ぶらんこ乗り (新潮文庫)

2年ぐらいほったらかしだったらしい(帯が2005年の夏100
確か梨木香歩が好きな人はオススメ!っていう文をどこかのRO日記で見て買った覚えが。

高校生の「私」は学校から帰ってくると祖母から古いノートを渡される。
恐ろしく古くカビの匂いがすごいそれは当時年齢一桁の弟が書いた物語でびっしりと埋まっているノートだ。小学生だった私と弟と犬との数年の物語。

弟の書いた物語が多く登場する。年齢一桁だけにほぼひらがな(ここが1度は挫折した原因だ
涙腺がゆるい方は注意された方がいいかもしれない。

↓ネタバレ
弟が死ぬんだと思ってた。両親か……
死ぬのでなければ子どものうちに神隠しみたいにふと消えて生死不明になるとか(これはかなり近いけど。

檸檬のころ (幻冬舎文庫 と 8-2)

久しぶりに読み返した……
ラブソング>金子商店の夏>雪の降る町、春に散る花

以下は新聞に載っていた満1歳の赤ちゃんの名前です。
なんと読むでしょう。

A:姫織
B:未來

満一歳おめでとう欄は定期的に掲載されていて、それ見るのが結構好きです。
隠居の身とはいえPBW界の住人、名前のストックが欲しい。
後今の子どんな名前付けられてるのかとか当て字すげーとか。小学校の先生振り仮名なしだったりしたら大変だなあとか思いました。小学校といえば4つ下の子に「今の小学校の給食の食器ってプラスチックなんやってー」というと「え、あたしん時もうプラスチックだったよ」と言われたアルミ世代。

ちなみに答えですがA:ひよりB:みくる

思わずごふっとなりました。
Bのほうは來未に見えて親倖田來未好きなんかなーと思ったら全然違った。

Ayalist見てたら

『暗黒館の殺人』(講談社文庫)1・2巻は今月発売。3・4巻は来月発売。解説は佳多山大地さん(全巻に)。さらに、特別寄稿エッセイが最終巻に載る予定。メンバーは、京極夏彦さん、恩田陸さん、奈須きのこさん、宝野アリカさん(これは航海日誌情報)。

前3人はともかく何でアリプロの人が(゚д゚)って思った。

やおろず
著者:古戸マチコ イラスト:裕龍ながれ
予価1050円(本体1000円+税5%)
ISBN 9784872578577
勝気な女の子と、グダグダな神様たちがくりひろげるドタバタ人情物語!

イーストプレス社
12月刊らしいです。ヘタリアも確か年内だな。12月って確かホロとかとらドラも出てるな。祭りだ。

1.jpg

もうこれで棚作るしか……!次がもしあっても人なる第2部が完結するまでないかなと思ってたので嬉しいな!
イーストプレスってオンライン小説の書籍化熱心なのかな。
カーマリー出してくれませんかカーマリー

水に描かれた館 (創元推理文庫)

崖の館続編。崖の館よりはこっちの方が好きだなあ。
論理的なミステリではないと思いますが、謎・幻想・愛みたいな感じで。
218ページ以降の展開が好きです。とりあえず夢館に突撃。

使える読書 (朝日新書)

ただ物語を追って、「面白かった」「つまらなかった」というだけの読み方からは卒業しましょう。「筆者渾身の一行」を摘出する齋藤流読書術のノウハウを利用すれば、「使える読書」は「使える会話術」になり、さらに「使える交際術」に。あなたの「知的脱皮」の一助に、この一冊。 (カバー折り返し紹介文より)

読むところは最初の30ページぐらいで残りの200ページ超はテンプレにあてはめた実践編。

ブログで感想を書くことについても書かれてたんですが
・好意的に書く(こき下ろそうとすると的を外した文になりやすい
・引用するところを考えながら読む
そんな感じのことが。

強調部分が太黒字じゃなかったのにまず驚いた。青字。

電撃の新刊出てた……土曜日は置いてなかったように思うから週明けだと思ってて油断した。(財布の中が乏しいので明日買うことにします

ダヴィンチ11月号米澤穂信とか有栖川有栖のインタビューあったー。江神さんはなんか全5部予定とかいや伸びるかもしれないなんとか。でもこの特集は買いにくいな。つか今月発売予定のかつくら秋号も乙女と隠れ腐女子のための読書案内か……

ガイドブックをぺらぺら。
11月の3連休に泊まりで京都に行くので旅行のしおりを作らないと゜+.(・∀・)゜+.
今回は東山で宿が取れたので清水寺に行きまする。夜間拝観∩゚∀゚)
第2回モリミーツアーもしたいものです⊂´⌒つ。Д。)つ

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カテゴリ分け考
-あっちこっちの本ブログを回ってきた。
・レーベル別
・ジャンル別
・作家名別(作家ごとに単独カテゴリ
・あかさたな別(あ行の作家

今のテンプレだとカテゴリをそんなに縦長にできない。
アーカイブモード(というのか)の時に最初数件を表示するようにしては(noteのあれみたいに

物語の役割 (ちくまプリマー新書 53)

最終的に私が出版を決断した理由はただ一つ、本書を手に取ってくださった方が改めて物語の魅力を確認し、物語の役割に目覚め、「ああ本を読むことは何と素晴らしいことであろうか」と思ってくれたら、との願いがあったからなのです。(まえがきより)

3部構成で、第1部は博士が愛した数式が生まれたときの話、第2部は創作についてのこと、第3部は小川さんの子ども時代の読書体験について。

2部よかったな。こういう感じのことを思って書いていますというのを見るのはジャンルを問わず結構好きだ。

「主題は何でしょう、二十字以内で答えなさい」というようなテストがあったとして、その二十文字がまず浮かんでくるのであれば、それは小説として書かれる必要性を持っていないと思います。ですから、「テーマさえしっかりしていれば、いい小説が書ける」というのは幻想です。テーマは後から読んだ人が勝手にそれぞれ感じたり、文芸評論家の方が論じてくださるものであって、自ら書いた本人がプラカードに書いて掲げ持つものではないと考えております。(P66)

封印の娘 (大江戸妖怪かわら版 3)

異形のみが住む大江戸に落ちてきた、この世界唯一の人間・雀
かわら版屋で原稿を書いて売って妖怪の町で住んで2回目の冬、年越しである。
時代劇っぽい児童書の3巻。

菊五郎が保坂家のぼんと側近を追い返すところが好きだわー。
狐火のところは綺麗過ぎるな。頭がちりちりする。

何かしら目的を持っているわけもなく、ただそこに居るだけ。彼らは、あるがままにそこにあるだけ。
 だが雀には決して踏み込めない存在なのだ。
 決して覗いてはいけない深淵。
 雀と何も変わらないように見える雪消。だが雀と雪消の間が牢で隔たっているように、越えてはいけない境界線がある。
 境界線の向こうには……
(大江戸の本当の姿がある……?)

(P120)
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