デュラララ!!×7 (電撃文庫)

短編集寄りといえば短編集寄り。

誠二波江美香による三角関係昼ドラ展開
粟楠会のおいちゃんと園原堂の話
トムさんとシズちゃんのおしごと(ヴァローナもいるよ!)の話
新羅とセルティのラブコメ展開
それと刺された臨也のその後。
以上の5本。

過去の話へのフォローがあったりかなり復習的な意味で善良的な一冊だなあと思いました。
あとがきで「デュラはあんまり新キャラが増えないので」って書いてあってそうかこれで「増えてない」の範囲内なのか……っておもった。いやデュラ新キャラ多いよね。

今巻は粟楠会のおいちゃんこと赤林とシズちゃんがよかったです。シズちゃんモテモテ1
おいちゃん強い。罪歌に斬られた上で支配下から外れているのがすごい。
善人ではないけど憎めない人だ。

波江のあの顔はちょっとうみねこの顔芸を思い出す凶悪っぷりだよ!

トラウゴット・ガイセンデルファーはそのうちシズちゃんと一戦交えそうだなと思った。
あちぇらばーてんねんはパーデンネンにみえた。さんまの引き笑いがきこえた。

  1. 色んな意味で []

NHKで美瑛の特集してた゜+.(・∀・)゜+.
余計な演出がないよい番組でした。演出がなくても美瑛の1年の風景だけで勝てる。
すごく綺麗だった。農家の人はすごい。自然の力はすごい。ジャガイモの花ってピンクのもあるんだな。
美瑛は存在が既にファンタジーだった。麦の収穫期の映像なんてホロがいてもおかしくない(゚д゚)と思った。
NHKオンデマンドで配信しますとかあった。再来月に再放送もあるらしい。
美瑛 丘の物語 - 見どころ|NHK ワンダー×ワンダー

北海道農家についての話は百姓貴族がよかったです。エッセイマンガです。

百姓貴族 (ウィングス・コミックス・デラックス) (WINGS COMICS)

農家まじぱねえ。作者は鋼の錬金術師の荒川弘さんです。とても面白いです。

後はマのつく石の壁! (角川ビーンズ文庫)

水上都市ダルコ編終了というかようやく聖砂国編エピローグが終了したというか。
次男スキーとしてはコンラッドの帰還を喜ぶべきなんでしょうがえっらいあっさり帰ってきたのでびっくりした。え、本当に戻ってくるの? また出て行くんじゃないの? て思った。

しかしヒューブとかギーゼラとかニコラとか鏡の水底とか懐かしのキャラが出すぎだ。アニシナはいい。和む。続きはまた来年なのかな。今度こそ半年ぐらいで出るといいな。

創立!? 三ツ星生徒会4 そうして恋3は辿りつく (ファミ通文庫)

わたしは最近ゲームといえばペルソナなのでマハラギオンに読み替える!

そんなわけで三ツ星生徒会最終巻。
プロローグがいきなり数年後からはじまるのでびびる。本編がはじまるとヒロイン交代という感じで陽菜少な目葛城さん超増量である。
終盤の真の黒ぷににペルソナ4を思い出す。我は影(「゚д゚)「

体育祭とか生徒会選挙の話も読みたかったなあとか思いつつ(あと生嶋さんスキーとしてはとにかく出番を!と思ったり)よいシリーズでした。

お好みの本、入荷しました (桜庭一樹読書日記)

読書日記3冊目。
カバーの印刷の関係で刷り直し→入荷が年内には間に合わない本屋も多いという記述を見てAmazonで予約扱いでぽちっとした。うちは絶対年明けになるなと思ったので。

持ったときの感触からして既刊より分厚いと思ってたけど書店はタイムマシーンより50ページ程厚い。
あと注釈が全体的に多い。ページをまたがるのでこれはどこに注釈があるのか・これはどこに対する注釈なのかと探した。注釈の存在はありがたいんですがせめて同じ見開きにあってもらえるのが嬉しい……

ネットで一通り見ているはずなのに、「あれ、ここ読んだっけ?」というところが結構あってびっくりする。特に序盤。横書きマジックか記憶が悪いのか……
この巻でファミリーポートレイトとか製鉄天使とかを書いている。製鉄天使は余裕でまだ積んでいる。
発売日付近に買ったのに自分で買ったハードカバーの本は後回しオブ後回しにされる傾向がある。
一読永劫でアイルランドへ行ったときの記述を読んで懐かしくなる。これは本放送と再放送とあわせて2回見た。この年末も再放送やってたけどガキ使→紅白コンボを優先させたので見なかった。

この巻の終わりで結婚式をしていた。結婚の報を聞いたのは日記が先だったか読書日記が先だったかとにかくすごく驚いた。まえに桜庭一樹日記とか桃井かおり(だったと思う)と対談してたときとかに「結婚しないと思う」とか言ってたので余計にだった。いつぞやのメールマガジンでユヤタンの結婚が伝えられた時以来の衝撃だった。

リテイク・シックスティーン

星星峡で連載してたやつ。1冊にまとまるのを待ってた。
キリのいいところまで読もうと思っていたら気がついたら読み終わっていたという。
あれだな。豊島ミホの長編を読むのは久しぶりだな。

放課後の教室で孝子がいかにも秘密を打ち明けますといった感じで話し始めた。
「あたし2009年から来たの。本当は27歳で無職の引きこもりだった。今度こそ青春らしい青春を送るんだ」というはじまり。
といってもSFSFした展開はなく、あくまで未来から来たと言い張る痛々しい人の話ではなくガチの青春。
語り手は孝子ではなく沙織。見た目はお嬢だけど実際はそうではない。

