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赤き月の廻るころ  紅蓮の王子と囚われの花嫁 (角川ビーンズ文庫)

ビーンズの新人さん。3作品の中ではこれが好き。
帯文は「花嫁衣装か死に装束か!?」ですが結婚の辺りがスタートではなく、色々あった末「花嫁衣装か死に装束か!?」です。裏表紙のあらすじは序盤のあらすじではなく話全体を通してのあらすじですね。

北の大国ブロウ(領土は広いが永久凍土が多く人が住むには過酷な土地)とその隣国ロクソン(肥沃な大地が広がっている)の2国間の話。
ブロウ国で不穏な動きが見られる。南の魔術師をブロウの王太子が雇ったという。ロクソン国王は第2王女のレウリアを、今度ブロウ国王の異母弟と婚礼を挙げるツァーリア国の姫のイリーシャ付き侍女として送り込んだ。
そこで出会ったのは1年前ロクソンの離宮に忍び込んだブロウ国の第二王子ジェラールだった。

登場人物がちょっと多い。
運命のグランドラブロマン!っていうほどラブでロマンばっかりの話ではないです。
「天使顔が一番黒い」はよくあるパターンなのに素で見落としていた(←ラストのネタバレが含まれているよー)のでラストで(゚д゚)おわーとおもった。
雰囲気好きなので続きあれば買う方向でー。

以下続刊が出た場合(出るだろうな)登場人物メモ

封印の女王  忠誠は恋の魔法 (角川ビーンズ文庫)

ザビとかから想定してた内容とまるで違ったのでとても驚いた……

買おうかどうか悩んでいる人の注意点
・新人賞受賞作を下敷きにしたシリーズ第1作といっても過言ではないほど終わってません。
・表紙のサイド2人の男子の出番は最初と最後のほうだけです
・サブタイトルはあんまり内容を表してないよ!
・人物紹介では「わがまま」となってるけどそんなにわがままとは感じない。
どっちかというと「人を疑うことを知らない」だよなーと思う。

アダリア国では王の血が魔の世界へ通じる門の番人となって封印している。封印といってもゲートのすぐそこに存在していることが重要で、基本的に国王はノーラムド城から遠く離れることは許されない。
先王の母は失踪。リーゼロッテはそのあとを継いで13歳で王となり3年が過ぎていた。
ある日反乱がおきていることを知り宰相の叔父の手引きでリーゼロッテは別の城へ避難するが、封印のため急ぎの馬車で5日かかる道を歩いて戻ることに決めた。名前をリザとして身分は隠して「王都の親族を頼って徒歩旅中の貴族」として道中出会った同じく王都へ向かう村人の馬車一行に混ぜてもらうことになった。その行程の中でリーゼロッテは自分が女王として何をやっていたのか思い知ることになる。

ヘルムートが好きだ。キーファスも多分私好きな部類に入ると思うんだけど、登場は派手だったけど村人と合流以後は地味な人だった……旅中はすごくのんびりしていたのに王都到着以後はとてもばたばたした。
次巻も買うかといわれれば「び、微妙……」という感じだ。

佐和山物語  あやかし屋敷で婚礼を (角川ビーンズ文庫)

ビーンズの新人さん。読者賞受賞作は個人的に注目であります。
舞台は江戸時代はじめ(家康が将軍職を辞して、とか関が原の戦いが終わってから5年とかそのぐらい)
10万石の大名・鳥居家のあこは婚礼が決まって3度の延期のあとお忍びで婚家へと輿入れした。
婚家は鳥居家より格上である、佐和山を領地とする井伊家。16歳にして当主となった直継が許婚だ。

堅実に面白いんだけど、堅実ゆえにおとなしめの展開というか「これ面白いから読むといいよ」と薦めるほどではないというか。今のところはまだそんな感じ。ラストは「未来で待ってる」方面に行くんだと思ってたのであれーーー?っておもった。

この目のかきかたはどこかで見覚えがあると思ったら最近再読祭りのランブルフィッシュの人だった。

「出たわね、歩く人外魔境!!」

(P46)

ザビの感想書いてたのを公開し忘れてた……(読んだのは2月新刊より先なので身代わり伯爵の感想がこうなってます。あと全部は書いてません。

光炎のウィザード  選択は唯一無二 (角川ビーンズ文庫)

ロードマスターのターン!
大人勢の出番が多く(しかも黒い。)エピローグにきゅんきゅんしたりそんな感じでした。今回はゼストガが一番割食った展開。非常になむい。
あとがき曰く次はミカのターンらしい。 イルザークとヤムセのからみがあるといいなあと思います。
とりあえず忘れないうちに全プレ応募する。多分紅葉の頃よりは早く到着するはずだ……

身代わり伯爵の求婚 (角川ビーンズ文庫)

甘かった!
ミレーユとリヒャルトのターンが多いのとフレッドの出番が多いのでとても転がりました。
あらすじ(裏表紙のじゃなくてネット上にあるほう)の「ついにあの人も愛の告白!?」を見て何の根拠も疑いもなくヴィルフリートのターンなのかなーと思ってた結果がこれだよ!
ヴィルフリートは肉球で癒しだった。

「壁で頭は打つし、手首は押さえられて痛いし、なんで初めてなのにあんな痛い思いしなきゃならないの!? やめてって言ってるのにやめないし! どうせならもっとゆっくり労ってやりなさいよ! もうっ、ばかっ!」

(P66)

その前にあったセリフがやり逃げなので、こういう風にしかとれなかったという

「サヴィアーの守り神にかけて」が何か聞き覚えがあるけど何だろうと思ってたら死と嘆きと風の都だった。「敬愛する詩人のような教養はないけれど」この部分。ソフィアが有力っぽい感じだけど私の耳にはサヴィアのような?と聞こえるので……!

