創立!? 三ツ星生徒会2 それから恋3は加速した (ファミ通文庫)

ハチクロ的片想いスパイラル発生会場はここですか

季節は一気に夏になり(次の巻は秋)夏期キャンプに。
人間的には鳥越と陽菜がメインな気がします。河原のシーンがとてもすきー。
(しかし私が好きなキャラであるところの生嶋さんはあんまり登場せずー。しょぼーん

鳥越は顔の描写をがっつり+シティーボーイ(笑)とか、女顔寄りイケメン風に書かれてるのに脳内鳥越は爽やかスポーツマン的体型を想像していたので、読み終わってもう1回最初のカラーページまで戻って鳥越絵を見て「……あれ? なよい?」と思った次第。脳内イメージはやばい。

水穂さまは相変わらず世俗にまみれてました。悪口がとても現代的。
葛城さん側で好きなところはショッピングセンターのあれこれ(主にワンピース関係)が好きでした。

今ピアノソナタ風に季節に1冊で4冊ENDなんじゃーと思いました。

赤き月の廻るころ  紅蓮の王子と囚われの花嫁 (角川ビーンズ文庫)

ビーンズの新人さん。3作品の中ではこれが好き。
帯文は「花嫁衣装か死に装束か!?」ですが結婚の辺りがスタートではなく、色々あった末「花嫁衣装か死に装束か!?」です。裏表紙のあらすじは序盤のあらすじではなく話全体を通してのあらすじですね。

北の大国ブロウ(領土は広いが永久凍土が多く人が住むには過酷な土地)とその隣国ロクソン(肥沃な大地が広がっている)の2国間の話。
ブロウ国で不穏な動きが見られる。南の魔術師をブロウの王太子が雇ったという。ロクソン国王は第2王女のレウリアを、今度ブロウ国王の異母弟と婚礼を挙げるツァーリア国の姫のイリーシャ付き侍女として送り込んだ。
そこで出会ったのは1年前ロクソンの離宮に忍び込んだブロウ国の第二王子ジェラールだった。

登場人物がちょっと多い。
運命のグランドラブロマン!っていうほどラブでロマンばっかりの話ではないです。
「天使顔が一番黒い」はよくあるパターンなのに素で見落としていた(←ラストのネタバレが含まれているよー)のでラストで(゚д゚)おわーとおもった。
雰囲気好きなので続きあれば買う方向でー。

以下続刊が出た場合(出るだろうな)登場人物メモ

4月馬鹿ネタはやるつもりなかったんですが、巡回先でエア新書ネタをやっているのを見つけて電波を受信したのでゐんどさんのネタに別方向から乗っかってみました。ホラ100%です。栗田麿は自分のハンドルからいじりました。


書影はアマゾンになかったので他から引っ張って来ました。
噂のらのさい!解説本を見つけたので読んでみた。

らのさい!のほうは既読だけど感想はまだ書けてない。ちなみにのべるのぶろぐにはもう読んだ人の感想がいくつか集まってるのでそっち参照。
意外に面白いとかツンデレの無駄遣い(だがそれがいい!)とか結局内輪ネタだろとかこれはひどいとか、評価いいか悪いか真っ二つっていう感じなんだけど、なんせ読んだ人が皆口揃えて言っているのは「冒険しすぎ」「文体ばらばらだなあ」ていうこと。

全体的に謎が多すぎるんだよね。作者も出版された経緯も謎だらけ。謎本が出るのも分かる。
羅漢連さんはこれがデビュー作なんだけど、何かしら賞とってデビューしたわけじゃないらしい。
羅漢連=有名作家の別名義とか、本当は一人じゃないとか、巨大な組織がなんかの陰謀をもって動いてるとか、実は謎の爆破事件に巻き込まれもう死んでるとか噂だけが一人歩きしている。
らのさい自体もすごく小部数しか出回ってないらしくて、しかもなんか出版社を名乗る人が回収に来たって本屋で働いてる友達が言ってた。回収に応じなくてもその自称出版社の人は帰ったていうから不思議。たしかそんな感じの小説あったけど現実にもあるもんなんだなあって思った。その辺の事情がまとめられたのがこの本でした。

GA文庫が熱いと思うのです。

3月に読んだ本は42冊でした(ラノベ22冊 文庫5冊 新書3冊 単行本12冊)
たぶんハードカバーが少なかったので、その分がラノベに流れた……しかし多い。

今月はうっかり運タロ部に入部しました。あと2月はほとんど本を買わなかったので3月はリバウンドのように買いまくりました。
幻想ギリシャと現実を行ったり来たりしています。ついに領拡まで約半月になりました。