舞台は97年の地方1で高校1年生。携帯はまだない。
調理実習・球技大会・席替え・「教科書忘れたから見せて」・部活・彼氏が出来てはじめての海・進路・スキー研修
要素を並べるだけでも王道だなということが分かると思います……

序盤の大海君が可愛い。

笑点の話の時も、即座「小峰さんは誰が好きですか!」とこっちに接近してきたし、バドミントンにいたっては、私に向かって羽根を打つたびに「愛のサンダースマッシュ!」とか変な技名を叫ぶ。

(P68)

男の子って馬鹿だ。

自分は27歳だったという女子高生の口から語られる「かつての自分」はわたしの心のやらかいところを締め付けるわけですよ。私もうすぐ29歳を読もうと思っているけど大丈夫か。

働いていないから、一年前と今日の違いがよくわからない。気力がなくて家事もあまりしない。どうしてこんなことになったのか、ひとりで部屋に篭って考えてばかりいる。(略)
「沙織には……や、若い子は皆、わかんないかもしんない。人生が止まっちゃうって感覚。大学出ても就職できなくて、どこにも行き場なくて、でもひとりでやりたいようなこともなくて……まさに手詰まりって感じ」

(P198?200)

わたしはてっきりもう休業しているもんだと思っていたのですが、これが休業前最後の小説2なんだそうです。どおりで豊島ミホ休業エントリへのアクセスが多いはずである。

papyrus (パピルス) 2010年 02月号 [雑誌]

papyrusに休業前最後の特集が組まれています。

きっと、今この瞬間だけの幸福の重さを、みんながわかっている。

(P382)
  1. 「鶴賀」っていう地名が出てくるのでもしかしたら長野県。 []
  2. 書いたのは、という意味。まだ週刊アスキーで連載していた「廃墟の女王」が単行本化されていない。ちなみに今年は文庫が出るそうだ。 []

“文学少女”見習いの、傷心。 (ファミ通文庫)

主人公は相変わらずの菜乃ですがななせ若干の救済だったり再度の落下予定だったりあと色んな人の後日談。天使とか水妖とかのあのひとまで再登場するとは思いませんでした。
冒頭で菜乃が着てたワンピース遠子先輩が着てたやつに似てたよな……

しかし千愛がちょっと美羽様みたいになっていた。びくっとした。そして芥川×心葉。やべえ。

菜乃とかななせとかラストのあれとか、なんでやねん(゚д゚)と思いつつも作家(下)で未来は示されているわけで、そういう意味では水妖の時のような心臓に悪い感はない。しかし遠子先輩不在の心葉はなんであんなにモテキングなんだ。

次は挿話集か。WEB連載の分は見たり見なかったりなので1冊にまとまるのが嬉しい。

東京大阪限定で公開されていた映像作品Across the HorizonがDVDとBlu-rayになるそうです。
店頭予約開始が1/20、発売日が3/24で、値段はそれぞれ4200円・6000円。

私は見に行ってないのでどんな構成になっているのか知らないんですが、Across the Horizonは第三次領土拡大遠征凱旋記念『国王生誕祭』の映像を中心に編集した映像作品なので重複が正直多いと思います。
まだCDには収録されていない冬の伝言・海を渡った征服者達・遺言やアレンジとはいえ現状入手困難な壊れたマリオネットがあり、似て非なる人々や各日ゲスト参加曲も収録済みという感じの内容。
ベストアルバムっぽいね。
黒の預言書とか楽園パレードとかInvadedとか見えざる腕とかハジクロが入ってない時点でDVDBOXはなくてはならないんですが、このタイミングだと新鮮味が薄いなあ(ていうかDVDになるんだあれ。無理に見に行かなくてよかった)

ところでじまんぐArkは聴くたびにすごく格好いいなあと思います。

宵えびすへ出かけたり人形浄瑠璃を見たりしてふらふらと本屋へ行ってきました。
恩田陸の新作が出てる!

私の家では何も起こらない (幽BOOKS)

日経ウーマンで読書特集をしているので気になるなーと思いつつ現物を見てたらそんなにページ数が割かれているわけでもなく想像してたのとちょっと違うのでやめる。
ずっと気になってたんですが買ってなかったBRUTUSの特集号は年明けにふらっと買ってしまいました。

さて世の中では既に電撃1月刊を買って読み終わった人が多くなりつつあるこの頃ですが、こちらではまだ未入荷です。今日あたりもう入ってると思ったんですが、そんなに甘くなかった。

紀伊国屋書店はそろそろこのラノ特設台を縮小するなり移動するなりしてほしいです。
現状展開している平台がラノベ・少女小説・BL全レーベルが共有している新刊平台で、その9割を使って文学少女・バカテス・生徒会・とらドラの全点平積み。1
新刊は既刊に混ざっているのでせめて新刊は新刊として目立つように置いてもらえないか!

まあ今月の電撃で読みたいのはとりあえずデュラララだけなので……
アニメもはじまってますが1回目を華麗に録画し忘れたので多分見ない気がします。

  1. あとの1割はMW文庫の箱とライトノベル最強ブックガイドが置かれています []

妖怪アパートの幽雅な食卓—るり子さんのお料理日記 (YA!ENTERTAINMENT)

妖怪アパートスピンオフその1、るり子さんがメイン。
といっても別にるり子さんの生前が読めるわけではなく日記風です。
既刊のあらすじ(巻によって数回に分かれる)+今日のごはん(日々ごはんっぽい感じ) +1Pレシピを10冊分やります。あと登場人物紹介や間取りや掌編や用語集が載ってます。冒頭には少しカラーページもあります。
なのでスピンオフはスピンオフでもファンブック的位置づけではないかと思います。
衝撃的に薄い1ですしお値段も結構張ります。

  1. 単純にページ数の話 []
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