カテゴリー「 読了 」の記事
1995件の投稿
年末年始はいっぱいSMAPを見てよさを再確認してたら図書館でこんな本を見つけたので……。
書いた方は中居担のようです。社会学的SMAPの分析本というあれですね。理屈っぽいアイドル本です。
その出来事は突然起こった。もともと芸能界に興味が無かったわけではなかった。テレビは人並み以上に見ていたと思う。しかしスマップとの出会いによって、私は、送られてくる画像を消化する受動的オーディエンスの立場から引き剥がされて、五人の若者の芸能活動の情報収集にいそしむ活動家ファンへと変身したのである。
スマップとともに過ごすようになった私の生活は一変した。テレビでスマップのメンバーが出演する番組を追い、ラジオから語られる言葉から、彼らの日常や人間関係に思いを馳せる。(P17)
スマップをST☆RISHに置き換えてもこの違和感のなさ……。
まあそれを主として読みましたが。
内容としては2003年のSMAPです。世界にひとつだけの花、吾郎さんの検挙による活動停止と4人のSMAP。
その辺の話です。びっくりしたのは吾郎さんイメージカラーがピンクということですよ、
そうか翔ちゃんと一緒か……
ビズログの新シリーズ、騎士団で隊長と新米隊員(女子)の同居モノ。
幼いころに聖獣・水棲馬で駆けるネプトゥス隊に命を救われたリリアは騎士団に強く憧れ腕を磨いた。
親兄弟の激しい抵抗に遭いつつも、事情の変化からリリアは単身王都に残ることになりバルトランツ王国騎士団所属も許された。師匠に紹介された下宿先に向かうと「住み込みの家政婦さんがいる屋敷」のはずが実態は通いの家政婦さんがいる男の一人暮らしの屋敷だった。すったもんだーがあって奇妙な同居生活が始まる。
割とゆるめの、ビズログ! っていう感じのラブファンタジー。
同居相手、というか下宿先が上司で隊長で、同居していることはお前絶対ばらすなよばらすなよという王道のあれです。なんせ展開としては王道にしてベタ。でもブラコンシスコン盛りすぎだと思う。
あらすじの「ドS隊長クラウディオと同棲生活」ですがクラウディオは振り回され型ツンデレ亜種っすねという感じでした。
第6弾。次で終わりらしい。あれ、終わりなのか、と思うのは1冊完結の体をとっているからだろうなあ。
いきなり過去の話からはじまったので、過去編か? と思ったけど先の展開への手番だった。
あの、要するに「さあ、うまれておいでなさい」だよなと思った。ネタバレですが、そういうことだよな。
明らかに招かれざる客として対応されているサアラと、いつもどおりのあれと、アシェリーゼが大切なんだなあというあれと、
あとはあれですか、朝チュンですか。あのシーンいいですね。とても好きです。私やっぱりラノベでは匂わせる程度でいいと思いました。そういうのは女のためのR-18文学賞とかあの辺で探すからイラストがついている小説でそれは求めてないんだよっていう。
「人の心の内側は、不可侵にして絶対の領域です。誰もそこには手が出せませんの。それでも、私はジェイク様の内側を覗きたくて仕方ないのですわ。全部私だけのものにしてしまいたいの。皮を破って肉を裂いて血を啜って、そこに詰まっている物を全部独り占めにしてしまいたいのですわ」
(P175)
せりふだけ見ればヤンデレっぽいけどすごく熱烈な愛の告白だよなあ。こういう子だよ。
6冊目にしてようやく折り返しとのこと。真夏の話です。
五ノ宮の当主織女が書いた文字には力があるという。織女が贈られた字を飾ることでお墨付きをもらうような、そんな勢力図を塗り替えるような力が。
帝門の当主前妻、一朱の母弘華を支持する薔薇派と後妻藤乃を支持する藤派による帝門後継者問題について、朝衣は織女の字がもらえるように日々朝顔が咲き誇る五ノ宮の屋敷を訪れ孤軍奮闘していた。
朝顔というとサマーウォーズが刷り込まれているあたり映像の力はすごい。
朝ちゃんは本当は可愛い女の子なんだというのが1冊かけて語られるわけですよ。可愛いな!
病弱の人に飲まされるお茶は大抵危ないというのは直感的に思い知る。すごい。ダチュラでガタッとなったわたしの話はやめるんです
これだけ女子に好かれてるのになあ! ハーレムとは思えないあたり一人しか見えてないせいかな。
庭に咲き乱れる、朝顔の花。
誰も目覚め朝のうちから凛と花弁を広げ、少しずつ萎んでゆく。
目にあざやかな青、高貴な紫、官能的な白。
清楚で気高くありながら、どこかいびつで、とげとげしい、グロテスクなものまでそろった、朝顔姫の--------。(P189)
あらすじを見たときは「少女向けビブリアですか?」と思ったんですが読んでみた感じでは薬屋探偵で、ただしリべは女子、座木はポイズンクッキング
就職活動に失敗し続けている美久が倒れているところを介抱された喫茶店、そこの入り口には< 貴方の不思議、解きます>という看板が掛かっていた。
頭と顔はいいが口の悪い高校生探偵と、美形マスター(ただし料理の腕はよく営業停止になってないね? 程度のもの)と就活最中のやかましい系女子の3人による日常系ミステリ。3話のトーストセットと1話のホットミルクが好き。
食べ物が絡んでくるとビブリアっていうか香菜里屋シリーズ(花の下にて春死なむ (講談社文庫))を思い出す。タルト・タタンの夢 とか。
19世紀末ロンドン、子爵令嬢セシルは結婚まで1年の猶予をもぎ取った。
いまのセシルは性別を偽り新聞社で新米記者として働いている、の2巻。
マザーグースの見立てはそのまま、今回は新聞記事の個人向け広告欄に載せられた謎のメッセージからはじまる謎解き。ロンドンでは今「怪盗ブラックバード」の犯行と思われる宝飾品盗難事件が相次いでおり、被害総額は尋常ではないが傷害沙汰は起きていない分どこかお祭りの雰囲気が漂っている。
今回は日常系ミステリ連作短編な感じが強くて、セシルに新たな友人(押しが強くて有能そうな令嬢アメリア)とか、セシルのパートナーで絵師のジュリアンの過去が見え隠れしていた。
わたしクレアの若かりし日のころ恋の話が好きで、ここは謎解きの部分も含めて相棒の右京さんと共演者オンリーの告白劇としてありそうだなあとか思った。すごく映像的。
王立大学医術科に入学したケイトの病院見学実習編。
ペアを組まされることになったんですがペア相手がリオというトップの成績で入学した軍人一家の神経質そうな眼鏡男子という。眼鏡はよい。
実習先は北部王立病院で、一号棟は軍人など高官のみ、2号棟は一般人向けの薄汚い病棟で、出世の道を絶たれている医師の行き場所で士気は上がらない。看護士に疎まれつつ病室内の環境改善に手をつける。
最初の実習で、はじめての現場。とりあえず看護士の仕事からですが、当然ながらよくは思われない。
病院自体は比較的軽症者が多くて、まあ寝たきりでも喋れるとかそんな感じ。
半年振りにイーノットと再会したりごはんを食べに行ったりその辺はゆるゆると進行中。