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コロナ禍はじまりの2020年の日記。同種では東京ディストピア日記があるけど、あちらよりはもうちょっとパーソナル寄り。一児の母の綿矢さん、マスクを忘れたときの対応が大変そうで、あと、あとがきに変えてみたいなエッセイ部分がとても長かった。

これは在りし日の富士見ミステリー文庫のGOSICKを思い出す感じのミステリ。
夫デイビットが好む女性でいようと自分を殺していた女王オフィーリアはある夜本当に殺された。死の間際にオフィーリアは声を聴いた。「妖精王リアの王冠を持つ者が死んだ。古の約束に従い条件がそろえば呪いが発動する。まずはオフィーリア、君が10日だけ生き返るよ、さあ君の願いを言ってごらん」
オフィーリアは望んだ。「自分を殺した人間が知りたい」

そうして生き返ったオフィーリアは、10日だけ生き返るといわれたオフィーリアはもはや誰の意向をうかがうこともなく自分のやりたいことをはじめた。
オフィーリアを殺したのは誰なのか、あと10日のうちに弟ジョンを後継に仕立て上げないといけない。
石田リンネ作品はおこぼれ姫以来久しぶりに読んだが、「強い女性」は健在だった。

倒叙ミステリでこれめっちゃ映像映えするやんって思った。そのうちドラマになるんでは。というのもちょいちょい古畑任三郎とかコナンとか相棒のオマージュを感じられるネタがちりばめられたから、「古畑任三郎でした」とか古畑警部が登場するときに流れる音楽がめっちゃ流れていた。

倒叙ミステリそんなに好きではなかったんだけどこれは面白いなーーと思った。mediumみたいな「ギャーーー」ってなる感じはないんだけど(そら倒叙やしな)これは丁寧に「犯人がミスを犯したところはどこか」を翡翠が暴いていくのが痛快だった。あと翡翠自身の魅力があるな。あのあざとい感じが。

DV夫が離婚後も金の無心に来る。食費だろうが何だろうが、千鶴を殴ってでもありったけの金を持ち逃げする。夜逃げ同然で引っ越しても半月もしない間に弥一は千鶴の前に現れた。
夜勤のパン工場で働き、食べ放題のパンで食をつなぎ、それでも生活していくにはお金が必要だから千鶴はラジオの企画に夏休みの思い出を投稿し、それが採用された。母との最後の思い出は5万円と引き換えにコンテンツになった。
でもそれが千鶴の転機となる。小1の時にいなくなった母聖子を「ママ」と慕う恵真に連れられ「さざめきハイツ」で暮らすことになった。聖子は若年性認知症を患っており、さざめきハイツにはほかにも娘に捨てられた彩子が聖子の周りの家事をしていた。
さざめきハイツにはいろんな「母娘風の組み合わせ」がありながらも、「普通の母娘」の関係が築けなかった人間しか住んでいない。

ちょっとあまりにすごい本で吸引力が強すぎて明日仕事だけど読み終わるまで首根っこをつかまれてるみたいな本だった。強い。

どうしようもないほど嬉しかった。いまやっとはじまった私の新しい人生を、すべてが祝ってくれている。私はあの日、たくさんの人に祝福されて生まれた。千鶴がそうしてくれたのだ。
 あれ以上の、幸福はない。あれからどんなことがあっても、どれだけ辛くても、思い出すだけで何度だって救われる思い出になった。いままでも、そしてこれからも。私の生きてきた愛しい思い出たちの中で、いっとう輝くうつくしい星。

(P287)

いい意味であらすじから想像する内容と違っててよかった。1冊目の読了感としてはオレンジでの竹岡作品では頭ひとつ抜けた感じ。本作は東方ウィッチクラフトのランラン以来久しぶりの女装男子が登場します。うちなるわたしがいやしゃっぷるがあるじゃんっていうんだけど、雪国は女装したくてしたわけじゃないからなー。