以下今月の5冊ー。

イデアマスター—GLASS HEART (バーズノベルス)鳥は星形の庭におりる (講談社X文庫—ホワイトハート)とらドラ〈10!〉 (電撃文庫)喋々喃々秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

イデアマスター/若木未生
鳥は星形の庭におりる/西東行
とらドラ10!/竹宮ゆゆこ
喋々喃々/小川糸
秋期限定栗きんとん事件(上)(下)/米澤穂信

私アンゲルゼは1巻だけ読んであとは未読なんですが
(でも同人誌アンゲルゼが出るまでには読むつもりなんですよ)
発売当時、葉月さんがアンゲルゼ最終巻のあとがきが不吉だー言ってたから
それだけ見に行って不吉だー!と思った。

ここまで前置き。
でそれに関する話が出ていました。

今年は一般向けの仕事が続きますが、スケジュールはふつう一年以上前に決まることなので、別にコバルトさんと何かあったとかではありません。
アンゲ1巻あとがきで書いた「コバルト向けのネタがない」というのは恥ずかしながら本当で、このシリーズが終わったらしばらく考える時間が欲しいということは、シリーズ開始前からすでにお話しており、了承も得ております。

コバルト卒業とかではないのでほっとしました。

運命のタロット〈3〉「運命の輪」よ、まわれ! (講談社X文庫—ティーンズハート)

最初1巻2巻はしんどくても3巻までは読むべきだと思いますといったさりさんの感想がよく分かりました。
この巻から雰囲気がなんかがらっと変わるよ! 何か文章が詰まってる。ハートはまだ残ってるけど2巻とはえらい雰囲気が違う。

話は寮内合コン(酒も飲んじゃうぜ!)ではじまるのでおお、学園モノっぽいな! と思ってれば叫び声に鈍い音。《魔法使い》ははいることができない結界。急!転!直!下!な展開でした。
いきなりメインっぽい枠で死人出たよすげーなー……
某ねこねこ幻想曲をおもいだすなど。

あの口から登場する虫は想像したら普通に気持ち悪いですね。鳥肌たった。あと《運命の輪》こえー。
一区切りつくから5巻まで突き進むといいですといわれました。(でも5巻なんか待ち受けてそうな気がする……

「Magecianのカードに宿る者の協力者として、Magecianこと《魔法使い》を助け、Loversこと《恋人たち》とのFehde——戦いに勝利を得んことを誓うか」
《魔法使い》はおごそかな調子でたずねた。きかれたあたしは即座に回答。
「誓う!」

(P228)

メール便優先でぽちっとして28日に出荷されたbk1便が今日届きました。
私はメール便4日圏内の住人なので最初何が来たのかと思いました(届くの明日だと思っていた
クロネコ進化したんかな……っておもった。

しかし今月はよくラノベ読んでるなあと読書メーターを見ながら思うなど。

妖怪アパートの幽雅な日常〈2〉 (講談社文庫)

文庫になるとすごく薄くなるんだなあとびっくりした。いやもとの単行本でも170ページ前後なんですが。
半年の寮生活を経て妖怪アパート暮らし再度。
今巻はアパート中心(コメディ寄り)。アパート多めということはお食事のシーンが大変多いということで。
とてもお腹が空きました。ハラヘリィ。
しかし夕士と長谷の仲はこの巻から人によってとりかたが……ですね。

久しぶりに戻ってきたアパートの住人「古本屋」(その名前は通称。本名は全くもって不詳。職業は世界各地を飛び回って希少本奇本(魔道書含む!)集める売る)の収穫品の1冊にタロットカードの画集が出てきた。秋音いわく「なにかが封印されている」というその本はある夜夕士のもとを訪れて、という。

赤く染まった上空を、蝙蝠のような影が舞う。木陰から、壁の向こうから、天井の暗がりから、しきりにこちらを窺うモノがいる。姿の見えない足音や物音がする。「人以外」の存在が、潮のように満ちてくるのだ。
夕闇が落ちてきた庭には、葉陰に、花陰に、染みたような光の明滅が起こり始める。それは決して虫たちの囁き合いではなく、ゆらりゆらりと、不規則な動きを見せる。

(P150)
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