人生問題集

愛とか家族とか友情とか救いとか、誰のそばにもあるものだけどそれを語るには気恥ずかしかったり面倒くさかったり、たとえばそれだけで小説のテーマになってしまいそうなことを主題において対談する。

そんな重くもなれるテーマですが、対談のノリとしては割と軽いものです。
救い・記憶・孤独・読書の項が好きだな。穂村さんはかわいいな。
いや40過ぎの男性に可愛い言うのはどうかと思うが可愛い人だよね。

お金の単位が「当直何回したらこれが買える」とか「単発原稿何本分」とか、やっぱりそんなもんなんだと思う。
鞄うらやましいな。「マイクロウェーブエンジニアには1種の職業病があって男の子が生まれなくなる(P105)」とかあってなんなのそれ、ていうかマイクロウェーブエンジニアって名前の響きが電子レンジっぽいこと以外なにをする仕事なのかまったくわかんないんだけど! とか興味がむくむくと。

最後の語りおろしが「読書」で、○○の洗礼は受けてないの?→受けてないんだよ っていう流れがあって、
スレイヤーズ読んでないの?→僕がラノベを読み始めたのは25からなのでって誰かの声がしましたよ。
ラノベ読み的パロディとしてやるならもちろんテーマ「ライトノベル」だよね。
「君にとってライトノベルってなんなの?」ってお互いの定義確認からはじめるの。
年に数回ある風物詩だよね「ライトノベルの定義について」

巻末についてる煩悩108リストの穂村さんのほうが俗いっていうか非常にかわいらしい。

春日 自分を救ってもらいたい人というのは、何がマズくてどう救ってもらいたいのかを言語化できてないわけ。できるぐらいだったら苦労してないよね。だから、そこをうまく言語化されると、安心するし救われるんだろうね。(略)子どもにとってはそれを話題にのせるだけでもすごく大変なことなんだよ。

(P46)

思い起こすこと半年ぐらい前、2009年10月にマチアソビvol.1で俺の妹がこんなに可愛いわけがないトークイベントがありましたがそのイベントがまたこのGW開催されます。
マチアソビは2009年秋・2010年冬と開催されて今回3回目です。
今回はヘタリアとテイルズ寄せなんですが、また「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の関連イベントが開催される模様です。
情報元:creator's office ufotable
【EVENT】アスキー・メディアワークス 三木 一馬講演会 「編集者というプロデューサー」 | マチアソビ

●『編集者というプロデューサー』

開催日:5月3日(時間未定)

講演者:三木一馬
(略)
共演者:伏見つかさ(作家)、小原一哲(電撃文庫編集者)

★講演会当日はツイッターによる参加者との質疑応答も予定しています。以下のIDへツイートしてください。
http://twitter.com/dengeki_miki

<新町川公園のパラソルステージ用 その1>
●『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』トークイベント 「徳島よ! 私は帰ってきた!」
2009年秋に行ったビミョーなイベントを再び開催! 著者・伏見つかさ氏と担当編集による、創作秘話やボツネタなどまったく華が無いトークセッション! 今回はスペシャルゲストも登場するかも!?

★イベント当日はツイッターによる参加者との質疑応答も予定しています。
「@ oreimo」でツイートしてください。
http://twitter.com/oreimo

講演会は郷土文化会館(今はあわぎんホールとか言ったと思いますが)というホールで開催されます。
新町川を渡らないで右側に藍場浜公園という広場があってそこの中を通ってひたすらまっすぐ歩いていったところにあります。公園の中を通らない行きかたは知りません。あの辺ぐるっと回れば行けるんでしょうがそちらからは行ったことないです。大体徳島駅から8分程度あれば余裕でつくと思います。

その1だけに2も用意されている模様です。
パラソルステージっていうのは要するに

↑の階段降りたところでなんかするんじゃないかと思います。
ちょっとまだ日程とかも書かれてないんですが(5/2?5/5のどこかです)明日なんか新聞にまとめて告知が出るらしいので分かり次第また更新します……
新聞には目新しい情報ありませんでしたー。(3/28 10:00追記)

トークイベントリターンズが嬉しいです。
「イベントレポ書く人は伏見つかさ先生はイケメンだったって書いといてください」とかあと淡々とした口調でおもろいことを言う人だったのでまた楽しみです。

