おちゃらけ王 (メディアワークス文庫)

もし四畳半神話大系の登場人物がリア充だったら。新釈 走れメロスでもいい。

元馬鹿者今怠惰な大学生である名雪小次郎のもとに腐れ縁の魔王1がやってきた。
もうすぐ夏祭りがやってくる。鳴鼓宮祭がはじまるまでに魔王は多くの人から借金を作る。金を貸した人は債鬼となって祭の間に魔王を追いかける。無事魔王を捕まえることが出来たなら借金清算、魔王が逃げ切ったなら借金は持ち越し。これに参加するためにわざと金を貸すものもいるぐらいの定着したイベントとなりつつある。
名雪は魔王に巻き込まれて祭りの間中ひたすら逃げ惑うことになった。
この祭りはなんだか妹もやってくるとかいう。おいどうなってるんだ! っていう。

一言で言うなら「森見登美彦氏っぽいよね」っていう。最近はあちらも普通に異能所持の人もいるので余計にだ。
\ おい魔王遊ぼうぜー / \ いいとも! / とかそんな仲のくっだらなくて最高の悪友がいてアホなんだか賢いんだかよくわからない可愛い妹がいてあれがあれなんだぜ。ダルガリアとかいってるけどなんだただのリア充じゃないか。大学は卒業できなそうだけど。
P313で妹ちゃんがもらったあの玉は要するにラピュタの飛行石だよね。\ 親方ー空から女の子がー! / 
次はモリミー風なにかじゃなければ読んでみたい。

  1. 通称。人間である []