裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)

裁判員制度がはじまったので手を伸ばしてみる。
「爆笑」という方向ではありませんが、これはこれで興味深い。

嘆願書とは、担当裁判官にあてて、判決内容への願いを書いた書面です。特に決まった形式はありませんが、被告人の親族や事件の被害者が書いた減刑嘆願書(まれに厳罰嘆願書)でないと、たいていは裁判官からかなり冷たい扱いを受けます。被告人の人柄を知らない、ときによっては面識すらない赤の他人が、嘆願書に名前だけ寄せ書きする場合もあるからです。

(P107)