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海が愛したボニー・ブランシェ -湖上の城に恋は燃える- (B's-LOG文庫)

海賊と修道女の話3冊目。
ルーアの下の名前にこいつ「すいちゅうこきゅう」のマテリア1持ってやがる……と思うなど。
ファド一行は輸送船を襲撃したとこ輸送船に化けていたのは女海賊エブリン率いるローズ一家だった。
ファドのファンだというローズの発言で休戦→宴となった。

イヤボーンに続いてNTRとかレベルが高いぜ! と思った。調教されたサンホラー的に新キャラは
\ 妖艶熟女メアリー先輩 /  \ 鉄拳美少女エブ先輩 /  \ まじパねえっす! / でいいと思います。
色々あってエランジールへ行くことになったボニーの決心がすごい。なんだこの男前。

メアリーとデリックがまじで肝っ玉母さんと思春期男子。
ふつうに格好いいシーンにもできたのにあえてかぼぱんぶっこむこの話がとても好きです。

  1. ルーア・ゲインズブール。ゲインズブールといえばFF7のエアリス。ところでエアリス好きはクライシスコアFF7はやるべきだと思います。エアリスが動いて喋る! かわいい! []

アルケミストの誓約 黄金の騎士の恋物語 (B's-LOG文庫)

下巻。
ブラッキアリからコローニアへ貨物として3人へ移動中だった。
ウィルとエルネストがキャッキャウフフしすぎである。
単品ではウィルが好きですがコンビとなるとアンジェリンとエルネストがとても好きです。
エルネスト→→アンジェリンでお願いします。エターナル片想いで。

「兄上の出力はかなり高い」に笑った。
全体的に超満足してしまったので逆に特にここというのがないな。
落ち着きますからとか捕まりにくい努力をするようにとか音読するとか。

背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)

書店の新人営業マンと謎シリーズの第2弾。
取次ぎでの一件やらトークショー、出版社の倒産、直木賞(仮)待機、書店員による帯アオリ文と暗号。
「新刊ナイト」と「プロモーション・クイズ」が好きだな。やっぱり書店ミステリよりこっちのほうが好きだ。

ちなみに現在asta*では大手出版社の文芸編集者を主人公にした「クローバー・レイン」
同じ出版者を舞台にし、まったく興味のないローティーン向けファッション雑誌に配属された新人編集者が主人公の「プリティが多すぎる」
なんかもやっているそうです。そのうちシリーズ横断長編とかあるといいなあ。

メグとセロン VI 第四上級学校な日 (電撃文庫)

気がつけば6巻。刊行数的にリリトレを超えるのは最早確実なんだなあ。
オリエンテーリングの前半、ラプトアから留学生を迎える後半。
オリエンテーリングは1位とるぞォォォォォ(゚д゚)ノ組とひたすら語りに語る組に分かれてて、要するにメグセロが可愛い。

留学生のターンは留学生はずっと「留学生」のままで名前はおろか性別もそう分かるような感じじゃなくて、「あなたは○○と一緒に××へ行った」みたいな感じで二人称でどーんなところがきのうの世界みたいだった。

全体的にジェニーががーんと上がった。1冊に1ジャージ。

おちゃらけ王 (メディアワークス文庫)

もし四畳半神話大系の登場人物がリア充だったら。新釈 走れメロスでもいい。

元馬鹿者今怠惰な大学生である名雪小次郎のもとに腐れ縁の魔王1がやってきた。
もうすぐ夏祭りがやってくる。鳴鼓宮祭がはじまるまでに魔王は多くの人から借金を作る。金を貸した人は債鬼となって祭の間に魔王を追いかける。無事魔王を捕まえることが出来たなら借金清算、魔王が逃げ切ったなら借金は持ち越し。これに参加するためにわざと金を貸すものもいるぐらいの定着したイベントとなりつつある。
名雪は魔王に巻き込まれて祭りの間中ひたすら逃げ惑うことになった。
この祭りはなんだか妹もやってくるとかいう。おいどうなってるんだ! っていう。

一言で言うなら「森見登美彦氏っぽいよね」っていう。最近はあちらも普通に異能所持の人もいるので余計にだ。
\ おい魔王遊ぼうぜー / \ いいとも! / とかそんな仲のくっだらなくて最高の悪友がいてアホなんだか賢いんだかよくわからない可愛い妹がいてあれがあれなんだぜ。ダルガリアとかいってるけどなんだただのリア充じゃないか。大学は卒業できなそうだけど。
P313で妹ちゃんがもらったあの玉は要するにラピュタの飛行石だよね。\ 親方ー空から女の子がー! / 
次はモリミー風なにかじゃなければ読んでみたい。

  1. 通称。人間である []

今どき、女中で奉公って!? (電撃文庫)

早苗は借金のカタにお屋敷に売られて女中として働くことになった。
屋敷では基本的に着物、殺虫剤ではなくハエ取り紙、洗濯機ではなく洗濯板。
この屋敷だけがおかしいだけで時間軸は現代日本である。
木津家には当主のほか腹違いの3人の気難しい兄弟がいた。