柔道一筋に生きてきた小田島沙央は膝を壊したことをきっかけに普通の女子大生として生きていくことを決めた。膝を壊したといっても日常生活に支障はないしそこそこどまりでという前提で柔道はできる。ただし目標としてきたオリンピックや全日本はもう難しい。リハビリの選択肢もあったが、沙央はこれまでとは違う道を選んだ。
大学進学をきっかけに入居したアパートは建物こそ古いが丁寧に手入れされている上品な洋館だ。大家の福子さん主導でこのアパートの住民5名で月に一度のパーティこと、料理を持ち寄る「ポットラック」が行われている。

このポットラックのシーンに大きく割かれるのかと思ったら割とそうでもない。ポットラックは「みんなが集まる」ための舞台装置で、消えた女の謎が持ちこまれたり、ホワイダニットがあったり、暗号があったりのほうがメインだ。

わたしが気になるのはゾンビ映画大好きなカレンさんが映画刀剣乱舞の円盤を持っていた案件。
あと沙央と、沙央の同期入居で料理がとてもうまくて口が悪い宗哉が服を買ってるシーンがとても好きなんだわ。沙央は骨格ストレートでアスリート体型。逆襲のシャアならぬ逆三の沙央言ってたところが。2話は全面的に推したい。

おいしいベランダにも登場した「律開大学」が出てくるので、もしかしたらおいしいベランダの登場人物が出てきたりしないだろうか。あと個人的にめっちゃびっくりしたんだけどオレンジ文庫って完結したらカバー袖の著作リストからシリーズごと落とすルールでもあるのかな。「君はさくらのなかで」と「谷中びんづめカフェ」と本作しかなかった。おいしいベランダは著者略歴のところにしかなかった。

これ本当に面白かったので、かつて東方魔女が好きだった人とか、ライトなミステリを好む方はちょっと読んでみてほしい。今はまだ電子書籍ないけど2週間ぐらいしたらkindle版はたぶん発売されると思うので。

ちょっと前kindle unlimitedで壇蜜日記 (文春文庫) Kindle版を読んでいた。壇蜜さんは時々テレビで見る高級そうなバーが似合う感じの、二次創作で見るにっかり青江みたいな人だが、彼女の日記やエッセイはテレビから受けるイメージとはまるで違うから面白かった。なので別の本を読んだ。

先日、ラジオ番組収録中に、男性アナウンサーからこんな話を聞いた。
「子供のころに何かやって褒めてもらった経験は、いつまでも心に残る。結果、無意識のうちにその『褒められた何か』の延長線上にあるような職に就くことが多い」と彼は言うのだった。

(P149)

壇蜜さんは褒められた記憶を呼び起こして「通信簿には苦労してひねり出しただろう褒め言葉が並んでいた」ということを書いていたので、自分もなんかあったかなあと思い出そうとしたが、まじで思い出せない。家庭環境が悪かったとかなんかそういうのはないと思う1
抜きんでた技術や特技はない、普通の子だった。
自転車に片手離しで乗れることがステータスだった時代だから両手離しにも果敢に挑戦し、図工の課題は終わらず常に放課後まで居残りを強いられ、図書室の貸し出しカードの色がひとりくるくる変わる人間だった。

この年齢まで生きてきて特に表彰されたことはないかなと思ったがあれがあった。小学校の時には本をたくさん読んだ子には無条件で賞状が授与された。どこで「たくさん読んだ」と判定されたかといえばページ数だ。
「運動場を走った周数をキロに換算して日本のどこまで走ったか」で表彰する2機会が卒業までの間でたびたびあったがあれの読書版だ。

表彰対象者は全校朝会で名前が呼ばれる→立つ→代表者が賞状を受け取る→座るという流れだった。その制度が生まれてから卒業するまで毎回表彰されていたと思う。最終的には代表者にもなった。あれが人生単位で「卒業式以外で壇上で何かを授与された」機会だ。

