カテゴリー「 一般文庫 」の記事

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バカが全裸でやってくる〈Ver.2.0〉 (メディアワークス文庫)

なんか2巻が出た全裸がやってくる。
小説家志望が小説家になって、デビュー作が本屋に並んだものの鳴かず飛ばず。
担当編集から「可愛い女の子を出そうぜ!」といわれ書いた2作目はドーンと売れて、でも書くのに四苦八苦している。

「師匠」甲斐抄子との交流がなんだか暖まりますね。よい変人です。友達でも無論恋人でもなく「師匠」といってもなにかを教えるわけでもないような感じなんですがこの距離感は良いと思います。

1巻と同じくこれ入間人間本人のことなんじゃないだろうかと思いつつ、なんか煙にまかれる感じでストーリー・セラーっぽい。「この物語は虚構である。ただしそのすべてが虚構であるとは限らない」みたいな!

「小説と恋愛する話」に某Dとか某kとか想像しちゃったのはしょうがないと思う!

宝塚(ヅカ)読本 (文春文庫)

宝塚入門のための1冊。
初ヅカ体験してみたいひとへのQ&Aとかちょっとはまりそうな人に対するQ&Aとか、文庫版でお手軽に!
関東でヅカデビューしようかと考えている人はちょっとこれ読んでください>各位

Q:宝塚を観たいのですが、どうしたらいいですか?
A:職場や学校でさりげなく「宝塚、行ってみたいなあ」と呟いてみましょう。

(P52)

と言った結果、はるばる関東から兵庫までやってきたのがこいつです。
SHもそうだけど仲間を増やすことに対しては余念がないので悪いようにはされないと思います。

ちなみに漫画でヅカ入門だというと

ZUCCA×ZUCA(1) (モーニングKCDX)

こういうのもある!

真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)

眠らない町の片隅にそのパン屋はある。夜中から明け方にかけて開店しているブランジェリー・クレバヤシはオーナーと修行中のパン職人のふたりで営業している。まだ開店して間もない新しい店だ。
このパン屋を巡る物語。連作短編。

希実は生まれてからというもの放蕩者の母によってあちこちに預けられて育った。
祖母・母の勤め先のママ、ボーイ・飲み屋で同席したの店主、コンビニで同じ雑誌を手に取ったOL。カッコウのような母の最後の托卵先として選んだ場所は「腹違いの姉」の元だ。希実はそれが嘘だと分かっている。でも住んでいたアパートは解約され母は学費が入った通帳を残し旅に出た。父は随分前に会うことさえ拒否された。
希実はもうひとりだ。
覚悟を決めて転がり込んだ先が「ブランジェリー・クレバヤシ」だったが、母のいう「義姉」は事故死した後だった。希実はその後パン屋の手伝いをしながら、ある日小学生の万引き事件からはじまる、母失踪騒動に関わっていくことになる。

自分だけではもうどうにもならない状況になった擬似家族を作っていく物語。
こだまのもとには母が戻ってきてこれからも色々あるんだろうけど、それはもう物語の外だと思う。でも希実はどうなるんだろう。お互いは知っててだまってるような「本当はまったくの他人」であることをいう日や母と再会する日は来るんだろうか。まあ年齢が年齢だしこのまま独立する/せざるを得ない感じはする。これはもう少し続きが読みたい本だと思う。

風車祭 上 (角川文庫)風車祭 下 (角川文庫)

97歳の生年祝い「風車祭(カジマヤー)」を迎えたオバァ、フジの楽しみは長寿と人を弄ぶことだ。
長寿者が多い沖縄といえども風車祭をできる者は早々おらず、フジの同級生はもうこの世にいない。
風車祭を控えたこの1年は長い1年だった。魂(マブイ)を落としてはユタに回収させることは日常茶飯事だったが、もう2度とマブイを落とさないようにお守りを肌身離さず身につけ、マブイ不在の間は貴重な経験と思い出を作った。すべての始まりは旧暦(沖縄暦)8月15日シチの日。あの世の正月のことだった。

