんががんばりだした! 襲撃! とか高位のものによる戦いとかとても燃えます。呪術バトルだ!
しかし鈴鹿は可愛いな。

放課後のアディリシア 百億の魔女語り外伝 (ファミ通文庫)

百億の魔女語り外伝はアルトの妹で色んな謎を振りまいていったアディリシアの物語。
これがああなるのか……。
こっちはかなり学園モノ+フィールドワークみたいな感じ。光炎のウィザードみたいだね。
甲種の魔術師になるはずだったがなんか挫折してる感じのジノ・ラティシュ、のちの「ネイバー」
美少女だけど乙種魔術オタクのアディリシア・グスタフ。
ちょっと妙だけどそれなりに穏やかで満たされていた日常はやがて遠いものになっていく。
章の始まりだけちょっと未来で、あとはまだアルトが学生だったりする。

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