何度か同じ話をしているような気がするけど、母親はわたしを「本を読む子に育てたかった」と言っていた口で「まだ読めんだろうに英語の辞書読んでて気持ち悪かった」とも言っていて、特に本が多い家ではなかったし読み聞かせをしてもらったか本なら何でも無条件に買ってもらえたとかそういう特別な記憶もない。ただ読み聞かせの専用カセットを自分で選択して再生し、「病院は退屈3だから持っていく絵本を厳選しようとして結果リュックに入るだけパンパンに詰めていく」幼稚園児だった。

仕事にはなっていないが、そういう記憶が20年ちょっと本の話とかいろいろをするブログをやっているのか? とはちょっと思う。はと文庫オンラインはまじで天啓で、友達に「わたし読書系のウェブマガジンやろうとおもうんだけど」って言ったんですよね。
はと文庫オンラインはじめます! | はと文庫オンラインに書いたとおりです。
その辺が仕事になったらいいけどなー。

  1. まああえてよそさんと比較したことがないので分からないが []
  2. 表彰第1の都市が兵庫県明石市だった。同じクラスの男子が北海道まで行った覚えがある。運動場を走る時間は朝の活動時間として設けられていたがわたしのように大半の時間を歩く人間は明石までたどり着くことはなかった。自己申告だが、不正はたいてい帰りの会で吊るされるのでなかっただろうと思う。 []
  3. 誰の病院だったのかは分からないがたぶん母方の祖母だと思われる []

この前掃除した時に見つけた破天荒遊戯の19巻を見て「あっ久しぶりに見たなあ、これ今どうなってるのかなあ」と思って検索した。わたしは4年ぐらい読んでなかったらしい。4年のうちに本の値段が300円ぐらい上がっていてびっくりした(※現物手に取ったら厚みがかなりあったので増量による値上げもあったと思う。)

電子書籍もあったんだけど、今まで買ってたのはふつうの紙書籍で、それでも連載開始当初から追いかけているのでかなり散逸している(捨ててはいないので家のどこかにはあるし最悪ゼロサム版を買い直せると思う)が今回も紙で買うことにした。

この選択正解だったなあと思う。10代時分がずっと追いかけてきた漫画を同じ形状で読むというのは(メンタル的に)健康に良いと思った。同じ時期に連載が始まって先に完結したあまつきもそうなんだけど、連載開始当初とは似ても似つかない内容なわけですよ。破天荒遊戯の最初って世界を見てみないかいと家を追い出されたラゼルが敵討ちの旅をしている白髪の男と出会うファンタジー要素が強い漫画だからね。あのころから考えると22年経ってあんな展開になってるとは思わんしあんなに時代を先取り(コロナ的に)してると思わんやん。

でもヴィーとか、ジェリスちゃんとか、レイボーンとか、絶対忘れてたはずなのに読んでたら思い出したし、わたし今22・3なんじゃないかと思ってしまった。割とそういう傾向にあるんだけど、「昔からずっと好きな漫画とか小説の新作を読むとき、自分の年齢をロストする」現象が起きる。
あと「紙で漫画1を読む」という行為にずいぶん「贅沢」を感じてしまった。「未読のコミックスを物理的に斜めの角度から見る」経験最近あんまりしてなかったなあと思った。
絵柄がびっくりするほど変わってないこともあるんだろうなあ。4年間読んでなかったとは思えないぐらい、わたしが知ってるラゼルなんだ。

今破天荒遊戯ゼロサムオンラインでやってるんだね。23巻掲載分からもう9か月目が来ていて、そう待たないうちに24巻が出るんじゃないかと思ってとりあえず作者の遠藤海成さんをフォローしました。新刊情報落とさないようにするにはたぶんhontoでお気に入り作家登録すればいいじゃないかと思うんだけど(紅玉いづき新刊情報を余すことなく送ってくれるhontoさん。)

破天荒遊戯は1巻がKindle Unlimited対象書籍なのでよろしくな。

  1. ジャンプではないし単話で完結するコミックスでもない []