ほかのイベントとしては橋の下にでっかいエヴァが描かれたりするそうです。
まだ全貌が見えていないイベントなのでそれは今後の楽しみにしたいです1

参考:マチアソビvol.3GW開催 ヘタリア&テイルズ寄せ
colorful - 眉山秋フェスタへ行ってきた(2)(俺妹イベント前回のイベントレポ)
colorful - 俺妹イベントのための徳島観光ガイド

  1. 特にヘタリア関係! []

オリーブ—Girls & Boys (MF文庫ダ・ヴィンチ)

オリーブ少女って要するに今で言うところの森ガールなのか。
名前は聞いたことあるけどどんなのかは知らないんだよな。

章ごとに視点が変わる長編で、名古屋が舞台。
ミツコは80年代後半から90年代のオリーブ少女に憧れている中学3年生だ。ある日13歳離れた姉チエコが突然東京のアパートを引き払って名古屋へ戻ってきた。チエコを追いかけて恋人、矢野もやってきた。
矢野はミツコは憧れる"オリーブ王子"そのもので、要するに今で言うところの草食男子である。いや本当に草とか霞とか喰って生きてそうなもんである。お金に困ってなくてなんか優雅な生活で、まるで生活臭がしない。
面白いのは面白いけど普通っぽい。読後感的には「コバルトで昔あった感じの現代ものを再度やってみた」ていう感じ。

晩婚化が進み、二十八歳なんてまだまだ娘さんじゃないのといった風潮があるけれど、あくまでそれは都会での話だ。大いなる田舎、名古屋ではそういうわけにはいかない。名古屋で二十八歳といえば、「もう二十八歳」なのである。

(P173)

一番引っかかったのここだ。名古屋が田舎だというのなら四国とか「断崖絶壁の孤島」だよね。
愛知県って広いカテゴリで言うなら知らないが名古屋は都会だよ。
もし東京と比べてるならそれはどこでも田舎になるだろうし、名古屋じゃなくても28歳はどこでも「もう28歳」だと思う。おひとりさまに優しいのなんか東京のごく一部なんじゃないの。
あと星山書店とかいってないでそこは星野って書けばいいのにとか思った。
ほかは番組名とか注釈が必要なぐらい1名古屋ローカルネタが頻出してるのに。

「あれは読んだのであれば今度はぜひあれも読んでほしいなあ」というあの会話のあたりはなんだかいたたまれない気分になる。

登場人物紹介に「沼ガール」という文字が目に入り何だそれはと思ってぐぐってみたところ「自虐的森ガールもしくは『森に住んでそうっていうかお前は森より沼にいそうだよね』と言われる」≒「沼ガール」らしいです。
森ガールがさらに進化すると魔女ガールになるらしいです。なにそのドルイド。

  1. 実際注釈がある []

我がホーム徳島県を舞台にした朝ドラマ「ウェルかめ」が終わりました。
ラスト付近は新聞にネタバレされる1とかいう展開もありましたが、ええ。
そんな感じにつらつら書いてみたりあと後半は写真がみっしりになってます。
あと関連:徳島観光ガイド(主にアクセスとごはんとか)

  1. クランクアップの記事でドイツ留学の話をされる、のところ []

世界で一番乙女な生きもの

エッセイである。めちゃイケを見るので光浦さんはほぼ毎週見るのですがまとまった量の文を読むのはこれが初めてだなあ。前に読書特集で1ページ分ぐらいは読んだのですが、なんかおもしろい。

いちばん最初の話が飯島愛の話なのでなんかいいようのないしょんぼり感がある。
この本はmini1に07年から連載されていたエッセイなのでそういうこともある。
ていうかよゐこ有野がすごくいいやつである。有野が絡む場合のみにおいて光浦さんがくものんにみえる2
ラブマゲドンの回はちょうどそのときのロンハーを見ていたのであの時こんなことが……! とおもった。

いざ、演劇をやろうとしてビックリしました。まあ、演劇っちゅうのは、儲からない。儲からないどころか、ひどい赤字になるんですね。チケットが完売したとして真っ赤っ赤なんです。見積もりの段階で、もう涙が出そうです。全然、セットも衣装も贅沢な発注してないんですよ。なんなら足りないぐらい。

