カテゴリー「 少年向け 」の記事

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アニソンの神様 (このライトノベルがすごい! 文庫)

青春で部活で音楽でバンドの話。
ドイツから交換留学でやってきたエヴァの夢は日本でアニソンバンドを結成することだった。

わたしアニソンはそんなに詳しくはなくて登場楽曲一覧に出てるのだけでも、ちゃんと聞いてるのはFly me to the moonとコネクトともってけセーラー服ぐらいですが面白かったです。周りのアニソン好きかつラノベ読みはこれはやばいこれはやばいと転がっていたので多分思い入れがあったら3倍増しみたいな。
物語は王道で「音楽が好き」「アニソンが好き」っていう感じでできていました。
館陽高校には軽音部はあってもアニソンバンドはないのでエヴァが1人ずつメンバーを集めていくんですが、割と「アニソン好きあるある」もあります。
オンラインでも短編があるんですがこのライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ : エヴァ・ワグナーのアニソン三昧!【8】きたー! と思ったのはこの回です。

楽聖少女2 (電撃文庫)

「ずっと戦い続けて、くたびれて、抜け出したがってるんだ。それで、自分を探し続けてるんだ」

(P141)

文豪ゲーテに取って代わられたユキと美少女ベートーベンとナポレオンの話。あとウェーバー。
ルドヴィカのためのピアノを作ろうとする職人とか創作にかける人々とか。
ハイドンのところの団員は神メモの4代目とその配下そのものだな。

ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 (電撃文庫)

久しぶりの本編。作中の季節は夏。自宅デートからの海。
冒頭は万里の過去からはじまって、ここでのリンダの言葉が本当に呪いのようで、いつまでも付きまとう感じだなあ。リンダとの色々を清算するなりもう1回やり直さないともうどこにもいけなくてフラッシュバックする系。
岡ちゃんの一家解散の話はあれの真相は本当に離婚なんじゃねーのと思ったあたり。

前半に埼玉での阿波踊りのシーンがあるんですが県外の大学連を見て「楽しそうだなあ」と思えるのはさすが2次元。3次元の県外大学連は滅びればいいのに程度の存在。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) (電撃文庫)

京介中学生編にして麻奈実巻。
ちょいちょいモバマスっぽい何かが混ざるんですが麻奈実の出番がすばらしく多くて、おばあちゃん女子まじ癒し。
あとhwhw虎兎sにキャラもの化したタイバニが脳内で元気だった。中学生の瀬奈が残念だった。
麻奈実の告白というかちゃんと京介を見守ってる幼馴染感がすごかった。俺妹ももう終わりなんだな。

楽園島からの脱出II (電撃文庫)

無人島で行われる脱出ゲーム「ブリッツ」完結巻。
ブリッツの特性を理解しゲームの支配権を握ったかに思われた沖田だったがそうは問屋が卸さない(゚д゚)!
集団心理エグい。パニックやばい。駒だった女子が力を持ったときの暴力がすさまじい。
盛者必衰。沈まぬものはなし。

マグダラで眠れ (電撃文庫)

眠らない錬金術師クースラと白い修道女フェネシスの物語。

錬金術師は身分は不安定でいつも生死の綱渡りをしているようなもので、多くは職人として立派にやっていけるものが多い。それでも茨の道を行くのは夢と好奇心が抑えられないからだ。人は錬金術師が見ている「その先の世界」をマグダラの地と呼んだ。

何度目かの死罪を言い渡されて助かってきたクースラはおなじ錬金術師のウェランドとともに前戦の街グルベッティの工房へ送られた。戦場近くの工房はクースラ達のような素行不良の錬金術師が配置される場所ではない。前任者のトーマスは不可解な死を遂げており後任者をほいほい連れてこられない。しかし鉄の生産量を上げる必要はある。というわけで捨て駒状態の2人の配置で、監視役としてフェネシスが配置された。

途中で失地回復運動とか出てきて、わたしの脳内では \ 父祖の地をとりもーどせー /とか侵略する者される者が流れてきおった。ああいう感じの時代で1読めばいいのかと思いつつ読む。マグダラの地は約束の地で再生される。
錬金術ですが、地味っていうとあれですがなんか胡散臭さよりも地面に足がついている感じがして、「異教徒」にときめいているあたり本当にSH脳。SH脳スイッチ入ってるから登場時のフェネシスのBGMはあきらかにArkだった。この職務に忠実さ。外見からインデックスだと思ったらホロだった
おもしろかった。

