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幕末、とある小さな神社の神官兄弟の話。
弓月は夢に入って過去や未来を見る夢告が得意ではあるけどあまり役に立たない。そこに青戸屋の一人息子の件で夢告依頼が舞い込んだ。青戸屋の幸衛門が随分前に行方不明になった息子新太郎を探すと現れたのは3人の息子候補。この中の誰が本物の新太郎なのか。それを見つけるのが弓月への依頼だった。
確かにあらすじの通り話がよく転がっている。まあ幕末だからー。
他の畠中作品に比べると一段下がる。
しゃばけの若だんなの時は全く思わなかったんだけど、弓月が某てつなぎの青い人に変換された。ちなみに信行は黒い人である(゚д゚)
札差(ふださし)は江戸時代に幕府から旗本・御家人に支給される米の仲介を業とした者。浅草の蔵前に店を出し、米の仲介による手数料を取るほか、給米を担保に高利貸しを行い大きな利益を得た
「女性古書店主に話を聞いてみた」本。
生い立ちから別業種での話、古書店をやるまでの経歴きっかけ開業するときの苦労とか内装はこんな感じにしましたなど。
中にはすげー波乱万丈なひともいたり大変だ。
本の方向的にブックカフェものがたりと似てるかも、と思った。
単行本版が平台でよく見かけていたのですが、何の根拠もなく何の疑いもなく「ギターかき鳴らしながら空色ヒッチハイカーみたいに若者が東から西へ車で旅をする話」だと思ってた私が通ります。正しくは「東京下町にある老舗古本屋『東京バンドワゴン』を舞台とする大家族モノ」でした。ミステリ風連作短編。
帯が「早くドラマにしてくださいっ!」だったけどこれは確かにNHKの土曜9時枠でやってそうだ……
マードックさんの喋りが長いと全部ひらがなだからちょっと読みにくいな。でもこの語り口は好きだ。
アンソロジー。
以下は読んだ順に並んでいます。
- 瞬間、金色/豊島ミホ
- ゴーストライター/瀬尾まいこ
- 残り全部バケーション/伊坂幸太郎
- よろこびの歌/宮下奈都
- あの日の20メートル/福田栄一
- コワリョーフの鼻/中島京子
リリィの籠に収録されてそうだなあ。「忘れないでね」みたいな話。
中学校時代の友人ナナミの子供が産まれた日。私ことシンジュとナナミの学生時代の回想。つかこの字で女の子っていうのはすごいな。
「ぶんちょにされてる子」が意味がよく分からなかったのではみごられたりで絶賛孤立中ということで変換していた。
顔はほんのり赤く染まり、金色の髪が激しく左右に揺れていた。私も跳ねていたはずなのに、ナナミの笑顔はスローモーションになって世界からピックアップされていた。
何回跳んだかは忘れた。ナナミの髪が、点滅するネオンみたいに躍っていたのが、今も目の裏に残る。(P208)
中華料理屋戸村飯店の兄弟の話。
長男ヘイスケ次男コウスケってカタカナだから、もう1人下にオツスケとかオトヒメとかおらんかなーとか思ってしまった。
面白かったので続編というか本編のほうも読もうと思う。
これを改稿したものが戸村飯店青春100連発なんだとか。
ここで終わるのか!と思った。続きが読みたいヨー。
この後岡田はどうなるのかとか家族はどうなるのかとか気になるよー
音大付属高校受験失敗して新設の高校に入学した私の合唱コンクールでの話。
可もなく不可もなくー。
老人と大学生の「ちょっといい話」系。
ほとんど会話文。鼻の話。
主婦の「食品の安全と衛生について」の話からまさかここまで進展するとはおもわなんだ。すごかった。