富士見L文庫の新人賞受賞作がすごく面白かったので派手マするー。
ファンタジー要素ありの現代バディアクションものが好きな人はおすすめ。
書影初見でわたし好きそうって思って、試し読みちらっと読んで「あっこれ好きだわ」って思ったので買いました。

軽快に人が死ぬ系だけど残酷描写はなくて、もののけ姫レベルだと思いますが、臓器がない死体は出ます。試し読みがかなり多めに公開されているので気になる人はそれで確認してください。プロローグはニューヨーク市警の特殊部隊の精鋭が怪物を前になすすべもなく虐殺されるシーンではじまります。

あとがきに「レーベルカラーを度外視した作品」という一文があったんですが、モンスターズ・イン・パラダイス悪魔交渉人を混ぜて講談社タイガで割った感じです。確かに最近の富士見Lではあんまりない感じで、どっちかというと講談社タイガでありそうな感じ。

ニューヨーク市警特殊部隊の精鋭9人が殉職する事件があった1週間後、57人の男女を殺して食べた連続殺人鬼が逮捕され、世間の注目はこの「現代のハンニバル・レクター博士」に集まった。唯一の生き残りミキオ・ジェンキンスは病院で治療を受けつつ「自分たちは化け物に襲われた」と主張し続けた。半年後ようやく退院したミキオはFBIの捜査官に会いに行くように言われ、モリス捜査官とティモシー・ディモンと出会った。ティモシーは半年前逮捕され死刑が執行されたはずの連続殺人鬼だ。
ミキオは反射的に発砲し確実に射殺したはずが彼は生きていた。

ティモシーは当初精神病のウェンディゴ症候群が疑われた。これは「ウェンディゴ1に憑りつかれた」と人肉を欲するようになるものだが、電気椅子でも死ななかったティモシーは検査の結果、本物のウェンディゴであることが判明した。

ミキオは半ば脅される形でFBIで極秘発足するEAT(the Exceptional Affairs Team/特殊事件捜査班)の一員になった。相棒はこのウェンディゴ、司法取引をして織の外に出たティモシーだ。監視を兼ねて2人は一緒に暮らすことになったが、ティモシーの食事は人肉だ。FBIと取引して身寄りも葬儀予定もない死刑囚の肉が冷凍されて送られてくるが、ミキオにとってはまるで気が休まらない同居生活が始まる。

同居生活といっても、物語の大半は事件発生、状況確認、解決に至るまでのあれやこれやだ。のらくら飄々としたティモシー、ふつうに好みすぎる。私の好みを知っていて、既読の人はわかると思うけど普通に好きなタイプなんですよ。確かに世界一キュートな食人鬼だわ。

CIAの人もっと出てきてほしいので2巻でてほしーーー。

「モンスターのくせに口がうまい」
「モンスターは差別用語だぞ。ノンヒューマンと呼んでくれ」
ミキオの嫌味に、ティモシーは苦笑を浮かべた。真摯な態度で話を続ける。
「化け物だと一緒くたにせず、私は私だということを、君にちゃんと認めてもらいたいんだ。人間は未知のものに恐怖を抱く。私のことも、よく知れば怖くなくなるはずだ」
真っすぐに見つめられ、思わず目を逸らす。深い闇のように暗く淀んだその瞳が、ミキオは苦手だった。

(P75)
  1. ネイティブアメリカンの間で伝わる精霊 []

お仕事小説……なんだけど内容としては「人が良すぎるあまり慈善事業レベルで仕事を請け負う無能で思想がブラックの上司、しわ寄せは部下に流れてすり潰す」炎上プロジェクトの受注・残業続きの日々・顛末という感じなので脛に傷がある人は読まないほうがいい本。ブラック上司だけならともかく発想が昭和のコンプラ的にアウトの上司も登場します。

結衣は新卒でIT系企業(WEBサイト制作・アプリ開発)に入社して10年、中堅として仕事はきっちりこなし定時退社して職場近所の中華料理屋のハッピーアワーで半額のビールを飲むこと、好きなドラマを見ること、人生の楽しみとしている。