  1. レコンキスタは好きさがあまって資料をあたったりもした。 []

ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)

アリシゼーション編2冊目。
前巻からのどうしてそうなった! が明かされるのが前半で話が進む後半。
人口フラクトライト周りは好きだなあと思う。悪趣味で。ペルソナ1のあたりのフィレモンとか胡蝶とかをおもいだす。
逆にクラインの壷とか。
リーナ先輩がとてもメンタルイケメンである。すごく面白くてやばいなーと思うのです。
続き早く(でも次はアインクラッド短編集なんだったっけ? タイムラインでそんなのを見たような覚えが)

東京レイヴンズ7_DARKNESS_EMERGE_ (富士見ファンタジア文庫)

かなり厚め(あとがき抜き452ページ)なんですがいや面白かった面白かった。
相変わらず大人組がばちばちしてるしシェイバ戦の春虎がきゃーきゃーいうレベル。バトルがおもろいのはいい。陰謀が絡み合う展開はご馳走過ぎてやばい。

鏡と春虎が「仲は悪いけどバイクの話で興味一致」な感じが男子っぽくていいと思います。

楽聖少女 (電撃文庫)

高校二年の夏休みに悪魔メフィストフェレスに連れ去られ、19世紀ヨーロッパでゲーテとして生まれ変わった少年ユキ。しかしこの19世紀ヨーロッパはユキが生きていた21世紀に繋がっているとは思えないほど文明が発達していた。
そんなわけで、過去の偉人に体をすり替えられ自分はゲーテになった。ウィーンに行けばモーツァルトに会えるようなそんな時代だ。音楽モノかと思えば異能もあったり、あとは杉井光主人公が杉井光ヒロインとラブコメったりします。

あのハイドンはアームストロング少佐@鋼と仲がいいと思う。
あとベートーベン(男のほう)の笑い声がアマデウスのあれで再生される。この映画見たの音楽の時間で先生の方針1でものっそい細切れで見せられたんだけど良く覚えているものだ2

音楽は消えない。ずっとずっと弾き継がれていく。だって、ただ美しいから。

(P348)
  1. 音を楽しむというよりは音を学ぶという方針ですごく嫌いだった []
  2. 感想文を要求されたので「モーツァルトの笑い声がすごくアホのようで嫌だと書いた覚えがある []

ゴールデンタイム外伝?二次元くんスペシャル (電撃文庫 た 20-20)

脳内嫁との脳内会話が痛々しいのですが、この痛々しさが徐々にリアルに鈍器な痛み。
この脳内会話が「痛々しい中二病描写」かと思えば二次元くんの心情描写とイコールで割と自嘲的なのがなんとも。

資料がないと何も描けなくて、じゃ喧嘩別れした相方の絵をトレースしてしまえって考えるけど実行に移せないで自己嫌悪に陥ってる愛可がかわいそうで、その水際で止まっていられるのは根性がすわってないわけじゃなくて、「いけないことはいけない」って分かってることだと思う。

「原稿。あるよね。現実に、ここにある。これが『現実』じゃなくて、なに?」
目を覗き込んできて、一夜をともに明かした共犯者の笑み。
「私にはこれが現実だよ。何グラムかの重みで、この世に存在してる。これをこの世に生み出したことが、それだけが現実だよ。形になってる。そりゃ、しょせん同人だよ。しょせん二次創作だよ。でも、これがこの世にあるのは私が手を動かしたからだもん。ここに確かに、存在するんだもん。確かに不健康かもね。でも私はこれが欲しいんだもん。こうして手にしたかったんだもん。これがここにあることを喜ぶ気持ちが現実ではないなんて、一体どこの誰に言わせるよ?」

(P128~P129)

ここ読んだ後は思わずちょっと放心した。現実だ……とつぶやいた。
ラブコメにみせてすんごい重たい話を持って鈍器持って追いかけてくるこの感じはほんと健在だなと思う。
読みながら何分に1回は死にそうになる。死にそうになるけど読むのはやめられないっていう。魔物。

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