高校生の武志はシチの日に200年以上もこの島にとどまる美しき盲目の幽霊ピシャーマと6本足の豚ギーギーに出会い恋に落ち、マブイも落としてしまう。武志はピシャーマがグソー(後生、あの世)に旅立てるように手助けをする。
ある夜ピシャーマは夢の中でニライ神マユンガナシィと出会う。マユンガナシィはこの島が滅びる予言を次々に下した。
やがて島は数々の災害や凶事に見舞われ始める。

沖縄の祭事・民謡・あとは沖縄語がいっぱいまざって「沖縄ってまじファンタジー」っていう感じがする。
主人公は武志なんだよなあ? と思いつつフジオバァの主役喰いっぷりがすごい。
武志と郁子とピシャーマのパナパナとハーリーが好きだ。予言が成就されていく様がすごい。
「だからよー」で済まされている島の空気が段々不穏な色を帯びてきて尋常ではないことが次々に起きて加速していくところがよかった。この島の終焉、津波までのカウントダウンをはじめるシーンとか知らない登場人物、「逃げてーちょーにげてー」としか言えない読者(私)。まじやばい。

どっぷり物語につかれる感じがとてもよかった。
時期が時期だけにひやっとするのは天災系のあれらだ。大雨・洪水・干ばつ・群発地震・津波。
寒かったかと思えば急に気温が上がり5月だというのに台風直撃コースとかいみがわからない。

美ら島物語 「風車祭 カジマヤー」池上永一著をたずねる。

ビブリア古書堂の事件手帖?栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)

大輔は祖母の遺品のなかから「夏目漱石」とサインされた全集を発見する。一緒に「ビブリア堂」と書かれた栞も挟まっていた。この本は価値あるものなのかビブリア堂に持ち込むことにした。鎌倉の片隅にひっそりとある古本屋「ビブリア堂」の店主は現在入院中で病院へと案内される。
ここの店主は若くて綺麗な女性だ。本のことに関してはとても熱意にあふれた饒舌な人物なのだがそれ以外のことでは人見知りが激しく初対面の人間と話をするのはひどく苦手だ。
店主篠川栞子は持ち込まれた古書とそれにまつわる謎を解き明かす。

大崎梢の書店周りのミステリ作品とか野村美月の文学少女(ただし登場人物は20歳以上)という感じ。
こういうのは結構好きな感じです。2話が好きだ。

東京・地震・たんぽぽ (集英社文庫)

あえてこの時期に読む東京・地震・たんぽぽ。
時期によって読了感の変わる本はあってもこの本はやばい。ツナグも今読んだら結構変わりそうな気がする1

5月のある日、東京で震度6強の地震発生。家屋崩壊・火災発生しており死傷者は多数にのぼっている。
災害の渦中にいる人々14名の連作短編。まだ災害のど真ん中なので復興までには至りません。
「いのりのはじまり」「パーティにしようぜ」「だっこ」「ぼくらの遊び場」が好きです。
「出口なし」とか「ぼくらの遊び場」の一部とかはニュース映像とかを呼び起こしてわーってなる。

  1. 吉川英治文学新人賞受賞おめでとうございます。 []

小説家の作り方 (メディアワークス文庫)

日本ファンタジーノベル大賞を受賞して小説家として生計を立てていた物実のもとに届いた1通のファンレター。
何度かのやりとりの結果小説の書き方を教えて欲しいといわれレクチャーをすることになる。
「この世で一番面白い小説をお願いします」という担当編集。
「この世で一番面白い小説を書きたいので書き方を教えてください」という紫依代。

学園祭のシーンは良いね。後半の超展開はデビュー作からのお約束だよーんとみているのでおっこれがそうなのか! というあれ。そんな初野崎まどでした。

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