カテゴリー「 読了 」の記事

1983件の投稿

黒乙女—シュヴァルツ・メイデン—  黒き森の契約者 (富士見ファンタジア文庫 190-1)

設定とかキャラクターとかは好きだけど、文体が読みにくくて最初ぺらぺらしてたら多分買ってなかっただろうなあと思いました。
これがデビュー作でこれ1冊でも終わってますが、あとがきを見る限りではまだ続刊は出そうな感じ?

シェルーナとルビアスの過去話が読みたいです。

夢のような幸福 (新潮文庫 み 34-6)

エッセイ。再読ドドド。

はたらきたい。

これを読むと就職できるZeという本ではない。

採用担当の人の話もあるけど普通に対談として読んで面白かったのは3章です。
板尾創路(芸人)×ピエール瀧(ミュージシャン)×天久聖一(漫画家)×浜野謙太(ミュージシャン)
ザ・自由業の4人による話。本当は看守の仕事を続けたかったけど漫画家になることにしたとか、卒業するために就職活動して卒業できたから仕事は辞めたとか。

天久:なぜ働くかは、いろんな要素があるんじゃないでしょうか。ひとつじゃない。軽くちやほやもされたいし小銭もほしいし。
浜野:そうそう、ちやほやされたい!
天久:褒められたい!
浜野:褒められたい!!
板尾:食べるためだけやったら、こんなに働かなくていいじゃないですか。
瀧:働く生活のほうが面白いからかもしれませんね。家でジッとしてるよりはおもしろいです。毎日ミッション与えられて。

(P151)

こどものころにみた夢

12人による「子どもの時に見た夢」の絵本。
辻村深月の話がジェノサイドでいいなあ。場所問わず、建物でチャイムが鳴るとその建物は閉鎖され、ゲームの舞台となる。1時間後、銃を持った敵が殺して回る。
穂村弘のは本当に子どもの夢だ。いい意味で。

タイム屋文庫

OLをやめて亡き祖母の家でタイムトラベル関係の貸し本屋をはじめた女性の話。別に誰かがタイムトラベルする話ではなくてどっちかというと恋愛方面の話。
タイムトラベルな本でライオンハートが出てきておお?と思った。恩田陸のあれかな。

けどリスがもっと話に絡んでくるもんだと思ったけどある日するっと消えてしまったのが???となった。
前半で期待したほど惹かれるものはありませんでした。

プリンセスハーツ 乙女の涙は最強の武器!の巻 (小学館ルルル文庫 た 1-4)

ルルル文庫最厚記録更新(本文362P)のプリンセスハーツ第3巻。
仮面夫婦は揃って色々と天然でした。確かにオリエの祖父だよなあとか思いました。
密かにツボったのは

「文通の何が悪い!」(P232)

陰謀とラブ具合がいい分量でした。



「少女の揺れ動く季節を瑞々しく描いた珠玉の物語」ってあらすじに書いてあるから梨木香歩か森絵都か瀬尾まいこか桜庭一樹かと思って読んでみた。
実際は姉弟の話でした。
ぶらんこ乗り@いしいしんじを西の魔女が死んだ@梨木香歩で割ったような感じだー。

おまえの前で今、この世でいちばんおそろしいものに生まれ変わってやる……!(P206)

工学部・水柿助教授の解脱

エッセイのような小説。個人的には一番最初の巻の「日常」が好きだ。
読み終わった後ぐぐってみて、あ本当に森博嗣引退するんだなあと思った。

くますけと一緒に (徳間デュアル文庫)

書影があるのを選んでみた。私が読んだのは図書館本なので今は亡き大陸書房版です。
新井素子といえばチグリスとユーフラテスぐらいしか読んだことがなかったので、「新井素子初心者に薦める1冊」とかないすかーと色々聞いて、とりあえず1冊目はこれ。

子どものいない夫婦と、10歳になってもぬいぐるみが片時も手放せない子ども(両親死亡)が家族になっていく話……なんですがラストスゲーよ。
新ジャンル:ぬいぐるみ、ただしヤンデレ

参考:ライトノベル読みにキーワードで勧める「新井素子」初めの1冊@今日もだらだら読書日記。



時代物に出てくるようなところを長距離歩いてみるよエッセイ。
ちなみにタイトルは平成おかち日記でありおとほ日記とかではない。
内容自体は結構古いです。この本自体がどうも新装版用だし。
どのぐらいかというと神戸の酒鬼薔薇の事件の件がリアルタイムだったりする。

「違うよ。海外旅行は怖くないの」
「じゃ、何が怖いんです? 飛行機ですか?」
しょうがない、白状するか。「……異人さん」
「は?」
「異人さん怖いんだもん」
(略)
「外国人が怖いんですか」
「うん……」
言葉が通じないんだもの。
「今時、珍しいですねえ。ひとりで異国船うち払い令をやっているわけですか」
大砲は撃ってないよ。

(P171)
PAGE TOP