とある吸血鬼の兄弟の話 最終巻。
九龍の血統が格好よすぎる件。特にザザとカーサ。戦いとか散り方とかなんだこれ(゚д゚)
ジローを特区に迎え入れるミミコとかバウワウ卿とかとてもきゅんとした。
あとはもう全部何もかも「すごかった」で言い表せてしまうので、余分なことを書くのはやめておく。
まだ物語を反芻している。あとがきのあれこれがまたどっかで見られるといいなあと思いつつ。
「君は……高潔すぎるから。僕には眩しすぎて……」
ゆっくりと、目の前の運河を、空から降り注ぐ日差しが過ぎった。
その瞬間、鈍色に見えた河面が、キラキラと黄金色に輝いた。
美しい光。しかし、あの光にカーサたちが触れることは許されない。あれは太陽の光。命を育む、聖なる光だ。(P428)
「ワイン。私はリズとの約束を守れなかった。けど、お前が生きていてくれるから、少しは彼女にも顔向けができる。愛してるよ。お前のことを、私は心から愛している。だから生きてくれ。そして許してくれ。辛いとわかっているのに、一人で生きろなんて言う、私のことを」
(P476)
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