十二国記:6年半ぶり新作「丕緒の鳥」発表 小野不由美の傑作ファンタジー
2/27発売yomyomにて。
「丕緒の鳥」は、同誌のファンタジー小説特集に合わせて書き下ろした作品で、「慶国」を舞台にした原稿用紙90枚分の短編。今後の単行本出版などは未定
6年半って凄いな……小学校卒業しちゃうよ。中学生が大学生になってしまうよ。とりあえずyomyomは買っとく。
SF?
スカーレットウィザードみたいな感じに宇宙船とか跳躍とかある世界の、とある親子の話。
非合法の運び屋の少女マイカ。腕はよく、あちこちから自社のパイロットにとスカウトはあったが全て蹴って父の跡を継いだ。そのため締め出しを食らって仕事にありつけないまま半年が過ぎ、ようやくやってきた客は「自分をシャハイに連れて行ってくれ」という。シャハイは近年生きて帰ったものはいない、近くの宙域を通る船さえも行方不明になるいわくつき。
1冊完結なんですが、なんかこれで1シリーズできそうなぐらい色々詰まってる。親子萌えー。あなたはしあわせにおなりなさいもえー。
震える声は、この世で一番愛しい声。
怯える小さな体を抱きしめたときから、必ずこの子を幸せにすると誓った。
(ただひとりの、私の娘……)(P178)
本とコーヒー。そのふたつがある、贅沢な時間を過ごすことができる場所。それが「ブックカフェ」である。だが一口に「ブックカフェ」といっても、その形態はさまざまだ。(中略)さらに個人オーナーが開いた店ならば、「ブックカフェの数だけ、スタイルがある」と言ってもいいくらい、そのかたちは少しずつ異なってくる。 (はじめに)
私とカフェ(もしくは喫茶店)はとても縁が薄いのですが、なんかこの表紙にきゅんとしたので借りてみた。
カフェをやろうとおもったきっかけ、開業資金の話とか経営に関することとか店のこだわりとか、9つのカフェオーナーに聞いてみる、という本。
つか私は旅先で「疲れたらカフェで休憩する」ということを覚えればいいと思う。一人旅=喋らない=疲れてることを認識できない=気がついたらカラータイマー点滅しまくってる。喋らないのと認識できないのがイコールなのは私疲れたらすんごい無口になるんだ。自動で省エネ。
しかし嵐山の昼抜き疾走7時間は萌えが栄養分になってたとしか思えない(ソフトクリームひとつとコーヒーひとつであそこまで走れるほど私は燃費よくない
カテゴリ的には児童書。12歳以上推奨らしい。今の12歳こんなの読むの?(賢いなあ)とか思った。
戦時中の女子校でミッションスクールの話。初皆川博子。
皆川:もう1本『倒立する塔の殺人』というタイトルだけはあるんですが中身はない(笑)。桜庭さんは?
桜庭:春ごろにカトリック系の女学院を舞台にした本を予定しています。閉鎖空間としての学園を演劇っぽくつくって、鎌倉の大仏ぐらい大きい不気味なマリア像があって、そこに読書クラブっていう狂ったように本を読む少女がいて。
皆川:あ、かぶった! 『倒立する塔の殺人』の舞台がミッションスクールなのよ。ノートにね、小説を何人かで回し書きしていくっていうスタイル。野性時代2007 2月号 桜庭一樹with皆川博子魂の姉妹対談
これを読んでいつか読もうと思ってたのだ。
悪意! 毒! 親愛!
戦時中でも女子校は女子校だ……
異分子のイブちゃんとかヌーっとしてボーっとしてるからヌーボーとか直球なあだ名がそこここにあった。
青年のための読書クラブとかリリィの籠が好きな人はいいかも。と思った。
Wuthering Heights? エミリー・ブロンテ……嵐が丘?とか(←嵐が丘の原題は初めて知った
カラマーゾフと白痴が出るたびにコチと裏庭の方だ……と。
徹底的に尽くすか。ひたすら見つめ続けるか。死に至るまで苦痛を与えるか。死なせてはならない。死んだらすべてが終わる。我が恋もまた。いずれにせよ、根本にあるのは、支配と被支配の関係である。尽くすのもまた、支配のひとつの形なのだ。
(P89)
何か入ってたからびびった。しかしふぁんしーだ。
ちなみにDAMで、朝夜・焔・腕・宝石・革紐・風車・賢者。賢者はいきなり「クロエ 君の悲しみを?」からはじまるからびっくりした。
以前ごりごり更新していたMMOのプレイ日記のほうのWEB拍手ログを見た。Mixiの招待メール送ったんだけどスルーされたよしょぼーんという感じのが入ってて、私は招待メールもマイミク要請ももらってないよΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)と絶賛すれ違っているのである。
とこういうことを書くのはここで3箇所目なのですが、書いとけばどこかで繋がるかもしれないと書いておく。ということで葱様に連絡つく人は「誤解だ!私はメールをスルーしたことはない!」とお伝えください(゚д゚)人
以前メールを1回貰った覚えがあるなーもう3年以上前の話になるけど、どっかに保存していないかと古いパソコンを出してきた。結論からいうとなかった。ふと見れば懐かしすぎるものがあちらこちらに散らばっている。今はもう連絡が取れなくなった人(亀関係)からのメールとか、BBSのログとか。
ついでにいうとダウンロードしておいたような気がするカーマリーもなかった。俺なむい。10YearsAfterとかひかりとかまがりかどはあった。
懐かしすぎて悶絶しそうだ。
流行りモノに手を出してみようと思って川上未映子の既刊をまとめて借りてきた。とりあえずエッセイに手を出してみる。エッセイというか、ブログの書籍化。
日記というには余りに杜撰な記録であるし、随筆というには悲しいほどに直観に乏しく、コラムというには心構えが多分に脆弱
(あとがきより)
この前読売に桜庭一樹と一緒に載ってたエッセイでも思ったけど本当に一文が長いなーと。ふんふんと読む。
私は会社に行って女を呼び出して、そこで私は逆上したわけで。その場には喫茶店の店員が存在したために体を取り押さえられ考えていた復讐は阻止されたけども、後日私は女の実家の住所、電話番号を調べ上げて、週に3回は呪いの電話をかけていた。(P80)
この辺はなんかエッセイとは思えないのだ。この後もっと凄いことになる。そういう話なんじゃないかと思った。こえええ。
銀魂に爆笑。死ぬかと思った。