うっかり旧家連続殺人事件とか起きそうな設定である。そうでなければ「借金のカタに売られた」「親の借金のせいで孤独になって住み込みの家政婦」でイケメンの世話をすることになったなら白泉社系の少女漫画である。
現代だよ! と言われつつも屋敷内が主な舞台なので、現代感はあんまりしない。
わたし字が書けないんだけど字教えてくれる? とかいう子いるし。
たぶんこれは本当に正しく時代設定が大正とかになるとMW文庫にぶっ飛ぶのかなとか思う、電撃とMW文庫の境目がわからない1冊だった。これはなんかぬぼーっとしているけど頭の切れる探偵がでてきてもいいレベル。
おもしろかったです。

真夏の日の夢 (メディアワークス文庫)

目次が既におかしい感じだったけど一枚めくったらもっと直球が来て非常にふいた。
演劇サークルの活動費捻出のために7人は心理学の教授の奇妙な実験に参加した。1ヶ月間外界と遮断されてひとつ屋根の下で暮らす。部屋の壁が薄いやら空気が薄いやら文句をこぼしながらそれなりに楽しみつつ日々を過ごす。実験開始から6日目、サークルの一員の雪姫が忽然と姿を消した。
帯に「青春ミステリ」って書いていたけどここまでの展開は予想外だった。すごい切れ味だった。
実になんと言うことでしょうだった。

ゴールデンタイム2 答えはYES

ゴールデンタイム2巻。
大学生の春といえば歓迎会ですか。かなり飲んで呑まれています。あと履修登録とかしています。
なんか凄く昔のことのように思い出します。実際結構昔なんですが。
YESNOうちわに吹き出した。万里香子二次元くんの協定に親近感が沸いた。いや協定結んでないけどわたしはそっち側の人間だったよなそもそも飲み会自体大学生当時はあまりなかったよな……と思うので。

「うっせーうっせー、うっせーから離れろ! 差し入れならここにあっから!」
前の会長、と紹介された長身のなんとかッシー先輩が、抱えてきていたダンボール箱をどさっと畳の上に放るように置いた。うおお! とおまけん現役メンバー全員で、飢えたハイエナみたいにそのダンボールに飛びつく。

(P127〜P128)

職場のお菓子争奪戦を彷彿とさせられた。

香子と万里は非常に危なっかしいなあ。リンダの今後の動向が気になる。

それとあれですよ、おまけんの阿波踊り。
現地の住人的に超反応した。カカカンとかそれだけで音声再生される。
もうね、読みながらゴールデンタイムを読んで徳島に行こう的ななにかあったらいいのに! とおもった。
ほら5月のマチアソビとか、アスキーメディアワークスが参加しないことはない1と思うので。
阿波踊りは例年通りなら4月末のはなはるフェスタが直近です。8月はお盆中です。
夏コミは8月12日(金)〜14日(日)なので少なくとも最終日はかぶってないよ! とか宣伝。

阿波踊りとか知らないんだけど、とかいうひとはこれをどうぞ。

期間中の街中はこんな風になります。

まあおまけんはフィクションなので、県外大学連と県内国立大学連は本当に滅ぼしたいぐらいにウワァ('A`)っていうのしかいないのが現実。3巻楽しみだな。

  1. 再来月だしその頃にはいい方向に動いていると思いたい! []

アリス イン サスペンス (講談社X文庫?ホワイトハート)

ホワイトハートの新人さん。
無法地帯シークレットガーデンで生まれ育ったヒツジコ、外見美少女のユキノジョウ、家出少年ジャック、ロボットのようななにかのハイド、外の都市からやってきた少女アリス。

凄惨な事件と、事件の手がかりを追う少年たちのある喪失の物語。
雰囲気的には少年のカケラとかウォーターソングとかちょっと昔のコバルトにあった退廃感。
アリスが「ひどくない?」とか「マジウケる」とかたびたび言っててマルタの渚1っぽいなとおもった。
このまま時間が止まればいいのにと思うなんでもない日常がよいです。
その十五、十六のエピソードっていうかその続編が読めたりしないんですかね。

ホワイトハート公式でショートストーリーが読めます。「ヒツジコくんとキセキ的☆サマーデイ」ってかっとんだタイトルしてるんですが本編読んだ後読むと「やめてっ(ぶわっ」っていうなにかがあります。これはせつねえ。
ホワイトハート X文庫 | 今月のおすすめ

  1. 貴様ったら超ベリーバッド []

四畳半王国見聞録

太陽の塔寄りの登美彦氏。
かといって今までどおりではなく「ひとりの阿呆」のみならず数々の阿呆大学生を取り上げ、誰の視点だか解らずあれっと思う作品もあり呑まれる感じ。よいよい。
「グッド・バイ」と「四畳半統括委員会」と「四畳半王国建国史」が好き。
「グッド・バイ」はあの微笑ましさから段々哀れな感じになってくる流れが好きなんだ。
大日本凡人會が真面目に異能集団である。モザイクさんはすごい。

昨今、一見普通のサークルのように見せかけて、その実、違法なビジネスや宗教に勧誘するサークルがあります。ソフトボールサークルに参加したつもりが、夏の合宿に出かけて見るとソフトボールにまったく関係のない教祖様が出てきた、などという哀しむべき逸話は枚挙に暇がありません。

(P166)

ゴールデンタイムを思い出す。四畳半統括委員会はあの議事録とか手紙とかが好きだ。

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