約1ヵ月半ぶりの更新になります。
企画趣旨についてはこの少女小説がよいよ(1)現代恋愛編の冒頭をご覧ください。
さて今回のテーマは宮廷です。宮廷といえば駆け引き! 陰謀! 政略結婚!
そういったものをファンタジー作品から何冊か選んでみました。和モノで宮廷といえば平安時代辺りが人気筋ですがそちらは属性がなくほとんど読んでいないので割愛します。
舞台に上がる時そんな高さなさそうなのにぴょんて飛ぶ陛下可愛い
7番目のアルバムもすごいけど8番目のアルバムはもっとすごいとかいってる。
ファラオの呪い(仮)楽しみだな。
Amazonに聖誕祭DVDBOXのジャケが追加されたので、マウスオーバーででっかい画像が配置されるバージョンを貼ってみる。日々見てにやにやするようである。駄目人間である。
今「30前後女子の話が熱い!」1
ということで野良女→ゼロハチゼロナナ→アシンメトリーと来て今回は意図的にこの本を選んでみる。
買ってから約1年熟成していた。
悪意の話である。最後には光が見えるけどどろっとした悪意の話である。
クラスの女王様、その取り巻き、劣等感と自己顕示欲。あと東京で住む者、田舎で暮らす者。
SIMPLE1500 The ルサンチマン。
F県藤見高校3年2組クラス会は年に1度2度のペースで開かれ今年が10年目だ。
クラス会の話題によくあがるのは女優になった元クラスメイトのキョウコについて。
F県は東京隣接で進学や就職を機に上京する者もいる中田舎に残る者もいる、ということだったんだけど"東京隣接のF県"がどこなのか分からなかった。隣接というほど近くもないけど福島かなあ。
福島っていったらコウちゃんだよなあていうか冒頭のあれは環だよなあと思った。
一章ごとに変更を変えつつ話が進む。帯には10年目のクラス会 よみがえる「教室の悪夢」
とあったけどその「教室の悪夢」がなんなのか中々見えない。影はたまに見えるけど姿は見えない。
ぬぬぬん? と思いながら読む。ラストが近づいて事実発覚。びっくりする。違和感の正体はそれか!
視点変更の妙だよなあと思ったのは苦手だと思った由希が「いやいやこの子にも事情があるねん」とプラスに転がる。由希幼稚園のときの話は思わず本を落とした。うへあとなった。
70ページにあった学校の怖い話が素で怖かった。夏休み前の小学校体育倉庫に女の子がうっかり閉じ込められる。2学期になってからミイラ状になって発見される。壁には血まみれの手で引っかいた痕。
ほんの数行だったけど超ホラーだった。悲鳴が聞こえてくるようだった。
- 主に私の中で [↩]
ウン年ぶりの渡瀬桂子新作。
ツンデレ不器用少女と長き眠りから覚めた慇懃無礼少年人形の話。
表紙とあらすじだけで判断すると三角関係とかやめて争わないでとかそんな雰囲気ですが、そういう成分はまるでないです。恋愛より成長のほうが若干成分強いような、でも糖度高い話でした。
とてもおすすめである。
レヴィントン校普通科に通うエミリアは優等生だがコミュニケーションが極めて苦手である。内心はどんなに浮かれていても表情はいつも仏頂面。とっつきにくい人だと思われているためまだ友達はいない。
友達が欲しいエミリアは図書館で偶然見つけた人形相手にひたすら練習をする。
おはよう・ありがとうから宿題見せてといわれた時の対応・隣の子が今日誕生日だったと知った時の対応などの地味な反復練習だ。練習中の姿は到底クラスメイトには見せられない。
ある日その練習相手の人形が動き出した。人形は学校の創始者レヴィントン卿の遺産だという。少年型魔法人形ラスにエミリアはマスターとして選ばれレヴィントン校魔法科1に転科する。
「冒頭からツンデレのテンプレ台詞を次々口にする主人公」「ピンク髪のロリババア2」が少女小説的にとても新鮮でした。そのため「主人公は紛うことなきツンデレだ!」ととても分かりやすかった。
改めてツンデレの破壊力を知る。Wツンデレでしかも主従はやばい。
あと「ドラゴンと探索者」がちょークィディッチ3。
余談:あわせてよみたい
片恋トライアングルは主に2巻です(2巻は書影が出ないので……
今日はさんま御殿が兄弟姉妹で登場ということでDAIGOと影木栄貴さんが出てました。
超面白かった。あの中ではたぶん1・2を争う素人のはずなのにめっちゃ喋るし面白がってさんまも話振るし、前いいとも出てた時はあんまり喋ってなかって、無口寄りの人なんかなーと思ったらとても面白い人だった。喋らなくても画面に映ってた時間て相当長いんじゃないかな。
アスランが好きだとか「姉ちゃんの部屋から同じ音楽1が延々聞こえてくる」とか、DAIGOは「僕はアスカ2が好き」と言ったり、対談で話してたことも出てくる中「爺ちゃんにゴリポンと呼ばれていた」とか言う話を聞いて死ぬほど笑った。