(P178)

ここにもシアターの片鱗が。

芸人は、人からバカにされやすくなきゃいけない、と最近思うようになりました。バカにする、というと言葉は悪いですが、いじりたくなる、かまいたくなる、これこそリアル好感度ではないか?と気付いたんです。

(P140)

「運なんてもんは尽きることはないねん。石油と一緒で掘ったらどんどん出てくんねん。石油と一緒やないで。使っても尽きることないねん。運は、どんどん掘って、どんどん使えばええねんで。自分で掘らなあかんでぇ」(略)なんてザ・鶴瓶。

(P161)
  1. 女性向けファッション誌 []
  2. よその家の子を猫かわいがりしたりせっせと貢いだり世話したりしている点で []

無事チケットとれました。
ということで6/19は上京しますので当日お会いできる方はよろしくお願いします。
見やすいところだといいな。

契約の紋章 - 翼を継ぐ者1 (C・NOVELSファンタジア)

なんか風の歌 星の道とか卵王子とかあったころのスニーカー・富士見ファンタジアを思い出すような懐かしい匂いがする。あげた作品が両方冴木忍ですが他意はありません。

シュルベル王国の小さな農村で育った少女リディアの心配事は、開戦の噂より収穫祭に着て行く服、お母さんの体調と薬代、それからある日突然腕に浮いた痣。
ある日他領の騎士が乗り込んできた。すべてはリディアの腕にできた痣のせい。
それはシュルベル王国爵位の最高位である4名しかいない公爵家の継承者であることを現わす紋章である。平民として育ってきたリディアは15歳にしてガーネット領主リンドヴァル公爵として生きることになってしまった。

惜しむらくは「展開が非常にスピーディ」×「視点が途中でころころと変わる」×「登場人物が多い」のため
たまに「今どうなってるのか」分からなくなること。各登場人物思惑・陰謀が渦巻いてて非常に楽しいんだけど、リディアと同じかそれ以下の世界の知識しかないのに、リディアより多い知識と登場人物情報もたされてでも展開は止まることなくぎゅんぎゅん進んでいく。
登場人物紹介はあるけどイラストと名前しかないんですよね。顔イラストとかあっても漫画じゃないんだからそれじゃ登場人物紹介の意味がない。
せめて1文ぐらい文での説明ください(゚д゚)人

とりあえずジュリアンと王様が好きだ。

※追記:登場人物紹介文はCノベの仕様的にないらしい。

アルビオンの夜の女王 -魔王子たちの紫の祝宴- (B’s‐LOG文庫)

表紙のセシア(だよなあ、これ)が随分と男らしい顔つきをしている3巻。
今回は女装少年も出ているのでいい感じに倒錯しています。
変態という名の紳士御用達1の上半身裸執事はなんか実際にイギリスに存在しなかっただろうか。なんかニュースでみたことあるような覚えがあるなあ。

ディドルディドルなマザーグースにフリンギーの月の王を思いだす。元ネタはマザーグースなのかなあ、と思う。
冬毛ウェスタンラリアートとかその狂った言語センス(すごく褒めてる)が好きだ。
アリス周りが好きなんだけどもうでないんだろうなあと思う。
ていうか全部読み終わってあとがき読むとそこだけすごく違和感が……。というのも
「あらすじ帯含め本のどこにもその兆候がないのに、あとがき読むとこの巻で最終巻っぽい」
雰囲気をかもし出しているんですよ。続き出るよなあ? 新章突入前のいったん風呂敷畳みでいいんだよなあ。

ところで3の兄君は髪の毛を固めるとグレヴィール2になると思いませんか。

  1. 本当にこう書かれている。死ぬかと思った []
  2. GOSICKのヴィクトリカの兄。のちのツインドリル。 []

今日は「カメラを持って外に出よう」とあちこちをうろうろしてました。図書館と本屋もうろうろしてましたが。
風景写真も観光客のようにぼちぼちとりましたが今回は花のみ!
昼前まで黄砂ですごくかすんでいましたが本屋うろうろしてたら天気もすっきりしました。

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