リヒャルトがいいキャラすぎますね。読みながらころっといってる。
とてもご馳走様でした。

活字倶楽部の広告ページにどーんとあったので…・・・
(あと富士見の生徒会の広告が1ページぶち抜いてた

とりあえずサブタイトルはここ最近よくあった「始まり」とか「初めの」とか「デビュー」とか
いかにも「私1巻です」って主張しているようなのではありませんでした。

2月「佐和山物語 あやかし屋敷で婚礼を」
3月「封印の女王 忠誠は恋の魔法」
4月「赤き月の廻る頃 紅蓮の王子と囚われの花嫁」

「1巻目から結婚」が流行の種とかなんでしょうか。前倒しですね。
表紙絵(白黒でしたが)はあったけどさすがにあらすじはありませんでした。
絵だけで1冊だけ決めろと言われるなら4月の人ですね。
聞いたことある名前だったのでぐぐってみたらポリ白の今の絵師さんでした。
ドレスはよいです。ヴェール的なものもついてるので多分ウェディングです。

あとは目がよいとか、ほかの2作は口が∀←この形で、4月のは閉じてるのでおっと思ったとか。

2月のは「ビーンズで和風は珍しい」
のでそれだけでも特攻してみようかとおもうのですよ。

3月のは「どう見ても最近のビーンズです」
ヒロイン(仮)が中央、両サイドに男キャラというパターンです。最近多くないですか。
ヒロイン(仮)はあんまり私好みではありませんが(まつげばしばしキャラははじかれがちです)この左側の眼鏡は気になります。私眼鏡属性はないはずなんですが。

とりあえず月末発売のザビに何かしら載るらしいので、それを楽しみにしよう。

光炎のウィザード  魔法学園は年中無休 (角川ビーンズ文庫)

短編集。
ザビ買っているので基本読んでますが、駆け落ちは夜行列車で(元・比翼連理にはまだ遠い)は加筆修正が結構あったような……。雑誌掲載時点ではゼストガはまだ出てないはずなので。なんか雰囲気的にゼストガが多い気がします。
ヤムセはあっちこっちに出てくるし、過去編の主人公だったり、最後に笑いを落としていくのでとてもおいしいのですが。
短編の間に挟まれる掌編(これは書き下ろし)のミカ&イルザークにとてもときめいた。
学長のオルディナ(初登場だと思う。書き下ろし短編に出てくる)とロードマスターがいい狸。

「だって、これは投資だろう? なら、回収できないと俺の損になる」

(P110)

この短編集と来月の新刊で全プレだそうです。書き下ろし小冊子+カバーイラスト複製原画。
応募するしか!とおもった。私宮城とおこバカなので。
ちょーシリーズ読み始めたのも天空の剣に手を出したのもすべて「挿絵が宮城とおこだったから」中学校とか、10代のうちにハマったものというのは強いですね。

悪魔のソネット  男子校で秘密の召喚 (角川ビーンズ文庫)

ジャスティンとレクスのあいだで無自覚バカップルの芽生えを感じます。
1巻よりはかなり面白くなっているような。今回はレクスの側近エルデンの掘り下げ。
エルデンみたいなキャラはかなり好きなのだ。満足した。亡失の槍が一瞬某夫の槍に見えたりした。焦った。
ていうか私は名乗りとか好きすぎだ。

「副業が悪魔退治」っていうギャップというか釣り合わなさ加減が妙にツボにはまった。
ジャスティンのお父さん実は魔界の人なんじゃねとか次はルーナエかユリアンのターンかなあと思いつつ。

「エルデン、お前の名を名乗れ。??私の与えたお前の名だ」

(P174)

マギの魔法使い  若獅子は片恋中! (角川ビーンズ文庫)

今回もLOVE濃度が高かったマギの魔法使い。もう終わりが近いらしい。
ラグナは不憫な子だな。ウォレスが抜いていったあとでラグナのターンの辺りがなんとも。
ラグナの心情がえらい可愛らしかったですね。しかしラストでうわーーーーってなった。お前ーーーみたいな。
でも帯曰く「クライマックス直前」だしここでそれやらないともうやる機会ないよな……

カルロスとミスラが超きゅんとした。あの夫婦はいいなあ。

この巻が本文280Pぐらいあって、少年向けではよくある感じのページ数なのにこれが少女向けになるとなんかめちゃくちゃ分厚い感じがするんですよね……なんだろうか紙質だろうか。

「君と一緒にいると、ぼくはどんどん愚かになっていくみたいだ。ありもしない未来を望みそうになる。手に入れちゃいけないものが、欲しくなる。変わりそうにになる自分が嫌で、君を自分から離したいのに、側にいたいと願ってしまう」

(P82)

ウォレスはずいぶん人間ぽくなってきたなあとおもいます。

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