身代わり伯爵の求婚 (角川ビーンズ文庫)

甘かった!
ミレーユとリヒャルトのターンが多いのとフレッドの出番が多いのでとても転がりました。
あらすじ(裏表紙のじゃなくてネット上にあるほう)の「ついにあの人も愛の告白!?」を見て何の根拠も疑いもなくヴィルフリートのターンなのかなーと思ってた結果がこれだよ!
ヴィルフリートは肉球で癒しだった。

「壁で頭は打つし、手首は押さえられて痛いし、なんで初めてなのにあんな痛い思いしなきゃならないの!? やめてって言ってるのにやめないし! どうせならもっとゆっくり労ってやりなさいよ! もうっ、ばかっ!」

(P66)

その前にあったセリフがやり逃げなので、こういう風にしかとれなかったという

「サヴィアーの守り神にかけて」が何か聞き覚えがあるけど何だろうと思ってたら死と嘆きと風の都だった。「敬愛する詩人のような教養はないけれど」この部分。ソフィアが有力っぽい感じだけど私の耳にはサヴィアのような?と聞こえるので……!

リヒャルトがいいキャラすぎますね。読みながらころっといってる。
とてもご馳走様でした。

2月本。電撃の新人作品がいくつか出るので多分増えるよなという。

1月読んだ本は44冊(ラノベ20冊・単行本21冊・文庫3冊)
今月は当たりがとても多かったのです。美味かったです。

面白かった本

詩羽のいる街カフェ・コッペリアマイナークラブハウスへようこそ!—minor club house〈1〉 (ピュアフル文庫) (ピュアフル文庫)女に生まれてみたものの。マギの魔法使い  若獅子は片恋中! (角川ビーンズ文庫)

詩羽のいる街
カフェ・コッペリア
マイナークラブハウスへようこそ
女に生まれてみたものの
マギの魔法使い 若獅子は片恋中!

今月はカフェ・コッペリアとマイナークラブハウスへようこそがとてもよかったです。
マイナークラブハウスがいいとついったで何回か言ってると3人ぐらい釣りあがってた。
とてもいいので皆もっと読めばいいと思う。

ラノベ枠が今月1冊なのは今月は少女小説アンケートあったし、ラノサイ杯投票もしたし、いいかと思って。

あと今月はうみねこを始めました。今はEp2じわじわと進めてます(一気読みは無理な人

貴方に捧げる「ありがとう」 (魔王シリーズ) (コバルト文庫)

魔王シリーズ最終巻。読む前これで終わりか……ってちょー切なくなった。

次のシリーズどんなのだろうなーとか、ていうかそもそも次あるのかなーとか色々おもった。
マルタの短編集なさそうだもんな。富士ミス3月のラインナップが終わりを暗示してる気がする。3月だし。

スマートはいい男だなあとかサリタとスマートのシーンでじーんと来たりスマートがやっぱりろくでなしだったり。
ごろごろした。あと最後のアレはオパールがアラン王子を落として婚姻の儀に一票を投じたい。今までのキャラもちらっと見られて良かったです。
ありがとうございました。

「腹を立てるのも殴るのもいいけど、自分を卑下して謝るなふざけるな!! あなたは今でも僕のお師匠様なんだ!! 人間らしくじたばたして生きる姿を、生き抜く力を見せてくれるなら、僕のお師匠様なんだ!! ……いつもありがとう、尊敬しているよと僕はいつも言いたいけれど、どうせ聞きはしないんだから言わないだけだ!!」

(P97?98)

蜜蜂のデザート

タルト・タタンの夢みたいなものかと思ったら長編で殺人ありなんだな。

神戸でフレンチレストラン<ビストロ・コウタ>を営む幸太とその家族の親子愛な話。
スイーツとか食中毒とか料理人の葛藤とかそんな感じでした。
料理+ミステリだったら私は短編のほうが好きなようだ。

「一番の問題はな、食品偽装をするやつらに罪の意識が感じられへんことやねん。見つかっちゃったか、まいったな。でも死ぬわけやないから、そんなに怒らんでええやん。もうしませんから許してよ。そんな軽い気持ちが透け透けやねん。これはな、ごっつ危険なことやで。人の口に入れるものを作るってことは、それを食べる人の生命を預かってるっていうことや。(略)」

(P105)

ランブルフィッシュ〈1〉新学期乱入編 (角川スニーカー文庫)

この前ついったで「今スニーカーで買ってるのマギカだけで過去に遡ってもランブルフィッシュぐらいな気が。あされ竜があった」とかいってて超懐かしくなってので発掘。

学園×ロボットバトル×国際的な陰謀。ちょーいがみ合う男女が和解してみたりとか、あと奈緒先生がとても好きです。見た目中学生中身才女で黒幕。禁書の小萌先生とは黒さが違う。

ちなみに物凄く昔まで遡ると冴木忍各作品とかコクーンワールドとかが出てきます<私とスニーカー

さよなら月の船 (コバルト文庫)

コバルトの1冊完結。すごく懐かしくなったので再読。
中学2年生、テディベア大好き内気少女ゆずの話。
「自分はちゃんと大人になれるんだろうか」「変わらないといけないのかもしれない」という
思春期で悩みと恋の話である。よい少女小説。

——だけどいつかは変わらなきゃならないのかもしれない。私が生まれる前からずっと一緒に暮らしてきたはずのお母さんとお父さんがそういう結末を迎えたみたいに、私だっていつかは、雑貨さんをふらふらしたりオルゴールのねじを巻いたり香水用の小瓶を磨いたりぬいぐるみに話しかけたりテディ・ベアを心の支えにしていたり、そんな場合じゃなくなるのかもしれない。

(P24)

嵐が丘—グラスハート〈4〉 (コバルト文庫)

最近また再読の波が来てまして……ピアノソナタのときは確か熱の城読んでごまかしたんだったっけ。
朱音のキャラがすごく変わるので複数冊一気に、というわけにはいかないのだ。
藤谷さんシュローダーのピアノ弾いてるところとか好きだなー。

本当に出るのってちょー半信半疑なグラハー最終巻。
なんか新装版が出る的な話があるようで(→公式
グラハー?LOVE WAYまでを2・3冊ずつぐらいでまとめて1冊に、らしい。
いやまあどんだけ未来の話ですか鬼が笑うどころか笑いすぎて死ぬよっていう話なんですが、
出たら買いそうだよなあっておもった。10代補正すごい。

しかし熱の城、ここで終わるのかっていって約7年の年月が流れました。
グラハー1巻が出たのは93年のことのようです。うわ……っておもった。

GOTH  モリノヨル

短編+写真集。
短編のほうはああ、GOTHって確かにこんな感じの不吉な雰囲気のものだった、で終わります。
小説は80P弱ですが上部白紙フォント大きめなのですぐ読めてしまう量です。

私写真の善し悪しは分からないけど、GOTHの写真として出すならこの子は何で黒髪でないのだ、とか
ピンボケとか暗がりであさっての方向を連射みたいな写真がとても多いので????となる。
短編にあった「死体のつもりです」の写真があるんだとばかり思ってたので残念でした。
乙一関連のものはすべて集めねば!という方以外にはオススメできない1冊です。

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