タグ「 有栖川有栖 」の記事

10件の投稿

菩提樹荘の殺人

ミステリ的にはアポロンのナイフめっちゃ好きなんですけどこの本10代のわたしが悶絶して死んだ。火村さんの過去が!!!! またアブソルートリーいってたときのはなしが! 猫好き火村さんが!!! 大学生の火村さんが!!!! 人を殺したいと思ったことがあるから

ヾ(:3ノシヾ)ノシ((└(:3」┌)┘))
菩提樹の殺人は10代の私に向かって差し出されたプレゼントみたい。
死ぬかと思った。探偵、青の時代も大概だったけどアブソルートリーしぬかと思った。
火村さん好きなんですよ。あとがきがまたぶん殴りにきて、そうだ火村さんはもう34歳より年を取ることはないんだって。15歳で出会ってその年齢に向かって私どんどん歩いていってるんだなって思った。

--------なんか、お前とはカレーばっかり食べているような気がするよ。
火村の言葉を思い出す。
授業中に書いていた小説を覗き込んできたおかしな男。こんなに長い付き合いになろうとは思ってもいなかった。ましてや犯罪学者と推理作家になり、一緒に殺人現場の現場に立つなんて想像できたはずもない。

(P259〜260)

本格ミステリの王国

エッセイ。
以前のエッセイは割と日常寄りのものや阪神のエッセイなども収録されたりしていましたが、この本はミステリ特化です。選評なんかも多く載っているのですが、トリックの創り方と探偵視点の迷惑な犯人ベスト9にときめいた。

火村英生は女性読者に人気があるらしい、キャラ萌えとかなんとか、という話あり。
わたしも火村助教授すきーです。准教授という呼び名にはいまだ馴染まないので助教授です。いいじゃないですか助教授でも。助教授の過去はまだないらしい。でっちあげるのは可能だけどしっくりくるのはまだないらしい。

安楽椅子探偵の話もちらっとあった。主に番組制作の側面から。
ゴールデン枠に移して視聴率アップを狙ってみませんかっていう話もあったようだけど、マニアックなものは受け入れられない・どの時点から見ても楽しめるようにとかクリアすべきハードルが多くてプロデューサー側からやっぱり無理ですよねということになったらしい。いつかまた続編が放送されることを期待しておく……

赤い月、廃駅の上に (幽BOOKS)

鉄道縛りで怪談話の短編集。中には三途の川を渡るのが列車だったり百物語だったり色々。
表題作の「赤い月、廃駅の上に」が好きだ。赤い月が一番雰囲気がすきなのだ。
次点が黒い車掌。

「ダイダイって……ああ、橙色の橙ですか。鬼月というのは、鬼の月?」
「そうです。恐ろしげな名前でしょう。邪気を招くというて、縁起がよくないとされる月です」
「悪いことの前触れですか?」
「よろしくないものがくるので、家の外に出るなとか言われています。古い迷信ですよ。それでも田舎のことですから、気にする人もおります」

(P205)

火村英生に捧げる犯罪

掌編から中編まで。火村さんが助教授から准教授になってしまわれたー。
「雷雨の庭で」「鸚鵡返し」「火村英生に捧げる犯罪」「偽りのペア」の辺りがすきだなー。

妃は船を沈める

火村サイド中編集。残酷な揺り籠のほうが好きだな。ラスト付近の対決が好きなんだ。

壁抜け男の謎

いろんな種類の短編が16編収録されている。
ジージーとの日々、ガラスの檻の殺人、キンダイチ先生の推理、Cの妄想、ミタテサツジンあたりがとても好きです。
阪神ファン的には猛虎館の惨劇もとても捨てがたい。
とてもにやにやできました。屈辱のかたちはどこかで見たことがある。

鏡の向こうに落ちてみよう 有栖川有栖エッセイ集

エッセイ第4弾。
台湾でのイベントにはじまり、ミステリ系(女王国関係が結構多かったような)、映画、阪神とか日常とか。阪神の話は読んでてにやにやしてしまいますね。私7月下旬にようやく甲子園デビューが確定しまして今からかなり楽しみです。

まほろ市の殺人 冬—蜃気楼に手を振る (祥伝社文庫)

150ページぐらいの短い話。シェアワールドものになるのかな。
架空の都市(と思う。架空の割にしっかりした地図と市の歴史がかっちり決められててときめく)真幌市で春夏秋冬それぞれの季節で起きた殺人事件の話でこれは冬。

火曜サスペンス劇場的展開だと思います。後読むなら春の倉知淳版かなあ。

正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集

エッセイ。映画のところはよくわからないので飛ばしました。
北海道のでかさにびびった。「北海道の面積>四国と九州を足した面積」らしい
九州よりちょっと大きい程度だと思ってた。

平井骸骨此処ニ有リの選評があった。審査員やってたのな。
↑の題名は元ネタがあったらしくそっちのほうは「宮武外骨此中にあり」らしい。

有栖の乱読 (ダ・ヴィンチブックス)

こんな本を読んできた。というエッセイ?
人の読書履歴を読むのは楽しいなあ。
「3月は深き紅の淵で」の生まれてから今まで開いた本が全部そこに
詰まってる個人読書ライブラリーのくだりにも物凄くときめいたものだ。

とか思ってたら読んだことないエッセイが半年も前に出ていたことを知った(゚д゚)
正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集

ちょっと図書館いってきますよ

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