死神姫の再婚 -鏡の檻に棲む王- (B’s‐LOG文庫)

裏表紙のあらすじからしてもえの予感しかなかったけど中身は想像以上だった。
ライセン夫婦は至急王宮へと書かれた王からの親書を送られる。で、ライセンとレイデンの人々は王宮へ向かうことに、というはじまり。エルティーナとジスカルドとバルロイ一行の共演だったのでとてもおいしかった。
アリシアとレネに魂を持っていかれるエルティーナとかあっちこっちでデレデレイチャイチャしてしまくっているとか、全体的に楽しすぎる。王様と宰相すきだー。

登場人物紹介のところで相関図ができていたのででかしたぞ!とかおもった。
死神姫の登場人物人数ぐらいではまだ相関図なくても把握できるんだけど(と思ったけど教団方面は怪しいかも)、もっと他のラノベにも普及してほしいと切に願う。特に電撃。ていうか禁書とか成田良悟作品全般。ネット上にも似たようなものはあるというけど、本をちょっとめくったところにあるのが最強だと思う。
図じゃなくても「所属 名前 余白があれば一行紹介」みたいな羅列でもいいので。

「ジスは本当に国を愛しているのよ。……その百分の一でいいから、私のことも愛してくれればいいのにね」

(P104)

「違うわノーラ、湿気を吸ってふくらむのはレーガッタよ。ノーラが倒れてしまったからペーペルザーもやっていたけど。そうだカシュヴァーン様、何か聞かれたら私は悪霊レーガッタ、湿気以外に興味はないと答えますわ」
「……いや、もういっそ何も喋るな。頼むから」

(P144)