前にいいとも増刊号でDAIGOプライベートショット公開みたいなのやってて、真ん中の兄ちゃんと一緒に撮った写真が1回登場した。車の中で撮ったやつらしく兄ちゃんは顔は映ってなかったけど白ジャージは映ってて、「本当にジャージなんだ!」とやや感動した。
しかしあのグラドル姉妹は可哀相だな。収録時はどうなのか知らないけどほとんど喋ってない。あんまり映ってない。
あと姉弟の後ろに座ってた若月兄弟がめっちゃ仲よかった。
とりあえずママンがこの人(影木さん)何をしているひとかと聞くので
この本をそっと渡しておいた。
11.25追記
昨日は潤沢に在庫があったはずのぶっちゃけ隊ですが今見たら「通常5~9日以内に発送します」に変わっていた。昨日のテレビマジックだろうか。テレビすごい。
ぐるっと引っくり返るしゃっぷる7巻。完結はそう遠くない気がする。
今回は砂糖多めに入れておきました、飽和してますが気にしないでくださいという感じだった。
全体的にクライマックス過ぎた。じたばたもだもだした。
第3の性別VSモテキング(同性限定)
舞姫はともかく雪国はどこまで突き抜けてしまうんだ、とおもった。舞姫は男前過ぎて惚れる。
テル・ア・ビーブ(イスラエル最大の都市)の響きに思わずいつぞやのあとがきのビバブー・ザ・ヒキニクを思い出す。脳内ではすごく似ているような気がしていたけどいざ字にしてみると全く似ていない……
ふごごご! となったのは地の文とはいえ雪国が舞姫に「何してんの姉さん」というてるところです。
姉さん! 舞ちゃんじゃなくて姉さん! この直前の挿絵が本文ではまだ登場してないはずの胡蝶の宮でびびる。胡蝶の宮どこで登場したんだと3回ぐらい見直した。
ラスト付近のあれは見分けられなくてよかったなと思う。あそこで見分けていいのは最終巻の場合だけだ。
もうラスト青春過ぎる。鼻血出る。続きがあとがきいわく冬のうちには! ってあるけど冬ってもうすぐそこじゃないか早! とおもった1。
飛べないヘタレに用はない!
(P176)
全世界的に今日はバカ記念日にするべきだと思う。ばかを讃えばかの可能性を信じ、ばかの素晴らしさを世界へと発信するのだ。
(P235)
顔が熱くなるほど恥ずかしくて嬉しくて怖くて緊張して。
だから蜜は、怖さと愛しさの前に立ちすくむ。少しぐらいの寝不足に負けない自分であってと願い続ける。(P254)
- 私の中では12月1月2月3月上旬ぐらいまでが冬 [↩]
この人の作品はじめて読む。
なんか最近適当に選んでいるはずなのに妙に縁がある「30前後女子」「結婚」がメインです。
結婚に興味がなさそうだった紗雪に先を越された結婚したい朋美、紗雪の夫治樹と紗雪と治樹の友達・貴人1。この4人がメインの話です。
主に恋愛です。何の根拠もなく視点変更系短編やと思ったら普通に長編だった。
普通に恋愛モノかとおもったらちょっと黒っぽい話。
「Sweets, lala Sweets」かと思ったら「惨めな思いにさせるあの子なんて死んじゃえばいいのに」だった。
ぶっちゃけた話、治樹以外は基本性格が歪んでたりちょっと気持ち悪い系の人たちだなあと思った。
とりあえず朋美が無理だった。朋美はNo call No lifeの日野ちゃん系だよな。
スピリチュアルにはまる一般人て女性のみのイメージがあったんだけどちょっと覆った。紗雪は弱ヤンデレ。
あまり話が閉じないままに終わる。
- タカヒト [↩]
1巻以来久しぶりに内田紗鳥がメイン枠で登場します。あと学園長とかもメイン枠で登場します。
内田家と遠野家がやばい。この家族の軋轢っぷりがやばい。うへー(゚д゚;)となる。
語り手にならなくても驚異の影響力を持つぴりかは健在です。やっぱり野菜泥棒はやってました。
マグロ持ちにときめいた。ていうか天野晴一郎は今回も好きなキャラだ。今回はちょっと昔が見えたりしてとてもよかった。14話が好きだな。あの村好きだ。独身青年アホで好きだ。
15話のハイヌウェレ型神話が気になるこのごろです。あとわたしはブッダ派です。
今回はぴりかの決断でうお(゚д゚)とおもった。続きが楽しみだ。
「強いひとだよ。負わされたものの重みに、いっとき耐え切れなかったのだとしても、今はもう、強くなって帰ってきたんだよ。残された人は、辛かっただろうけど……でも、ちゃんと生き抜いて、帰ってきた……」
(P216)
俺の全部が震えている。育ててもらえる。食わしてもらえる。養ってもらえる時代がもうすぐ終わることに、俺の魂が全部怯えている。
(P225)