最初のほうは「どんなに体調が悪くても出勤するマン」「新人は有給など取るな働け空気を読めマン」「残業あたりまえ休日返上あたりまえマン」と濃い人間が多くその辺の個性が強い人間と何とかしていく話かと思えば、上司福永はやばい。これまでつぶしてきた人間の多さと手口の多様さがこわい。NO見積もりで稟議を出して通ってしまった予算はこれ以上出せないと言われ、残業を前提でスケジュールを組もう死ぬ気でやればなんとかなるとか背筋が寒くなる話がある中で、インパール作戦の話がぶちこまれる当たりすごい。
人間が考える創作上のブラック企業なので現実はたぶんこんなもんじゃないと思いつつ、顔を隠しつつも指の隙間から見てしまうような「読んじゃう」感じ。まんじゅうこわいって言いながら読む感じ。怖い物語です。ホラー。

死んでも推します!! 〜人生二度目の公爵令嬢、今度は男装騎士になって最推し婚約者をお救いします〜のコミカライズが始まったので、パルシーをダウンロードして読んだ。とても出来がいい。

で、無料更新分だけ読んできて、アプリ内を歩いていたらなんかすごいバリエーションが豊富なんだなと思った。講談社の女性向け漫画雑誌からの拾い上げかと思ったらアフタヌーンからもある。とりあえず、これおもしろーいと思ってお気に入りに入れているのは上記のでも推しコミカライズと、

オタ友が彼氏になったら、最高、かもしれない(BE LOVE)

カフェのキッチン担当兼チーフ(男・推しは男性アイドル。女性が苦手で性的指向はストレート)とフロア担当(女・推しは若手俳優)がもう1話で付き合うところから始まる。萌えは恋愛になるのかという、ある意味でも推しに近い現代もの。

カモナマイハウス 南波あつこ(フレンド)

昔住んでいた家に(新しい人が決まるまで、という大家の許可のもと)入り浸る陽向。庭が広いその家についに住人がやってきた。ゲームクリエイターの樹は「誘拐だのなんだのと通報されても困るから」とここには来るなと通告する。年の差ラブコメ。

波よ聞いてくれ 沙村広明(アフタヌーン)

北海道札幌のスープカレー屋で働いているミナレは失恋の愚痴を酒場で知り合ったラジオ局員に垂れ流した。それっきりの中だと思えばその時話したものが電波に乗っていることを店内BGM代わりのラジオで気づいてしまった。激昂したミナレは生放送のラジオ局に突撃する。

ルックバック 藤本タツキ ジャンププラス

あと昨日今日と話題が沸騰している藤本タツキのルックバックも読んだ。
ルックバック - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+

台詞なしの画面があまりにも雄弁。143ページもあるとは思えない。読み終わると「漫画がうまい」以外の語彙が消え失せてしまう。
趣味に合わない(グロい)のでチェンソーマンはほぼ読んでいないので、ちゃんと読むのははじめて。映画たくさん見ているんだろうなと思うぐらいにはコマ割りが映画的だった。クラスで一番漫画がうまいと思っていた人間が敗北感を覚えるところや微妙にうまくなっている漫画とか、こいつには勝てないと思ってた人間がめっちゃ自分のファンで雨の中有頂天ではしゃぐ小学生とか、実在の事件1を想起させるところとか、読んだ人間の記憶(トラウマ含む)をクリティカルに引き出すところはすごいと思う。バクマンなのかなあと思いながら読んだけど、藤野は一人で漫画を描けるからそこは違うんだわ。

ウィキペディアのスクショがRTされてきて「藤本タツキの絵柄の目標は沙村広明」というのをみたあとに、パルシーでストーリーチケットほしさに占いのページを設定して「おすすめの漫画は『波よ聞いてくれ 』」って出てきて飛んでみたら沙村広明作品だったので「お導きか?」って思いながら読んだ。面白かったです。

  1. 2種類は目にしたけどまだあるかもしれない []
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